
自分の強みを知ると、圧倒的に生きやすくなります。強みを知る方法は、VIAーISなどの無料診断ツールを使ったり、ストレングス、ファインダーなどで診断する方法があります。(リンクに詳細があります。)
また、弱みを避けることも非常に重要です。
強み強みについて、色々調べていると、実は「強みは普段の生活の中で自然と使っているもの」です。ただ自分には当たり前すぎて気づくことができす、他人に指摘されて初めて気づくようなものです。
強みを活かすことを意識することもすごく重要ですが、それと同じ様に、弱みを知り、自分がその弱みのフィールドで働かないことがすごく重要です。
弱みを避けよう
私の場合ですと、細々とした作業を延々と続けることがすごく苦手です。例えば、Excelに数字をひたすら入力していく作業などです。途中でどうしても注意が外に向いてしまい、おろそかになる結果、間違いが頻発してしまいます。”ダブルチェック”といって、私がチェックした後、他人がもう一度チェックすると言うやり方がありますが、どうしても他人に手間をかけてしまいます。
弱みをしっかりと意識できている場合、逆ブランディングを周囲にしていくことをお勧めしています。
逆ブランディングで生きやすく!
逆ブランディングとは、そのままですが、「ブランディングの逆」です。
つまり、ブランディングは自分の得意や強みを他者に積極的に主張していくのに対して、逆ブランディングは、自分の弱みを周囲に前もって言っておくことです。
私の場合ですと、「事務作業の能力が中2レベルです。」とあらかじめ周囲に伝えておきます。そうすると周りの人は事務作業を私に振ることがなくなりますし、うまくいくと補助してくれる人が現れたりします。
しかし、ただ自分の弱みを発信するだけでは、「逃げているだけ」と捉えられてしまいます。実際に、過去に一生懸命改善に向けて取り組んできた結果、それでもできないと言うことをセットで伝えることがすごく重要です。
例えば、私の場合ですと、
「事務作業が中二レベルです。過去に事務作業の能力を上げるために、ひたすら残業して事務作業をこなした時期が2年ほどありました。しかし、それでも平均より下くらいのレベルにしかなりませんでした。その経験から、明らかに自分がそういったことが不得手であることがわかったので、周りの人に迷惑をかけないように、前もって事務作業が苦手なことを周囲の人に伝えるようにしています。」
と言うふうに「逆ブランディング」できれば完璧です。
もちろん、それでも「努力が足りない」とか、「事務作業ができないなんて社会人失格だ」と思う人もいるでしょう。考え方によっては実際その通りだと思います。
しかしそういった人とは、無理に付き合う必要は無いと私は考えています。
合う人とは合いますが、合わない人は合わないのです。世の中、成ることは成るし、成らない事は成らないのです。これはもうどうあがいたって仕方がない真実です。
無理に合わすとお互いにストレスを溜めていいことがないので、そっと距離を取ることが1番の対策だと思っています。
自己肯定感が高くないと弱みは受け入れられない
弱みを周囲に伝える事は結構勇気の要ることです。なぜなら、弱みにつけこまれ、周りの人に捨てられるのではないか?という恐怖を抱くからです。
太古の昔から、人類は助け合い生きてきました。
私達は、生物の1個体としてはすごく弱いので、1人になってしまうと生きていけないということが、理屈ではなく、DNAレベルで本能的にわかっています。
なので、弱みを告白すると捨てられて死んでしまうかもしれない…と言うような本能的な恐怖が襲います。
しかしそれで捨てられてしまうのなら、それはそれで仕方がないことです。
捨てる神あれば拾う神ありという言葉がありますが、まさしくその通りで、同じ事務作業が苦手な人には共感を持ってもらうことができ、お互いに助け合うことができたりします。
自己受容の1つとして自分の弱みを受け入れ、それを周囲の人に伝えてみることをやってみましょう。そうするとどんどん生きやすい環境が整ってきます。
「みんなできることなら私もできる」というわけではない
社会では、「みんなできているのに、なぜあなたにはできないの?」と言われてしまうこともあるでしょう。しかし、皆が同じように同じ能力で同じことをして生きていく必要は全くありません。
むしろ皆違うからこそ助け合いができるし、人類は今まで生き残ってくることができたのです。
社会に出ると平均か、それ以上の能力をなんでも求められますが、そんなことが超人でなければ無理な話です。
自分の得意分野や強みを活かし、弱みのフィールドからはさっさと退場してしまうのがウェルビーイングな生き方をする上でおすすめです。