職場でいじめられていた,極貧で無能な理学療法士の話

理学療法士,いじめ


私はつい2年前(2015年)まで、

  • 「サビ残上等」のブラック病院勤務
  • 理学療法士の全国平均年収390万円以下の給料
  • 二人の子供がいて、共働きをしていない一馬力家庭(保育所に入れない)

で理学療法士として働き、極貧生活を送っていました。

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この前、Twitterでこのようなことをつぶやいたのですが、実はこれ、手取り20万切っている、ということ以外は全部過去の自分のことです。

バイクで現実逃避ツーリング

当時の給料の手取り額は20万円前半ほど。そのうち私のお小遣いは月2万円。月20万前後で二人の子供がいる家庭をやりくりしていたことになります。

私の唯一の趣味はバイクで、少ない給料から年間6万円強もの任意保険料を支払い、自分のお小遣いでガソリンを入れてよく田舎に1人でツーリングに行っていました。

バイク
私の愛用していたバイク kawasaki Dトラッカー

当時、私が月に使う最大の出費はバイクのガソリン代900円くらいです。

ちょうど、4月の今頃の季節に山道を走ると、緑のトンネルを抜けて走れてすごく爽快です。

疲れると、田舎の誰も通らない田んぼのあぜ道でバイクを止め、ぼーっと缶コーヒーを飲むのが至福の時でした。今思うと単純に現実逃避ですね。

 

250㏄のバイクなので高速に乗ることもできましたが、お金がもったいないのでどこに行くのも常に下道。極寒の真冬でも運転が楽しいのでいくらでも走れました。

子供が幼稚園に

そんな生活をしていて、2年ほどすると子供が幼稚園に行く時が迫ってきました。

私には双子の兄(当然同じ年)がいて、彼は理系出身で年収800万円ほど。私からするとエリートです。月に1回は実家に帰って兄弟で話をしていましたが、普通に話していてももう生活水準が全然違うのがすぐに分かります。

「なんなん?嫌味?富裕層やん・・」って感じですね。私は妬み、嫉み、ひがみという人間最大の負の感情をこの時身をもって理解しました。笑

 

兄の子供は私立幼稚園に通っていました。子供の話をしていて、「うちは私立は無理やな・・」と思うと子供に申し訳なくて仕方なかったです。

もちろん、幼稚園を私立にしたくらいで子供の人生が大きく変わるなんてことは考えにくいですが、私の稼ぎが悪いために子供の環境に明らかに影響を与える現実を目のあたりにするのは、本当に辛いことでした。

毎晩、子供の寝顔を見ながら「ごめんな、稼ぎが悪くて・・・」と思うと涙がこぼれそうでした。

新人教育という名のいじめでロックオン

理学療法士,いじめ

当時働いていた病院でも、無能でどんくさい私は上司に目を付けられ、「新人教育」という、いかにもそれらしい正義の名の元に徹底的にいじめ抜かれました。

私が臨床に出て1年目の時に上司に気に入らないことを言ってしまったことが発端です。他の人と同じことをしてても私だけ呼び出されて説教、みたいなことは日常茶飯事です。

 

「お前はこの仕事に向いていない、辞めろ」とよく言われました。

当時の職場の病院にはリハビリで床上動作を練習するための和室があり、そこは職員から「説教部屋」と呼ばれていました。その上司は事あるごとに、そこに職員を呼び出してふすまを締め切って密室を作り、正座させて「お前のために言っている!」などと説教をし、ストレス発散しているようでした。

私はそこの常連客です。今でも畳の匂いを嗅ぐと気分が悪くなります。笑

 

先輩もそれを知っていて、私に向かって「ありがたや~!」と上司のいないところで手を合わせて私をよく拝んでいました。笑

その先輩は、私が入職するまでは上司に目を付けられており、私が来てからはほとんど怒られなくなったそうです。私は「身代わり地蔵」みたいなもんですね。

私は自分で言うのもなんですが、タフで我慢強い性格です。まぁ、違う言い方をすると鈍感とも言いますが。笑

 

その職場の通説として、その上司に”ロックオン”された新人セラピストは大体2年くらいで辞めるか、3年メンタルが持ったら良い方だと言われていました。しかし、私は完全にロックオンされながらも、なんと5年もぎりぎり健全なメンタルを保ち続け、愚直に働きました。同僚は私のタフさに舌を巻いていました。

 

その上司と特定の先輩以外はみんな私に良くしてくれて、特に後輩達が仲良くしてくれていたから、何とか続けられたのだと思います。

当時私は、例えお金が無くたって、セラピストとして一生懸命勉強して、患者さんにも一生懸命尽くして、他人に喜んで貰える仕事をして、家族にも身の回りの人にもちゃんと優しく接していれば、きっといつか人生は良くなる、好転していくものだと思っていました。

しかし、待てど暮らせど、一向にその兆しはありません。

 

やがて、やっぱり子供に自分の稼ぎのことで迷惑を掛けるのは嫌だ・・という想いがどうしても強くなり、何か良い副業はないかと来る日も来る日もネットを検索し、このブログを始めることにしました。

 

もし、子供が「医者になりたい」って言い出したらどれくらいの学費がいるのかな?とか調べたりしていると、「こんな所でいじめられている場合じゃない!」と強く思うようになりました。

 

そこから、どうすれば給料が上がるのか?を自分で考え抜き、情報収集し、面接を受けまくり、ちゃんと人件費を割いてくれる訪問看護ステーションに転職しました。

参考)どうやって転職したのかはこちら 経験者が語る理学療法士の訪問リハビリへの転職「訪問看護ステーションの選び方と求人の探し方について」

 

結果、今ではブログ収入も合わせて当時の約2.5倍の収入になりました。もうすぐ3倍に到達しそうです。

参考) どこにでもいる普通の理学療法士が2年で年収を2.5倍にした2つの方法

 

たぶん、私が1人身だったら、今頃まだ田舎のあぜ道で缶コーヒーを飲んで「世の中お金じゃない・・人に尽くしていれば何とかなる」などと現実逃避していると思います。

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お金は幸せになるための道具です

この前このようなツイートを見かけました。

内容を要約すると、メキシコの田舎町の漁師が、MBAでビジネスを勉強した旅行者に、もっと魚を沢山取って会社をすれば儲かる、というアドバイスを受ける物語です。

しかし、漁師はそんなことしなくても、魚を捕る量を自分達が食べれる分だけにすれば、残りの時間で友達とお酒を飲んで歌って楽しく過ごせる、と言います。

「結局会社を経営して、お金持ちになったところで、最終的に楽しいと感じることをやるなら一緒だろ。それならお金儲けなんて周りくどいことしなくても、今すぐに楽しいことして過ごせば良いんじゃない?」というお話です。

お金儲けの馬鹿らしさを説いた内容です。

 

自身の経験から、これは「私の考えとはちょっと違うのかな?」と思いました。たぶん独身の人には支持される内容ですが、家庭持ちには支持されない内容ではないかと思うのです。

友達と飲んで歌って、大人は楽しく暮らしていてそれで良いかも知れませんが、もし子供に将来どうなりたい?って聞いて、「私の夢はお医者さんになって体の悪い人を治してあげることなの!」って無邪気に言われたらどうします?

 

「うちはお金ないから無理。諦めて私たちと同じようになりなさい。ほら、お酒飲んで歌えば楽しいよ?」なんて私は言いたくありません。

子供には私たちの価値観を押し付けるのではなく、自分の未来を自分で選ばせてあげたい。

 

お金がないと、圧倒的に人生の選択肢が狭くなります

そして、人生は長い

飲んで歌っていたって、いずれ飽きます。昔の人間50年の時代ならそれで良かったでしょうが、今は90歳まで生きるつもりでいた方が良いでしょう。

 

医者になりたいと子供が言うのは少し極端な例ですが、子供の望むことで、親も必要だと判断できることを叶えてあげるためには、それなりの環境を整えてあげなければならないと思います。

そのためには世の中ではお金が必要な場合も多くあると思います。そして、それは親しかできないことなんですね。

 

世相を見ていると、今後徐々に教育費も下がっていくとは思いますが、それでもやっぱり、今はまだ子供や自分の周りの身近な人を守るためには、ある程度の収入が必要だと自身の経験から思います。

 

お金を稼ぐことは悪いことだとか、卑しいとか、リハビリの仕事はお金じゃない、という意見も分かりますし、つい2年ほど前は私も実際にそう思っていました。

 

でも、無かったら困ることはあるけど、あって困ることはないと自身の経験から思います。稼げるなら稼いだ方が良いに決まっています。

お金なんて幸せになるための道具でしかありませんから、要は「使い方」が一番の問題ではないでしょうか。ナイフとかも同じでしょ?道具ってそんなもんですもんね。

 

私は今でもGUで1280円で買った靴を愛用していますし、いつでも全身ユニクロです。笑

 

私はお金は使い方が一番重要だと思うので、要らないとこには一切お金を掛けません。今これを書いているPCも3万円の格安PCですし、これで充分です。ブロガー気取ってMacなんて別に私には必要ありません。欲しい人は買えばよいと思いますが。

 

貧乏耐性には誰よりも自信があるので、お金なんて大して使わなくても、一人なら何とでもして生きていく自信があります。

ただただ、今はお金は子供たちの将来のために使おうと思っています。そして、自分と嫁の将来のために少しだけ。

日本の未来がとても明るく思えないので、子供たちにはせめて親としては最低限自分の手の届く範囲で幸せになれるように守ってあげたいと思っています。

まとめ

自分語りばかりで下らない内容の記事だと思います。でも私はこの記事を書きたくて堪りませんでした。

もし、私と同じような想いを持って苦しんでいる人がいるなら、少しでも参考になれば幸いです。

 

私は思うのですが、あの時の経験がなければ、きっと今このようにはなっていないと思います。上司が憎いとかも全く思いません。そんなこと考えてもしょうがないですから。ただ運が悪かったな、と思うだけです。上司には私と違う遠い場所で幸せになって欲しいと思っています。笑

危機感と不安、将来への恐怖に毎日押し潰されそうで、絶望していたからこそ、がむしゃらに人一倍色々と頑張れたんだと思っています。死に物狂いで這い上がる力ってすごいです。

人間、自分のためだけに頑張ると脆いものです。誰かのために、って思うと力が湧いてくるものだと思うのです。

今苦しい環境にいる方は、いずれ、その経験が強力な武器になります。絶対に負けないで下さい。それが今回私の最も伝えたかったことです。

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2件のコメント

  • 大岩

    30歳PT、2児の父です。私も子どもができたことでお金に対する考え方がかわりました。独身なら自分さえよければよいですが、自分のせいで子どもの可能性をつぶしてしまうのは耐えられません。今回の記事は私も共感するところが多くありました。
    職場の人間関係で悩むことはなく、それなりにやりたいこともやらせてもらっていますが、給料が手取り20万程度なのは共通するところでこのままでは苦しいなと思っています。
    また公立病院なので、基本的に副業はできない環境です。
    このブログで刺激を受けて私も1〜2年で転職も視野に入れて収入がアップするように行動したいと思います。

  • hideyuki

    コメントありがとうございます。大岩様の今後のさらなるご活躍をお祈りしています。


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