【体験談】どこにでもいる普通の理学療法士が2年で年収を2.5倍にした2つの方法

理学療法士,給料


タイトルからいきなりお金の話で申し訳ありません。

あまりそういった話はしたくないのですが、あえてさせて下さい。本当に重要な話なので、つつみ隠さず、本音で話したいと思っています。




そして、始めだけでも良いので以下の文章を読んで見て下さい。絶対にあなたにとって無駄な時間にならないことをお約束します。

お金が全てではないがとてつもなく大切

あなたは今の給料に満足していますか?

 

満足しているなら、私の以下の提案は意味がないと思うので、ここで文章を読むのを辞めて、自身の有益な活動に時間を割いて下さい。

もし、満足していないのなら、私の以下の提案を真剣に検討してみて下さい。

私はこのブログを始めておよそ2年間の間、ずっと一貫して主張してきたことがあり、それは「自分たちの未来は自分で作っていくべきだ」ということです。だから「未来のPT」というブログタイトルにしました。

 

あなたは、自分たちの将来を安心して過ごすために、まず、何が必要だと思いますか?

 

もちろん健康であり続けることも重要でしょうし、孫や家族、心許せる友人の存在も大切でしょう。でも、一番なくてはならないものがあります。

 

お金です。

健康管理にもお金は必要ですし、家族や友人との付き合いにだってお金は必要です。必要最低限のお金は確保しておかなけれなりません。

 

お金が本当にない生活を体験したことがありますか?

私は学生時代にアルバイトを一切しないで、趣味の音楽に没頭していた時期があり、その時にはほとんどお金を持っていませんでした。財布にはいつも千円程度しかありません。貯金は800円とかでした。

お金が一切ないと、本当に身動きが取れないんです。外に出ても何もできないし、電車にすら乗れない。

もう、本当に外に出る気力が無くなってきます。

 

健康で体力があり、充分体を動かせる若い時の私でさえそうだったのに、年を重ねた老後にはお金がないと、もっと動きにくくなってしまうことは明白です。

そうなるともう、家に引きこもっているしかないです。それで健康を維持したり、他者との交流を通して充実した人生なんて送れるはずがないと思うのです。

 

これから、さえないごく普通の理学療法士である私が、わずか2年で年収を約2.5倍にした方法をお伝えします。

しかも、これは結構簡単にできてしまうことなので、再現性は非常に高いです。はっきり言って誰にでもできることです。(一部再現性が高くないこともやっていたので、その部分に関しては”再現性が高くない”とちゃんと書きますね。)

 

私は、このリハビリの仕事が本当に好きです。でも、好きだけでは稼げないのが現実です。

 

過去の私のように「仕事が好きだけど稼げない人」が幸せになって欲しいと思っています。

たいした技術や知識なんてないけど、患者さんを想う気持ちだけは負けない。

そんなリハ職はもっと金銭的にも認められても良いと思うのです、いや、認められるべきです。

だから私はここで自分でコツコツ実験して、実際に給料を上げた方法を公開します。

 

年収が2年で2.5倍???嘘くさいと思いますよね??

でも、これは本当です。

 

自身のブログで嘘を書くのは本当にデメリットしかないのです。嘘なんて書くだけ無駄どころかマイナスにしかなりません。そんなこと私はしたくありません。

 

お金の話=いやらしい話

と認識している方は以下の文章を読まない方が良いでしょう。すぐに画面を閉じて下さい。

 

でも、もし、家族を含めた自分たちの未来を自分で切り開いていきたいと強く願う方は以下の文章をぜひ読んで見て下さい。

療法士の給料は安い⁉

職種ごとの年収を調査している年収ラボによると、ここ数年の療法士の給料は下がり続け、現在390万円となっています。これは本当なのか、私なりに計算をして考察したのですが、実態として適正な数字だと思っています。

※考察した記事「なぜ理学療法士は給料が安い?」理学療法士の給料が支払われる仕組みについて解説

さらに、昇給が少ない業種です。今後、普通に働いていても給料が大きく上がることはないでしょう。

 

で、理学療法士の年齢の中央値は日本理学療法士協会の統計情報によると、26歳~30歳となっています。

現代では晩婚化が進み、厚生労働省が発表している平成23年の平均初婚年齢は、女性が29.0歳、男性が30.7歳。療法士が就職するのが学校を卒業した22歳。

この数値をみると、理学療法士は国家資格を取得し、働き始めて3、4年程度すると結婚したり、自身の環境が大きく変わる人が多いことが分かると思います。

実感的にも、周りの同僚や後輩も3年目くらいになると、給料について不満を持ち始める人が多いですよね。

これは仕事に慣れて他に目が向く余裕が出てきたから、と思われがちですが、実はそれだけではなく、友人が結婚したり、子供ができたりして自身の周りの環境が変わってくることも一因としてあるでしょう。

 

私の場合は、理学療法士の資格を取ったのが30歳で、資格取得と同時に結婚し、3年後には第一子が誕生しました。

 

それまでは、他の仕事を正社員でやっていたり、それなりに他の業界も見てきました。

 

正直、国家資格を持っているだけで他の何も資格が必要ない仕事をするより優遇されていることがたくさんあると思います。

患者さんに”先生”と呼ばれ、初任給も比較的高い。仕事の成果として、患者さんは涙を流して感謝してくれることも良くある。

私も働き始めた頃は、「何て良い仕事なんだ!」と感動すら覚えました。「手に職を持って良かったな~」と思うことがたくさんありました。

 

でも、今後はどうなっていくか分かりません。

手に職を持っているだけで安泰な世の中ではなくなってきています。

士業と呼ばれる”手に職系の仕事”の没落を敏感に感じている人も多いと思います。

 

士業の代表格であるような弁護士でも食えない人が増えてきており、最近では薬剤師などもそうですが、資格を持っていれば安泰という時代はもう終わろうとしています。

今後、士業はジリ貧で徐々に生活が厳しい状態になっていくことは明白です。

療法士は治療技術では食っていけない

療法士なら一度は夢見るであろう、独立開業

ネットで「理学療法士の給料」と検索すると、「独立開業すれば年収が上がる」などと書かれていたりします。しかし、これを鵜呑みにしてはいけません。

 

業界の内部のことを知らない人が書いているのだと思います。

私の知り合いで整骨院(彼は理学療法士と柔道整復師のダブルの資格を持っています。)で開業した方がいますが、3年程度で店を閉め、今は従業員として雇われて訪問リハビリで働いています。

 

「なんで辞めたの?」と聞いてみると、「しんどいわりに儲からないから」とのことでした。

詳しく聞いてみると、とにかく経費が掛かる割に、レバレッジの効きにくい1対1の治療を行うので、収益を出しにくいのだそうです。しかも、お客さんが減れば、収入は即下がります。

「今月はちゃんとお客さんが来るのだろうか・・・」毎月不安に怯える毎日だったそうです。

 

普通に組織に雇われている方が全然楽だし、たとえ少なくても安定して毎月収入が入ってきます。

 

腕一本、治療技術だけで生きていくというのは、過去には私たちのような職業にとって大きな目標になることでしたが、今ではそれは幻想であり、実際にそうやって独立した人は実際のリハビリ技術・治療以外のことをして何とかやっていっているのが現状です。

 

純粋に治療技術だけで生きていくことはできないのです。

自分たちの老後はどうするか?

日々リハビリの仕事をして高齢者と接していると、

「自分の老後はどうなるのだろう?」

と考えてしまいますよね。

 

いくら専門知識を習得して健康に気を付けていても、自分が絶対に介護が必要な状態にならない、と言い切ることはできません。

介護保険などの手厚い国の保証や給付は、私たちの30歳代の世代が高齢者になる頃、今のようには当然ふんだんには支給されないでしょう。

自宅で生活できなくなったら施設に入ることも考えなければなりませんが、施設に入るには最低でも月20万円以上のお金が必要です。

現在、65歳から受け取る年金額は、厚生年金と基礎年金を合わせて月16万~17万円程度です。

現時点でこの金額なので、将来はもっと下がっています。

 

足りない分のお金はどうするべきでしょうか?

貯金で補う必要があります。

もちろん、貯金をしていれば絶対安泰という訳ではありませんが、無ければ話にならないでしょう。

 

私は自分に子供ができたときに自分が加入している保険を全て見直しました。

専門家であるファイナンシャルプランナーに私と家族の老後の資金をどのように貯蓄していけば良いのか相談しました。

 

老後に必要な資金を計算すると「今のように年金がもらえると仮定して、老後までに必要な貯金は3000万円くらいあれば十分ではないか」とのことでした。

 

この話はかなりおかしいことに気付かれましたか?

「年金が今のようにもらえると仮定して」という基本的な考え方から間違っています。今のまま30年も年金受給額が変わらないことはほぼ100%ありません。

 

容赦のない現実は、体が動きにくくなって働けなくなる可能性の高い自分の老後に「3000万円の貯金をしていても全然足りない」ということを突き付けています。

 

平成27年度の総務省の統計では、世帯主が65歳以上で2人以上で構成された「高齢者世帯」の1カ月の支出額は「253,786円」となっています。

 

現在の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳。つまり、働けなくなって収入がない状態で20年以上生きていくことになるのが私たちの世代です。

 

統計により、夫婦二人世帯で25万円月に必要と仮定すると、25万円×12カ月で年間最低300万円必要です。

300万円が20年。

老後の資金として最低でも6000万円必要ということになります。

 

私は今35歳なので、高齢者になる65歳までの30年間で6000万円を貯めようと思うと、10年で2000万円、1年では200万円貯金しなければなりません。

 

理学療法士の平均給料は上述の通り総支給額で390万円です。

手取りは実際300万ほどになります。

300万円のうち200万円を貯金していかなければ老後の心配はなくならないということになります。

月で換算すると、およそ16.6万円貯金しなければなりません

 

月給のうち約半分以上は貯金しなければならないことになります。

(もちろん少しは年金がもらえる可能性もありますが、大した金額ではないでしょう。最低でも10万円は毎月貯めて30年程それを継続しなければならないはずです。)

 

できますか?

普通は無理です。

 

ちなみに、今30歳の人であれば、あと35年で6000万円を貯めればよいので、同じように計算していくと1年で171万円貯金が必要になります。月には14.25万円で済みます。

少しましですが、どっちにしろ難しいことには変わりありません。

どうすれば私たちの老後は安心できるのか?

それでは、私達はどうしていけばよいのでしょうか?

 

生活を極限まで切り詰めて節約して月16.6万円貯金していきますか?

そんな生活が楽しいとはとても思えませんよね。

 

将来のために今苦しい想いをして過ごして、老後になる前に不慮の事故で亡くなってしまったら何にもなりません。

だから、もう、あまりナーバスにならずにパーッとお金を使ってしまいしょうか?

若い時の充実した体力や気力は今しかありません。今しか人生を思いっきり楽しめる時間はないかもしれませんよね。

 

何かあったらその時で、「何とかなるさ!」と生きていくのが良いのでしょうか?

 

厚生労働省の発表によると、現在の生活保護受給者の約半数以上が60歳以上の高齢者です。きっと、受給されている人の多くが若い時に「なんとかなるさ!」と生きてきた人ではないでしょうか。

 

実際、生活保護を受給することで「何とかなっている」ことは間違いありません。でも、この実態を知ってまだ「何とかなるさ!」で生きていこうと思いますか?私はそうは思いません。

 

それではどうすれば良いの?って思いますよね。

結論を先に言うと、「収入を増やせばよい」のです。

 

これまでの考察はすべて理学療法士の現在の平均年収を前提に考えています。その前提を変えなければ、どう考えても理想の老後を迎えることはできないでしょう。

でも、簡単に収入を増やせるなら誰も苦労しませんよね。

 

そこで私は今回「2つの提案」をしたいと思っています。

それがこの記事の趣旨です。これは私がブログを始めて毎日のようにパソコンに向かって誰も見ていない記事を書き続け、やっと成果が出始めた今だからこそできる提案です。

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私の言うことを信じられないのは当然です

私がこのようにブログで個人の意見を書いても「本当かよ?」って思うのは当然だと思います。

 

一応日本では表現の自由が認められており、ブログで何を書いて情報発信するかは公序良俗に違反しない内容であれば何でも良いはずです。

しかし、その内容を簡単に読者に信じてもらうことはできません。

 

そして、私もあなたの意見と同じく、そんなものを鵜呑みにしてはいけないと思います。

会ったこともない、誰だか分からないブログに書いてある個人の意見なんてまともに聞くのはどう考えても賢明ではありません。

 

しかし、私がこれから書く内容は、個人の見解の範疇ではありますが、私はこの考えを元に約2年間努力を重ねて収入を2.5倍以上にしています。もちろん、私の現在の収入は療法士の平均給料・年収を大きく上回っています。

つまり、実績があるということです。

 

普通のサラリーマンが、いくら優秀で仕事の成果を出しても、わずか2年で収入を2.5倍にすることは不可能でしょう。

 

しかも、私は職場で厳しい上司に目を付けられていじめられていたような、決して優秀な人間ではなく、普通以下の冴えない人間です。

その私でも短期間で収入を2.5倍にすることができた方法です。普通の人がやればもっと稼げてもおかしくないと本気で思っています。

いじめと貧乏

私は療法士に成りたての頃に就職した先で、恐ろしい上司に目を付けられいじめ抜かれました。辞めろとか、この仕事に向いてないと言われるのは日常茶飯事でした。

私の同期は難なく、その上司とも上手く距離を取りながら仕事していましたが、私は上手く立ち回ることができず、結果そうなってしまったのです。

簡単に言うと「どんくさい」んですよね、私は。

 

さらに、そこの職場では、実習生ではなく、就職して実際に働いているのにも関わらず、毎日デイリーレポート(今日診た患者さんの考察をA42枚に書いてくる)を提出すること毎日上司の命令でやっていました。

患者さんをリハビリし、全ての業務が終わるのが午後6時ころ。そこから説教が毎日2時間ほど。

家に帰ると9時半~10時で、そこからデイリーレポートを作成する毎日です。

色々調べながら書くので、寝るのは毎日2時か3時でした。そしてそれはいくら頑張って書いても、翌日の説教の元になるだけです。

 

  • 上司:「こんな考え方をする奴には患者さんを任せられない」
  • 自分:「いくら調べてもこれくらいしかわからなくて・・ではどう考えればよいのでしょうか・・・?」
  • 上司:「ふざけるな!それを他人に教えて貰おうとするのが甘いんだ。お前みたいなやつは嫌いだ。」

 

という具体的な話の一切ない、ただただ「お前の考え方がおかしい。お前が嫌い。」ということを毎日激しい口調で2時間くらい言われ続けます。これが上司にとっての”新人教育”です。

 

また、その頃には私の給料は平均給料にも満たない手取り23万円ほどでした。年収約340万です。

その給料で2~3年ほど子供一人家族3人で生活していました。

 

外食になんて当然月1回でも行くときついし、百円均一のお店で買い物をするのもためらうレベルです。子供に高いおもちゃなんて買ってあげれないし、質素この上ない生活をしていても貯金はできず、本当に苦しい、その場しのぎの生活でした。

嫁は美容院に通うのがもったいないからと、できるだけ髪を切らないようにし、私は服など買わずに独身時代の数十年前に買った服をいつでも着ていました。

 

職場で私はいじめられ、給料は家族が死なない程度ぎりぎり与えられているような状況。

 

こういう状況になると、人間は「とにかく今の職場を辞めたらもっと大変になる!!」と必死で食らいつこうとするようになります。

慢性的な睡眠不足も影響してるのか、判断力が鈍り、「いくら辛い職場でも絶対に離れてはいけない」と強く思うようになるのです。過労死や自殺する人はきっとこの状態に近いのだと何となく思います。

 

人生への絶望は人間から思考する能力を奪います。私はそれを身をもって体験しました。

 

もちろん、自分の将来のことを考える余裕すらなく、ただただ生きるために怒られ、いじめられ、働き、家にわずかなお金を入れることが自分の使命だと思い込んでいました。

こうやってどれだけ辛くても生きていくことが人生なんだ、仕事なんだ、社会人なんだ・・と勝手に自分で思い込んで納得させていました。

 

しかし、私の子供もいよいよ来年から幼稚園に行くことになった時、私は心機一転、絶対このままではだめだ!!と強く思い、今の職場を辞めて転職することを考え始めます。

私自身はいじめられても、いくら貧乏でみじめでも耐えることはできますが、小さい子供たちにこれ以上の我慢を強いることはできないと強く思ったのです。

短期間で確実に給料を上げた私の方法①「転職」

私が取った行動は、まずは働きながら、もっと給料の良い職場がないのか必死で探すことでした。少しでも給料が上がるならそれで良いと思っていました。

来る日も来る日もネットの求人を眺め、駅に置いてある求人誌も読み漁りました。

ネットでは理学療法士は稼げない仕事というのが定説のようになっており、全く期待はしてなかったのですが、調べてみると、私の住んでいる大阪では年収500~600万円稼げる職場も結構ありました。

 

私はその頃に流行り始めていた転職サービスにも複数登録マイナビ コメディカルメドフィットという転職サイトです。)し、担当の方と電話とメールでやりとりしながら、給料が高い職場をひたすら探しました。

3カ月くらい悩み、面接を複数受け、結局今の職場で働いています。現在の職場は訪問看護ステーションで、訪問リハビリを行っています。医療法人ではなく、月給制+歩合制の給料形態の株式会社です。

 

働き始めたころは件数が少なく、あまり給料は変わりませんでしたが、今では1日7~10件くらい訪問しており、歩合給がかなり発生しています。

これだけでも年収は1.7倍くらいになりましたし、前の職場よりも断然楽して多くの給料がもらえるようになりました。

専門職(士業)の「勉強至上主義」の実質的崩壊に気付いている人は少ない

療法士は、「勉強できる職場が良い」と、たとえ給料が少ない職場でも下積みだと思って働いている人も多いです。私は独身ならそれでも良いですが、家庭持ちの療法士にとってそれは「甘え」だと思っています。

だって、あなたのプライドを充足させる(いくら口では患者さんのためといっても、少なからず自分のプライドがどこかに必ずあるはずです)勉強のために家族は少ない給料で色々我慢して生活している訳ですから、迷惑を掛けているのです。

甘えか道楽以外のなんでもありません。

 

しかも、そこで下積みすれば、必ず給料が上がるという保証はどこにありますか?

具体的にいつ、どのくらい給料が上がるのでしょうか?

 

「何となく上がるはずだ」では夢見る小学生と同じで、とても現実的な考えではありません。

 

私たちの業界には「勉強(≒input)至上主義」みたいな人がたくさんいますよね。

これは、元をたどると、過去のキャリアモデルから派生した考え方です。

10年~15年ほど前の過去には理学療法士は「儲かる仕事」だったので、その給料をさらに勉強会やセミナー、書籍購入につぎ込んで勉強し、キャリアをステップアップしていくことがセオリーのひとつだったのです。

そして、今の世代の療法士にも同じように、そのようなことを平気で言ったりする。「若い時はとにかく勉強だよ!」って。

でも、そんなの嘘です。

 

いや、正確には嘘ではないのでしょうが、今のご時世に合った、最適な考え方・やり方ではないのです。

ベターかもしれませんが、絶対にベストではありません。下積みなんてできればしない方が良い。

 

今は、過去の私のように何も考えずに就職すると、家族が生きていくので精一杯なだけの給料しかもらえません。当然、馬鹿みたいに高いセミナーや勉強会になんて行けません。

 

もう、療法士が専門職としての勉強一筋でやっていける時代は終わったのです。私はここで、はっきりとこれを明言したいと思います。

 

まず、そこに気付かないといけない。そして、それを後輩にちゃんと事実として伝えていかなければならない。

私はこのブログで手を変え、品を変え、あらゆる方法で一貫してそれをお伝えしています。

 

当然そうすると、旧世代の方たちと意見が合わないので「勉強しないならこの仕事辞めろ!」と言われることもあると思います。お前みたいな奴がリハビリをしていると患者さんのためにならないと。

でも、そんなことはどうでも良いことです。

私はその人たちを喜ばせるために理学療法士をしているのではなく、患者さんと家族に喜んで貰いたいからこの仕事を続けています。

そして、現在、何とか両者とも喜んでくれています。

私は訪問リハビリで一日に7人から10人のおうちを周って、恐らく今まで百人単位で診させて頂いていますが、クレームが来たのは1件だけです。

(クレームの内容は、私が帰った後にベッドのシーツがしわになっていた!もうあいつは来させないでくれ!と事務所に電話がありました。反省し、それ以降どこのご家庭にお邪魔してもしわをきっちり直すようにしています。)

もちろん私も完ぺきではありませんが、患者さんに満足感を提供することも私たちの仕事の重要なことの一つだと思っています。

 

重要なことなのでもう一度言いますが、終身雇用や年功序列が実質崩壊しているのと同じように、療法士が専門職としての勉強一筋でやっていける時代は終わったのです。

なかなかこれは公(おおやけ)には言いにくいことです。しかし、私ははっきりと言います。

 

みなさんも薄々このことに気付いておられると思います。そして、その感覚は正しいのです。

私はそれをこのブログを通して皆さんにお伝えしたいし、想いを共有したいと思ってずっと続けてきました。

 

そして、2017年現在、私のこのブログは月間40万人以上の方に見られています。1日1万2000人程度が訪問し、「未来のPT」というタイトルで1日130人程度の人が検索して訪問されています。

これは、私の感覚があながち間違いでない、ということを示しているのではないかと思っています。

 

そして、私はこの考えを元に実績を積み、短期間で収入を大幅に上げることができました。これで収入が上がっていないなら、私はこのような記事を書きません。

書いても信ぴょう性がないし、実績を伴わない戯言(ざれごと)など誰も求めていないし、信用されないことは私だって理解しているつもりです。

 

時代はいつだって変わっていきます。そして、その変化は年々速くなっていっています。

前の時代の人たちと同じキャリアプランは、今後どんどん通用しなくなっていくでしょう。

  • 先輩や上司、親がこう言ってたから・・
  • 国の方針がこうなっていくから・・

そんなのすべて信じてはいけませんし、言い訳になりません。

 

それらはあなたの人生の方向性を決定付けるものではなく、ただの参考情報にしかなりえないのです。

もし、他人の考えに便乗して楽して人生を送ろうと考えているのなら、きっとあなたはどこまで行っても幸せにはなれないでしょう。

なぜなら、他者に完全に依存している人は、なにか思い通りに行かなかった時に必ず他者のせいにするからです。

 

未来は誰にも分りません。どんな識者にも分かるはずがありません。だからこそ、自分で自分の未来を作るしかありません。

良いことも悪いことも、自分の責任として全部引き受けることです。それが、人生を主体的に生きていくことであり、未来を自分で作るということです。そして、その態度でしか幸せを掴むことはできません。

 

思考停止していては、どんどん取り残されていく社会になっていきます。

今後は、自分で自分のことを深く知り、自分に合った道を自分で切り開いていく覚悟が必要です。

そのためには、新しい知識を補充しなければならないでしょうし、かなりの時間を割いた労力が必要になることもあるでしょう。

 

10年も前の先輩の言うことを聞いて同じようにキャリアを育てようなんて甘い考え方は通用するはずがないんです。みなさんは惑わされないで、自身の感覚を信じてほしいと思っています。

 

給料が安い職場で働いていて不満を漏らすなら、一刻も早く、即、転職すべきです。余談は許されないし、「今の職場の人間関係が良いから・・」などと悠長なことを言っている場合ではありません。

私は35歳で療法士が飽和しているといわれている都市部で転職しましたが、それでも一発で面接で合格しています。特に時別な面接のための努力もしていません。

いつだって遅いことなんてありません。

 

転職ってあまり良いイメージを持っていない人もいると思いますが、私は転職して本当に幸せになりました。

今の職場では、普通に上司と話ができて、頑張れば評価され、ちゃんと給料に反映されるのです。本来は当たり前のことかもしれませんが、私にとってはすごく嬉しいことで、信じられないことでした。

子供たちにも好きなだけおもちゃを買ってあげられるし、将来のために教育費を少しづつ貯金できるようになりました。

 

もちろん、コロコロ短期間で転職しているとキャリアにマイナスになる場合もあると思いますが、明確に目標を掲げて転職する人をだれがマイナスに評価すると思いますか?

むしろ、チャレンジできる素晴らしい人材としてプラスに評価されるでしょう。

私の経験から言うと、転職をする際に一番苦労したのが、給料の良い職場で自分に合う職場を探すことです。それこそ無数にある求人の中から働きながら自分で見つけるには本当に苦労しました。

 

なので、転職サイトに登録して、希望を担当の方に伝えておいて、自分に見合う求人を探してもらいましょう。

転職サイトは、私は以下の2つを主に使いました。


1.マイナビ コメディカル

※「マイナビコメディカル」は対象地域が、東京・神奈川・千葉・埼玉、・群馬・栃木・茨城・岐阜・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫となっています。該当地域にお住まいの方は登録しておくと求人情報がたくさん手に入ります。

2.メドフィット

他にも登録していたのですが、この2つが特におすすめです。大手で利用者数も多く、信頼できます。

登録はもちろん無料なので、給料が高いところに転職しようと思う方は、ぜひ2つとも使ってください。(よりたくさんの求人から選ぶ方が断然有利に転職活動が進みます。)

 

そして、電話やメールで担当の方とやりとりしてたくさん有益な情報を得て下さい。サイトや時期によっては転職お祝い金が貰える場合もあるので登録しておかないと損です。

私は、自身の過去の経験を通して思うのですが、みなさんがちゃんと本来の実力が発揮できて、それが評価され、活き活きと働ける職場を見つけられることを願って止みません。

 

もちろん、転職サイトの担当の方に頼ってばかりではなく、自分は一体どんな所で働けば幸せなのか、ちゃんと自分の希望や職場に求めるものを明確にしておきましょう。

これは転職サイトを利用するから、という話だけではなく、人生で仕事を通して自分の求めるものを手に入れるためには絶対に考えておかなければならないことです。

「自分で自分に合った職場を努力して選ぶ」

その覚悟がまず給料を増やすためには必須だと思います。

短期間で確実に給料を上げた私の方法②ブログ運営

こちらの方法は、先ほどの転職よりは再現性が低く、人を選ぶと思います。コツコツと継続した努力が必要で、文章を書くことが好きな人向けです。

上述のように、当時は転職して給料が上がることが分かったのですが、それだけではとても余裕のある生活は望めないと私は思っていました。

あと少しでも収入に結び付くことがしたい、と思いました。

そこで、ネットで調べて「ブログ」を始めることにしました。ブログ運営なら、軌道にさえ乗れば、半不労所得で稼げるらしい、ということをネットで目にしたのです。

 

思い立ったらすぐ行動。とにもかくにもブログを立ち上げ、がむしゃらにネットで運営方法などを情報収集しながら続けました。専門知識を活かして、リハビリ関係の知識を主に書いていきました。

 

始めは訪問者が1日5人。書いても誰も見ていない、検索エンジンのGoogle(機械)にも読者にも、一切誰にも信用されない。

当時は以前の職場で働いていたので、いじめられながらずっと睡眠時間を削って書き続けました。約2年前、当時の私は、現実世界でもネットでも全く誰にも相手されていなかったことになりますね。笑

もちろん、ブログ収入なんて1円もありません。

 

現時点で、この記事の文字数は9000文字あります。ブログを書き始めた当時、これくらいのボリュームの記事を書くと、1日寝込みそうなくらい肩も凝り、すごく大変でした。

でも、今では全然なんともありません。

 

これは、もちろん、パソコンで書くことに慣れた、とうこともあるでしょうが、最も大きく影響を与えているのが、どういう気持ちで書くかだと思っています。

 

始めの頃、私はひたすら「誰かに見て欲しい!」と思って記事を書いていました。

でもこれだと疲れるんですね。考え方が自己中心的だからです。

 

この考え方はおかしいなと思い「人の役に立つ情報を提供する」という意識で書くようにすると、あまり疲れないんですね。ブログでの収益がどうのというよりも、本当に読者の方に受け入れてもらえる記事というのは、この考え方でしか書けないと思っています。

そして、読者の方に受け入れて貰えなければ、収益も何もある訳がありません。

 

当たり前の話ですが、読者はすごく敏感です。私がどんなに文字や言葉を飾ろうが、その裏にある本性みたいなものを敏感に感じ取ります。これは何十人というたくさんの読者の方々とメールのやり取りさせて頂いて確信しています。

 

ブログをコツコツと2年間運営し、今ではようやく新人理学療法士1人分の月収を稼げるようになりました。

この運営方法をここで全て書くには量が膨大過ぎて書けません。また、ブログ運営の方法は、個人の好き嫌いとか向き不向きが大きく関係するので、一概に方向性を示すこともできないと思います。

でも、ほとんど全てネットに落ちている情報を元に運営してきました。

 

これを試してダメ、また違う方法を試してもダメ。何をしても上手くいかない・・・。

そういったことを毎日、毎月、自分で考えて悩んで試行錯誤していくうちに、いつの間にか収益が増えていきました。

 

上手くいかないことに関して、私はもう慣れっこです。笑

でも、上手く行かないことに自分が慣れ始めると同時に、収益が出始めるようになったのです。

不思議なものですね。

 

ブログ運営に関してのコツは当ブログのブログ・SEOのカテゴリに記事を書いているので一読していただければ幸いです。もちろん、直接私に問い合わせフォームからご質問頂いても構いません。

今は転倒予防と歩行に関する本の執筆作業を編集者の方と進めており、これが終わって少し手が空いたら、私が実績したブログ運営のコツを何らかの形で皆さんの役に立つようにしてまとめるつもりです。

その時はこの記事を修正してここにリンクを貼ります。

※)追記

”note”で私が実績しているセラピストブロガー向け、ブログ記事の書き方を、精一杯まとめました! セラピスト向け「ブログ運営の教科書」

良ければ覗いてみてください( ^^) 

 

現在、私はブログを土台にして、『セミフリーランス』として働いています。

セミフリーランスとは、組織に属しながら、個人でもいろんなジャンルの仕事の幅を広げていく働き方です。詳しくは当ブログのプロフィールを見て下さい。

まとめ

この文章は全部でおよそ15000文字あります。すごく長かったですよね。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございます。そして、おつかれさまでした。

 

ネットの文章なんて真剣に読む人は全体のおよそ3割くらいでしょう。多くの人は文章をほとんど飛ばしてちゃんと読みません。できればブログの記事も要所のみにして短い方が伝わりやすいと言われています。

でも、私はこの記事をわざとすごく長く書きました。

なぜこんなに長くなったのか?

 

ここまで読んでくれた方の割合はおよそ1割くらいだと思っています。

そして、その1割の方は私の考えに共感してくれて、将来に対して危機感もちゃんと持っている。そして、何より我慢強い。人の意見を、嘘かも知れないと思いながらでも最後までちゃんと聞くことができる人です。

 

私は名もない冴えない理学療法士ですが、たった2年で収入を2.5倍にしました。自分で言うのも変ですが、なかなかこんな奴いないと思います。

どうやってやったのかというと上述の通りです。しかし、なぜそれができたのか、というと一番の理由は私が誰よりも我慢強い性格だったということに尽きると思います。

我慢して自分の信じたものを毎日コツコツと積み上げること。

すごく簡単に言うと、それしか自分と自分の周りの人を幸せにする方法なんてないと思います。足を引きずってでも、何でも良いから1日半歩でも前に進み続けることです。

 

そんな、我慢ができる人にはぜひ幸せになって欲しいし、幸せになれる素質があると私は思うのです。

私は、誰にも信じられないかもしれませんが、それでも自分の体験した素晴らしい経験をこのように書き、少しの人が信じ、私のためなどではなく、ただ自分のために行動してくれればと願ってやみません。

 

私が今回書いたこと、つまり短期間で収入を増やした方法をまとめると、以下の2つしかありません。

 ①転職サイトを利用して転職する

  1. マイナビ コメディカル
  2. メドフィット

 ②ブログを書く

これだけ、です。

それを1万4800文字もかけて書きました。人に何かを本当に文字だけで伝えるということはそれだけ難しいことだと思っています。

ここまで読んで頂けた方なら、きっと我慢強く行動し続けていける方だと私は信じています。そして、行動するなら1分でも早い方が良いです。

すぐに行動してください。

「機会損失」という言葉をご存知でしょうか?「本来得られるはずであったものが得られなかった」損失のことです。

私は、必ず、いつも機会損失をしないように細心の注意を払っています。

月収40万円の職場に移ることをためらって、6カ月の間、月収30万の職場に残り続けると、差額の10万円×6カ月=60万円の機会損失をしていることになります。これは、”行動しない”という選択をすることで、60万円をドブに捨てているのと同じことです。

これが1年になると、120万の機会損失です。給料で悩んでいる暇があるなら、一刻も早く給料の良い職場に変えるべきです。

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上に書いたように、一日一日の小さな、本当に小さな積み重ねこそが自分の未来を作っていきます。逆にいうと、あなたには今、それしかできることはないのです。もちろん私も同じです。

今すぐにやれば、それは1年後には埋めることのできないくらい大きな差となって実りを与えてくれます。

 

小さな小さな種を、毎日懲りずに撒き続けましょう。

私は約束します。あなたの努力はいつか必ず芽が出ます。

 

あなたの頑張りを、始めは誰も評価しないかもしれない・・

でも、そんなことはどうでも良いことです。あなたが今取れる方法は、たった一つです。

「ただ信じて続けるのみ」なのです。

必ずいつか、あなたの努力は実を結びます。

行動することでしか未来はない

政治家や国、親、先輩や上司、会社が私達の未来を作るのではありません。

むしろ、他人にそんな大切なことを任せてはいけません。

 

自分の未来は自分で作るのです。それ以外に道はありません。行動していきましょう。

 

私はまだまだ未熟です。だから、まだまだやります。

自分が蒔いた種からいつか小さな芽が出ることを信じ続けます。是非、一緒に頑張っていきましょう。

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3件のコメント

  • 前田尚洋

    はじめまして!大阪在住の理学療法士です。
    共感できる内容のものが多く楽しく読ませて頂いてます。
    現在、33歳で結婚しており2歳の子供もいます。10月には第二子も産まれ、ますます家庭も賑やかになります。
    しかし、ブログにもあるように収入面で今後の不安を抱えています。どうにかしないといけないと思っていますが、どうしたらいいのか分からずにいます。それでも一分でも早く動く必要ありますよね^^;

    • hideyuki

      初めまして!コメントありがとうございます。
      私も同じく30代で2人の子供がいます。一緒に悩んで考えて、行動していきましょう(^ ^)

  • yusuke

    はじめまして。
    今年4月から理学療法士になる予定の者です。僕も30代で家族がいます。学生時代にこの記事を読ませていただいて、卒業したらブログを始めようと思っていました。
    今はまだ始めたばかりですが一日一日の積み重ねを続けてみます。以前なら準備がしっかりできるまで恥ずかしくて行動できなかったと思います。
    でもこの記事を見て、まず行動してみることにしました。ありがとうございます。

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