専門職こそ個人のメディアを持つべき時代

専門家,メディア


ブログはノーリスク・コストで始められる個人メディアです。専門職の価値が低下していく昨今だからこそ、個人でブログを運営するべきなんです。




資格持ちは下手するとリストラ対象

そもそも、経営者は誰かから労働力を買って株式会社などの組織を運営します。

で、私みたいな一般的な人は自身の労働力と時間を売って”サラリー”という形で資本に変え、それで生活物資を買って生活している訳です。

資格持っている人(もちろん私も含みます)って、基本的にはそもそも「誰かに使われるための労働力」になりやすいです。例えば、会社が指定する何か新しい資格を取ると、給料が数千円から数万円程度増える、というのは一般企業でも良くあることですが、これって、実益を伴う資格でない限り、会社・組織にとっては余計な経費にしかなりません。

私たちのセラピスト業界でいうと認定資格とかもそうですよね。

資格を持っている人と持っていない人を比較して、その人たちの働きによる売り上げが同じなら、むしろ資格持ちの人の方が余計な経費が掛かるということになってしまう可能性だってあります。組織運営にとってはマイナス。

組織にとっては、実益を生まない資格持ちは余計なコストでしかない、ということです。雇われている人は往々にして組織全体を俯瞰して認識できないので、自分が資格を取れば組織は喜ぶ!と思い込んでいる人が多いような気がします。でも、実情はそうでもないかもしれないのです。

もちろん、組織はこんなこと思っていても口にはしないかも知れませんが…。

専門知識の一般化

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ひと昔前には音声を録音して販売しようと思うと、専用の録音機材を買ってDVDなどに録音、それを売りに行って…としなければなりませんでしたが、今では、「note」と「スマホ(&SNS、ブログかサイト)」があれば即販売可能です。

ブログだって出版社にいちいち通さなくても電子書籍にして販売することもできますし、どんどん専門家や多彩なチャンネルが必須という条件はなくなってきています。デザイナーだってプログラマーだってそうですし、自動運転車が出てくればタクシーやトラック運転手などの職業も別に運転手は人でなくて良い、という話になります。

これはテクノロジーの進化によるもので、昔からずっと技術革新のたびに起こっていることであり、なんら特別なことではありません。

 

私たちのような医療・介護職は対人との繊細なコミュニケーションが必須の分野なので、すぐにAI化・機械化される、という可能性は低いですが、それでも専門知識は一般の人に広く普及していきます。

facebookで脳卒中の方々の自主トレグループに入れば分かりますが、なんちゃってセラピスト顔負けの知識と技術を持った素人の方がすでにたくさんいいらっしゃいます。ボバースが良いと聞いたらネットで調べれて講習会に参加したり、川平法やその他色んな手技を専門家顔負けの熱量で勉強されている患者、家族さんはたくさんいます。

そりゃそうですよね。

インターネットというのは脳(知識)の拡張技術。専門職の脳だって広く拡張されていくのは当たり前です。時間と共にこの傾向は顕著になり、やがて、専門家並みの知識をもつ素人が沢山出現するでしょう。

参考)医療従事者が絶対に持ちえない”専門知識を持つ素人専門家「レイエキスパート」とは?

専門家としての役割の”本質”

セラピストが患者に触ってリハビリする、ということ以上に重要なこと、つまり、「リハビリの本質とは何か?」と私はずっと考えているのですが、それは患者に健康や自身の体のことについて”教えること”だと思います。

”教える”と聞くと上から目線で偉そうに思われる方もいると思いますが、そうではありません。教える行為は生徒と教師、師匠と弟子という上下関係だけの形しかないわけではなく、「子は親の背中を見て育つ」という言葉通りの”教える”という方法もありますよね。”教えずとも伝える”という方法です。

リハビリ職がいない場所では体の不調に悩まされるしかない、他者に依存しないと(触ってもらえないと)体のことが分からない、というのはよくありませんし、身体的にも精神的にも健康的な状態とは言えませんよね。

 

  • こういった姿勢を取り続けると腰痛になりやすいですよ
  • この姿勢を取ると股の関節が脱臼してしまいますよ
  • 15分程歩いたら、この姿勢で休憩をするとまたしばらく歩けますよ

など、これらの、その患者の体の問題にフィットした情報を的確に教えることは、自分の身を守る知識を教えていることになります。”長い目で見て、自立して健康的な体を保てるように支援すること”それが今のリハビリ職の本質的にやらなければならないことでしょう。

だって、これからは以前のように、”贅沢に社会保障費を使ってリハビリを提供する”ということができなくなるのです。「量より質」というのはそういうことだと思います。

なぜネットを使わないのか?”三方良し”を目指すべき

”教えること”がこれからのリハビリ職の本質的にすべきことであるならば、もはやネットを使わない手はない訳です。

一日に診れる患者の数は、訪問リハビリだと、私が現在行なっている10件程度が限度でしょう。せいぜい週に50人てところですよね。在宅ではなく、病院や施設でも大きく変わらないでしょう。

 

そもそも、例えば禁忌肢位を教えるのって、いちいち会って直接教えないといけないのしょうか?

ブログ記事で、THAや股関節を骨折した人が検索するであろうワードに引っ掛かる記事を書いて、そこで禁忌肢位ついて詳しく、持てるだけの知識を使って解説しておけば良いのではないでしょうか?

他にも、予防的観点から色々記事を書いて、社会的に役立つことができます。

今の高齢者でも半分くらいの人は常時ネットを使っています。今後もっと増えます。しかも、頑張れば1日に300人くらい見られることも珍しくありません。

直接的介入の実に30倍の効果。

しかも、ネットで検索ワードを自ら入力してたどり着いた人なので、”かなり情報に興味がある人”なんですね。記事を読んで、絶対に何かしら吸収してくれる。直接介入していても、興味や意欲がない人に何かを伝えても吸収されることはまずありません。

さらに、自分、個人宛に仕事が来たり、広告収入も得られたり、もうそれはそれは”三方良し”でしかありません。(”三方良し”をご存知ない方はググってみて下さい。)

これこそがセルフブランディングに繋がり、良い循環を生み出していく”これからのセラピストの働き方”であると自身の経験から確信しています。

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まとめ

まとめると、これからは、

  • 認定資格を取っても組織的な視点で見るとマイナスになる可能性がある。
  • 量より質を重視する=治療技術を上げることだけではない。
  • ほおっておいても専門知識はやがて専門知識ではなくなっていく

ということです。

もしあなたが、

  • 収入を増やしたい(家庭を持ちたいor家族に楽させてあげたい)
  • 患者にもっと価値を提供したい
  • キャリアアップしていきたい

と思っているなら、今の時代、ネットを使わないなのは本当にナンセンスです。まず、ブログを始めましょう。

すぐに結果が出るものでは無いので、始めるならできるだけ早い方が良いです。

 

少し最後に宣伝ですが、上述のことを「臨床の強化書」でお伝えしていきます。もちろん、ブログの効果的な書き方など、私がネットで学んだ全てをお伝えしていきます。

臨床の強化書はオンラインコミュニティがセットになっていて、そこで最先端の情報を収集したり、他の人とコラボしてコンテンツを作ったり(もちろんできる限りお手伝い致します)、色々とあなたの活躍の幅が広がること間違いなしの内容になっています。

参考)”セラピストのカタチ”をアップデートする『臨床の強化書』プロジェクト

インプットばかりしていたって何にもなりません。これからはアウトプットの時代です。知識だけのナレッジワーカーはAIや機械に仕事を奪われていくでしょう。知識をセンス良く組み合わせ、新しい価値を創造していける人材がこれからは重宝されます。

実践、アウトプットできる環境を用意して、失敗と成功を繰り返すことで、”実践知を得ること”こそが 当面の最重要課題です。

MBAを出ていようが、マーケティングのセミナーに通って毎日何時間勉強していようが、実際に何も売れない、売ったことが無いのでは全く意味がなく、”ただの趣味”です。失敗も成功も含めた実践こそが、本当の資産になります。

 

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