
これからの仕事は点でこなすのではなく、線で捉えることが重要だと思っています。線で仕事をすると、自分の夢がグッと近づきます。
点が線につながる動き方、大事ですね。
普通に過去→現在→未来って時間軸で考えるとこれは無理。
未来を決めて、逆算して現在を決定していく。過去は結構どうでも良い(笑)あまり語る必要ない。
そうすれば全て上手くいく。
点を繋げよう。
線にしよう。
— 西野 英行 (@PT50139040) October 1, 2017
仕事は基本的に点
何かの本で読みましたが、「一瞬は全てを表す」という言葉を聞いたことがあります。この「一瞬」こそがここで言う「点」のことです。つまり、「現在」のことですね
例えば、人に初めて会った時の第一印象って意外と的を得ていたり、一瞬でビビッ!と理解できたものが本質をつかんでいたりする場合があります。
この感覚は女性なんかは得に優れていて(異性を選ぶときなんかは顕著です)、結婚する前に旦那さんに初めて会ったときにビビッと来たとか、好きな人のどこが好きか聞いたときに「雰囲気かなぁ~」ということが多いです。
点は時間軸でいうと”一瞬のこと”なので、すべてを完全に理解し、じっくりと検討して見ることができません。だから、パッと雰囲気を掴むことしかできません。
つまり、点で捉えるとは”雰囲気を捉える、あるいは全体像を捉える”と言い換えることもできます。すごく感覚的なものであるということです。
仕事を線でこなすとは?
点を無数に繋げていくと線になります。
人の人生は現在という一瞬(点)が無数に繋がって線となり、何十年という時間を過ごす”一生”となります。人生は自然に時間を過ごしていけば点が線となって、その人なりの人生を形成していきます。
一方で仕事はそうはいきません。
個人で活動する場合、能動的・受動的にやる、やらないを含めて、ほぼ無限の選択肢があり、色んなフィールドに点在する仕事を選んでいかなければならないからです。
個人での活動やフリーランス的な働き方が活発に行えるようになってきている昨今、仕事を点で捉えるのではなく、線で捉えて動いていく視点を持っておくことが重要になってきます。
点が線になるように動く
仕事を線で捉えるためには、その場しのぎや思い付きで仕事をこなしていると難しいです。
直感で仕事を選択し、実行していくことは非常に重要(参考:論理的な賢い人は残念な人!?感覚的思考を駆使し、直感を得て才能に目覚める方法)ですが、それだと行き当たりばったりになりがちなんですね。
- あれやって、これやって・・
- こんなこともやってみたい!やろう!
- そういえばこれも頼まれてたし・・・
やたらめったらこなしていく時期(フェーズ)もあっても良いと思いますが、ずっとはちょっとしんどいです。点と点がバラバラ、飛び飛びになるので、線で結ぶことができません。
仕事をデザインすることこそがキャリアデザインなので、仕事を線で結べるように点を作っていかなければなりません。線ができるようにデザインしながら、点である仕事を選んでコツコツとこなしていくことが重要です。
将来的にみて、それがあなたの仕事の軸となります。
仕事の軸ができると、そこから大きく逸れるような仕事の依頼は来なくなりますし、今まで点在して依頼されていた多方面の分野の仕事が自然と整って整理されてきます。自分の強みが自分でも、他者から見てもはっきりと明確になってくるんですね。
そうなると、自分が得意とするフィールド・ジャンルの仕事の依頼が多く来るようになります。いちいち仕事を吟味して選ばなくても良いし、やるかやらないかと悩むことも少なくなり、自然と仕事が大きく効率化していくことになります。これはつまり、外部環境を自分に合わせて最適化していくことです。
私はいつもブログで言っているのですが、外部環境を最適化(自分に合わせて変形させる)していくことができるようになると、人生は格段に生きやすくなります。
外部の環境をコントロールすることは不可能だ、と思っている人もいるかもしれません。完全には無理かもしれませんが、やり方によっては全然可能だと思っています。
仕事を線でこなすためにまず必要なこと
そのためには、未来をある程度予測することです。これが絶対に必要です。
未来を予測するなんて神様じゃあるまいし、って思いますが、完全に未来を読むことはもちろん難しいですが、”流れ”くらいは読むことができると思っています。
例えば、Twitterでインフルエンサーの発信していることは、本質的には大体似通っていますし、新しいサービスが市場に出た時のインパクトやSNS上での人々の反応を見ていれば、ある程度、これからどうなっていくのか?という流れが分かります。(最近ではPolkaやTimebankなどの反応が凄かったですよね)
表面的な情報をただ読むだけではなく、情報の共通項を探すようにしていくと未来をある程度予測できるようになります。根底にどんなライン(伏線)が隠れているのか、本質的なものは何か、考え、感じながら情報を眺めます。
時代の未来の流れを考慮しながら仕事を選択していくと、自分が進んでいるキャリアの線の、さらにその先を見据えて行動することができるようになります。
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個人のキャリアデザインは「自分は最終的にどうなりたいか?」を具体的に決めることがスタート
未来の流れをある程度予測したら、キャリアをデザインする上で次に重要なことが、先に「自分の未来を決めておく」ということです。
普通は、時間軸は過去→現在→未来と流れていると思われていますが、これを逆に、未来→現在→過去と捉えます。
未来に自分がやりたいことをやるために「必要な現在の点を適宜選んでいく」のです。
こうすれば何か仕事を急に頂いた時でもすぐに即決できます。自分の理想の世界を創るために必要な仕事であれば即決でOK。しかも全力で取り組まざるを得ないので、中途半端にこなして信用を失うこともありません。
そうでないならば、それをやることはただの遠回り。あなたにとって時間の浪費でしかありません。
「認定or専門理学療法士、なんとなく取っておけば役に立つかな~・・」
→断言できますが、役に立ちません。
なぜなら、資格を取ってどうするのかというビジョンがないからです。「とりあえず」で取るくらいなら、取らないほうがまだましです。時間も労力も勿体ない。
「〜の分野はこれから来そうだな~勉強しておけば役に立つかも・・」
→役立ちません。活かし方が分からないからです。雑学と同じレベルで、誰かに話すだけの知識で終わります。
常に出口を見据えた行動でなければ意味がないのです。資格や勉強なんて、自分のビジョンを叶えるためのツールでしかありません。そんなものは人生の目的にはなり得ません。
自分で未来を決めておくこと。
こうなりたいと強く思って行動すること。
その通りになれなくても良いんですよ、別に。死ぬわけじゃないし。
キャリアデザインを構築するためには、これが欠かせません。
自分の理想の世界(理念)の構築に向けて動くことです。
カレーを作るのと同じ
これ、大げさに聞こえるし、理想が高く、すごく難しそうに思われるかもしれません。「そんな大それた夢なんてないよ~」って。
でも全然そんなことないんですよ。実は、あなたはすでにこういった思考方法を無意識に日常的に行っています。
例えば、「今晩カレーを食べたい!」と思ったら、スーパーにカレーの食材を買いに来ますよね?これが私が言う、「未来から逆算した行動」です。
カレーを食べる!という”夢”のために行動し、無数にある食材の選択肢の中から必要なものを取捨選択します。家に帰って、材料を使って努力して調理(行動)します。
この人の未来には、間違いなく「望んでいたカレーを食べるという幸せ」が待っていますよね?これが夢が叶ったということなんです。
これと全く同じ。
難しく考えるから難しくなるのです。できるだけシンプルに考えましょう。こんなことだれでもできるんですよね。実際にみんなやってるし。
まとめ
点が現在ならば、先に未来に点を作ってしまえば、その2点の上に線を引いて、直近の将来は、その線上の近くにある仕事をこなしていけばよいことになります。
そうすると、自分の仕事の軸が確固として確立されていきます。キャリアデザインするときには、この視点が不可欠だと思います。
よく、「後から考えるとすべて線でつながっていた」と自分の人生を振り返る人がいますが、きっとこういうことをいうのだろうと感じます。
思考を柔軟にして世界を捉えてみると、実は仕事のやり方や方法はほとんど無限といっても良いくらいに溢れています。どれを選ぶか迷ってしまうのが普通だと思いますが、未来から逆算して、点を取り、その線をなぞるように仕事を受け、こなしていく、あるいは仕事を自ら作り出していく視点は今後すごく重要になってきます。