生活保護を含め、公的制度はどんどん活用しよう


高齢者の方で、生活保護を受給するのをすごくためらう人がたくさんいます。なぜなのか聞いてみると、国のお金を使うのは申し訳ないとか、恥ずかしいなどの思いがあるようです。これは非常に間違った考え方です。




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公的サービスを活用すると世の中が良くなる理由

しかし、生活保護を含めた公的制度はどんどん活用する方が、世の中のためになるのです。

何故かと言うと、現在収入がほとんどなく、生活できないというような状況では、スーパーや薬局などで日用品の買い物をする事はできませんし、家賃も払うことができません。しかし、生活保護を受けて、ある程度の収入があると、スーパーや薬局にお金を払って、さらに家賃も払うことができます。

そうするとスーパーや薬局、大家さんはお金を稼ぐことができるわけです。結果的に、彼らは税金を収めることができ、国の利益にもなります。

つまり生活保護を受けた方が周りの人にもお金を配ることができ、より社会の中でお金が循環するようになります。こういった場合、生活保護を受けないと、自分も自分も周りの人も金銭的に苦しくなるのです。

公的サービスを受けるとお金の循環を回せるようになるので、他人、ひいては国の役に立ちます。

むしろ、本当に必要であれば生活保護を受けることが社会のために必須である、と考えておくくらいで良いでしょう。

計算しても明らかに制度を受けるほうが良い

さらに、生活保護受給するまでに数十年でも普通に働いていた人であれば、年収の約半分(2023年現在、日本は実質税負担率48%です。今後さらに上がる見込み)を税金で収めていたことになります。

平均年収が400万円程度だとしたら、200万円近くを毎年税金として収めています。

10年働いていたなら、なんと、税金を収めた額は約2000万円になります。一方、生活保護は月12万円ほどで、年間でも136万円ほどです。10年生活保護を受給しても、1360万円です。

10年働いていた人であれば、充分国に利益が出ています。

これは当たり前のことで、生活保護など、公的制度を設計する側の官僚や政府も馬鹿ではありません。

というかもしろ賢い人達ばかりです。利益がきちんと出るように計算されています。なので、生活保護を受けると世間や国に申し訳ないなどと思う必要は全くありません。国にとっては十分想定内のことです。

むしろ、きちんとお金をもらって、お金を周りの人に配った方が国の為にもなるし、社会全体、みんなにとって良い事です。

社会全体のことを考えて制度を利用する

1番ダメなのは、恥ずかしいとか申し訳ないと思って、必要な状態であるにも関わらず生活保護を受けず、お金がないままずっと生活することです。これは誰も嬉しくないし、誰にもお金が回らず、国を含めたみんなが苦しいだけです。すぐに辞めるべきです。

感情的に、お金をもらうのは恥ずかしいという感覚は理解できますが、合理的に考えるとうまく公的サービスを活用していくことこそが正しいです。

 

合法でお金がもらえ、政府もより税金を取得するため、公的制度を利用することを推進しています。

もし、周りの人で「活保護を受ける人は税金泥棒」とか、「恥」だとか、いまだに思っている人がいるなら、少し世の中のことを知らない可能性があるので、ぜひ上記のことを教えてあげてほしいと思います。

誰でもいつか、働けなくなる可能性が平等にあります。今、安心して労働者が働くためにも、セーフティーネットとしての生活保護制度がきちんと機能していることが、誰にとっても望ましいのです。

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