
ブログを書くとき、「情報をインプットしてアウトプットする」というのは誰でもわかると思います。しかし、本当は逆で「インプットのためのアウトプット」が最も重要なんですね。
アウトプットしようとする姿勢は大事。
学んだことや思ったことを吐き出し続けていると、途中で吐き出せなくなる。
「何か発信したいけど、何も思いつかない状態」
その時にインプット不足を自覚するので、ひたすら情報収集をする。
— かずぼー (@kazubo_rigaku) July 21, 2017
アウトプットのためのインプット⇄インプットのためのアウトプットの循環が大切だと思います。 https://t.co/1TRKg1ocho
— 西野 英行 (@PT50139040) July 21, 2017
インプットのためのアウトプットとは?
ブログで自身が得た知識や情報をせっせと他者にアウトプットするのは何のためでしょうか?
- 学びをより深めるため?
- ファンを得たいため?
- 自分の考えを発信して共感を得るため?
- 広告収入を得るため?
- 宣伝?セルフブランディング?
なんでも良いのですが、実はそれらって、こっちから一方通行のアウトプットではほとんど意味ないんですね。これは頭で理解している人は多いですが、実際は一方通行の情報発信になってしまっている人も多いです。
”素振り”はなぜ大切か?
私は学生時代に剣道部でしたが、素振りが大切とよくコーチに言われていました。野球でも同じで、スラッガーは絶対素振りの練習を疎かにしないでしょう。
あれって、ただ素振りするだけだとあまり意味ないんですよね。
素振りは「フィードバックを得ること」が最も重要です。これはリハビリ職ならすぐにピンとくると思いますが、一回一回素振りする度に微妙に足の位置や肘の角度などのフォームや力加減を変えたりして、その感触を体で敏感に確かめながらやらないと意味がありません。
身体の感覚から得られるフィードバックを反芻することで初めて少しづつ動作が改善していくのです。
なので、やみくもに毎日1000回素振りをするよりも、しっかり目標を持って(なりたいフォームを意識・イメージしながら)毎日100回素振りをする方がよっぽど効果的です。
できれば動画を取りながら素振りして、視覚なども使いながらよりたくさんの情報を自分で処理・統合するほうが良いのです。
これはブログでの情報発信でも同じです。
アウトプットすることで読者の反応を得る。そしてそのフィードバックを元に次の情報を集め、再びアウトプットする。
その繰り返しが記事の質を徐々に押し上げていきます。
情報発信をする以上、インプットしてアウトプットすることは最低限やらなければならないことであり、あくまで最低条件です。しかし、質の高い記事を書くブロガーは必ずそれ以上のこと、つまり「インプットのためのアウトプット」を意識しています。
それは外から眺めるとただの「実験好き」のように見えたりしますが、読者の反応を見ながら相手が求めているものを探るという試行錯誤を行っているのです。
情報発信はむやみやたらと行うよりも、どうやったらより相手に届くのか常に考え続けなければなりません。そのために相性の良いターゲットを絞ったり、わかりやすい例を出したり、思考の限りを尽くします。
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ブログを続けるコツも「インプットのためのアウトプット」にある
よくブログで「勉強したことのアウトプット用」と堂々と書いてあるものがありますが(特に療法士ブログ系)、私なんかはそれらは正直見る気がしません。そして、そういったブログはほとんどすぐに更新が途絶えます。
なぜなら、書き手も「つまらないから」です。
また、それは冷静に社会的な役割を考えるとブログではなく「メモ」であり、実は別にブログ記事にする必要のないものです。恐らくそのことに本人も途中で気付いてしまうんでしょうね。だから続けられない。
読者からの問い合わせは最大のインプット!
読者からの問い合わせは、内容に関係なく、
- どんなユーザーが
- どんな疑問・要望を持っているか
という、客観的かつ、ブログ運営においてかなり重要な情報源(今後の運営方針の指針)になります。純粋に内容に答えているだけではもったいない!!
丁寧に対応し、たくさんコミュニケーションを図ることで、より有益な情報を与えてくれることもあります。
是非積極的に読者の方々と交流していきましょう。
まとめ
ブログは他者に見てもらってなんぼ、です。
よって、どこまで行っても他者の評価を得て、フィードバックを貰い、改善を続けていかなければなりません。それがブログを続けるということだと思います。
ブログを始めた当初はアクセスが皆無なので反応を得ることも難しいですが、SNSで記事をツイートすれば何かしらの反応があると思います。コツコツ続けなければなりませんが。
ブログをやっていて一番のモチベーションとなるものは、読者からの意見だったり、反応(アクセス数や収益も含みます)です。「自分の記事が人に届いた、伝わった!」と感じる瞬間です。これに勝るものはありません。
そして、その反応をより大きなものにしていくために、頑張って改善やブラッシュアップしていくことができるし、淡々と継続することができます。そうした循環が、より情報発信の質を向上させていき、さらに読者やファンが増えていくという好循環を生み出します。
ブログを書くときに、一度「インプットのためのアウトプット」を意識してみてはいかがでしょうか。