
療法士の給料についてネットで検索すると、大抵「将来が不安」とか「共働きでないと苦しい」とかあまり良いことは書いてありません。(笑)そこで、実態はどうなのか、Twitterでアンケートをしてみました。
療法士の平均年収は400万円前後が通説
私のブログにも、学生さんから「給料は将来どうなりますか?」とか、「今後需要がある仕事ですか?」という問い合わせをよく頂きます。メールのやりとりをしてよくよく聞いていくと、ほとんどみんなお金の心配しているんですね。
今回実施したTwitterのアンケートでは、副業収入も含むリアルな年収(収入)を調査しました。ネットの情報では大抵本業だけの収入が公開されていますが、現代では給料が安い職種ほど、副業している人が多いようです。
雑誌などに掲載されている副業に関するアンケートも加えると、20~40代の会社員では、約5人に1人の割合で副業をしている
引用)fukupon
5人に1人というと、20%ですね。
自身の職場を振り返ってみて、いかがでしょうか?私もだいたいそんなものかな、と感覚的に思います。
ネットで平均給料を調べても、副業収入などを合わせた総収入は分かりません。 そこでTwitterで聞いてみようと思った訳です。
さらに今回は、情報に敏感な方が多く、副業している人の割合も高いだろうと思われるTwitter上での検証になります。
ちなみに、ネットで専門サイトを見てみましたが、「療法士 年収」で検索すると、だいたい年収390万円か400万円としているところが多いです。多くても500万程度。
月収のボリュームゾーンは23万〜27万くらいであり、年収にして350万円〜500万円くらいとなっています。また、正社員や正規職員のほかパートで働く人もおり、その場合の時給は2,000円ほどとなっています。
私は当ブログの過去記事で理学療法士の年収と給料について実際はどうなのか計算したのですが、診療報酬を鑑みると、病院勤務の場合、年収395万程度が妥当という結果が出ています。
参考)「なぜ理学療法士は給料が安い?」理学療法士の給料が支払われる仕組みについて解説
だいたい療法士の平均年収は400万前後で間違いないのではないか、という印象です。
Twitterのアンケート結果
療法士の方々に質問です。現在の年収は?(副業も全て含む)
— 西野 英行 (@PT50139040) July 27, 2017
やはり1番多いのは350万円~450万円で70%を占めています。次に450万円〜550万で14%。これらを合わせると、550万円以下の年収の療法士が84%を占めます。
驚きなのは、残りの15%の人は550円以上で、1千万円を超えてるいる人が9%もいるということですね。
療法士は稼げないと思っている方も多いと思いますが、約1割(10%)は1千万円以上稼いでいるんですね!これはかなりすごいことです。
どうすごいのか。
”平均年収.JP”というサイトで確認してみると、
●30代の中で年収1000万円以上を稼いでいるのはわずか1%しかいません。
たった一人の場合はこれほど大変なんです。
もし旦那様が年収1000万円以上稼いでいるなら、とても誇りに思って頂いてよろしいと思いますよ。●40代の中で年収1000万円以上を稼いでいるのは約9%もいます。
●50代では、一人で稼がれている場合でも1000万円以上の人たちが約22%もいます!
引用)平均年収.JP
アンケートを実施したTwitterの平均年齢を見てると、約75%が30歳代以下です。

社会全体で30歳代で1%しか1千万を超えていないのに、今回の調査では9%も1千万円以上の年収の人がいました。
およそ9倍ですね。やはりTwitterやってる療法士は年収が平均よりも高い傾向にあるのではないでしょうか。
ちなみに、平均年収1千万を超える企業は、
- 伊藤忠株式会社
- 丸紅株式会社
- 三菱商事株式会社
- 株式会社みずほ銀行
など、名立たる大企業ばかり・・・。大企業主義は没落していますが、比較対象としてはわかりやすいでしょう。療法士も捨てたものじゃないですね!
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SNSをやろう!

やっぱり、Twitterをやっている人は年収も高い傾向にあるのかなと思います。
これは根拠もないし、ちゃんとしたデータを取った訳ではありませんが、感覚的にそう思いませんか?
情報に敏感な方はそうでない方よりもより多く、他の人の意見や価値観に触れることが出来ます。それだけアイデアも生まれますし、収入増加に結び付きやすいのかも知れません。
ということで、まだやっていない方はSNSを是非やりましょう!収入アップを目指すならまずはそこからです。
絶対に損はしませんよ。まずはTwitterで私をフォローして始めてみましょう笑。
療法士としてではなく、個人として旗を立てよう!
ネットを何となく見ていると療法士は平均年収は低いし、昇給も少ない。稼げないと思っている方も多いかも知れませんが、そうではなく、このアンケート結果を見ると、療法士でも稼いでいる人は稼いでいるんですね!
「給料の多い少ないは仕事や職種ではなく、”人”による」といった見解がより正確ではないでしょうか。そして、副業の種類が増え、新しい稼ぎ方がこれからどんどん出てくるので、この傾向はより顕著になっていくでしょう。
アンケートでは一千万円以上しか枠が設けられなかったですが、実はもっと稼いでる人も沢山いると思います。社長さんとかもいますしね。
ただ、やはりそういった人たちは、絶対にみんなと同じように同じことをしていないはず。
そうでないと平均を大きく抜けられないですからね。
私個人の人生戦略としても、周りがやっていることや、やりたいとみんなが言っていることはあえてやらないことにしています。興味が薄いことは他人任せで、競合の多い同じフィールドでは闘わない戦略です(笑)
その代わり自分のこれだと思うフィールドには惜しみなく労力を投下します。
そのほか大勢の平均レベルから抜け出す方法で、てっとり早い方法が一つだけあります。
それが「旗を立てる」ことです。いわば、名乗りを上げることですね。
年功序列の過去とは違って、これからは副業したり、共働きしたり、能力・努力、アイデア次第で職業の平均年収の枠に囚われない稼ぎ方ができる時代です。
結局のところ極論では、職業は何でも良いという時代になっていくでしょう。
専門職だからとか、平均給料がどうだからとか、そんなものは関係ありません。ボーダーレス化していき、徐々に、でも確実にすべて個人の力量次第の時代になってくると私は推測します。
ある意味厳しいですが、年功序列や終身雇用時代とは違って、正しい方法であれば、やればやるだけ結果が出るというありがたい世界でもあります。
ネットを中心に盛り上がりつつある、個人評価主義の評価経済システムに基づくサービスが続々と世に出てきているのもその流れの布石のような気がします。
あなたは、今までの働き方を盲信的に続けているだけではジリ貧になってしまう可能性が高い今後、どうやって働き、収入を得ますか?
療法士ではなく、個人として、どんな旗を掲げますか?
起業して会社を経営して、一国一城の主になるのはすぐには難しいですが、旗を立てるだけなら、明日からでもすぐに簡単にできます。やるかやらないか、だけです。
そして、それがその他大勢の平均から抜け出す大きな第一歩になります。
療法士や国家資格保有者という旗だけでは充分でなくなってくる時代を前に、個人で旗を掲げて生きていくことがまず必要になってくるでしょう。
「ここに自分がいる」と、まずは周りの人に気付いてもらう。そして、情報を発信して、自分でできる最大の価値を与えていきましょう。初めはもちろん無料で。
そのうち、きっと、少なくない、貴重な他の価値を引き寄せ始めるはずです。
でも、焦ってはいけません。それは直接的なお金ではないかもしれません。
しかし、あなたが望むならば、お金に換えることもできる、そんな価値が生まれてくるはずなのです。