【アサーティブ】他人と自分を対等に扱う難しさ


他人と自分を対等に扱う事は意外と難しいです。




過去の私の例で言えば、どうしても自分を脇に置き、他人を優先してしまう癖がありました。

これは自己分析の結果、幼少期の教育によるものだと思いますが、具体的に言うと、仕事終わりに自分のやりたいことがあるのに、他人に飲み会に行こう!などと誘われる場合、断ってしまったら相手に悪いと思って、飲み会に行ってしまう、ということが頻繁にありました。しかも、私はお酒がほとんど飲めないのです。

このように、自分よりも他人を優先した人生を送っていると、やりたいことができず、欲求不満が積もり、不満足な人生になってしまいます。

不満足な人とはつまり、不機嫌な人であり、人間関係もうまくいかず、孤独になってしまうため、幸福感も下がってしまいます。

「アサーティブ」という考え方

「アサーティブ」という考え方があります。

これは自分と他人を同等に扱うという考え方です。これを知ったときに衝撃を受けました。

こんな事は頭では当然理解しているつもりでも、実際自分の生活を振り返ってみると、上述のように自分よりも他人を優先していることがたくさんあったのです。

そこから、私の普段の生活の中でアサーティブを常に意識するようにしました。

例えば、先ほどのように仕事終わりに飲み会に誘われたときに、自分のやりたいことを優先して良いんだと強く思うようになり、「予定があるので今日はやめときます」と断ることができるようになりました。

このときの「予定」とは、「自分との約束」です。別に誰かと約束しているわけでは無いのですが、自分でこれをやろうと決めていたことをやる「予定」と言うことです。他人と自分を同等に扱うのであれば、自分との約束もきちんと守らなければなりません。

より信頼される人になれる

アサーティブを意識している人は、周りに流されないし、自分との約束をきちんと守ろうとする人が多いです。これは人として信用できる重要な要素の1つです。

例えば、仕事で上司に残業を頼まれた時も「だめです!」と、はっきりと拒否するのではなく、相手も尊重しないといけないので、「今から私は予定があるのですが、明日ではダメですか?」と聞いてみるだけでも全然違います。

アサーティブな考え方を数年続けていると、自分で自分の人生をコントロールしている感覚が芽生えてきます。また上手な断り方も失敗しながら学んでいきます。

さらに続けていると、「自分がやりたいことをやって良い代わりに、相手がやりたいことを抑制する権利は無い」ということがよくわかってきます。

踏み込むべき他人との境界が明確になる

例えば、運動をしない患者に「自分でも運動をしてください」と何度も言うことに疲れてしまうリハビリ職はたくさんいます。私もそのうちの1人でした。

しかし、私が患者さんに運動してほしいと思っているのと、同等の強さで患者さんも運動したくないと思っているのです。であれば、どちらを尊重すべきでしょうか?

患者さんの人生は私は背負うことはできません。患者さんは自分自身の人生を背負っています。なので、患者さんの意見を尊重するべきだということがわかりました。傲慢なことを平気で言っていた自分を恥じ、それに気づいてからは、あくまで専門家からの「提案」として運動をお勧めしています。

これは別に患者さんだけではありません。子供でも同じで、私たちがこうしてほしいと思う時、同じだけの思いでこうしたい!と言う気持ちが子どもたちにもあります。

自分を許すと他人も許せる

自分が生きたいように生きれるようになると、他人も生きたいように生きて当然だと思えるようになってくるので、他人にもすごく寛容になることができます。

不思議なもので、自分を許すと相手も許すことができるようになるのです。お互いがお互いを尊重し合うことでより生きやすい社会になっていくと良いですね。

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