人生を豊かにデザインする「ライフタイムバリュー:LTV」という考え方


人生を豊かにデザインするために、「ライフタイムバリュー」という考え方がすごく大切だと思います。




ライフタイムバリューとは

ライフタイムバリュー(略:Life Time Value:LTV)とは、マーケテイングの分野での概念で詳細は以下になります。

顧客生涯価値といわれる。 自社商品・サービスに対してロイヤルティの高い顧客(愛用者)になってもらえれば、長期にわたってのリピート購入が期待できる。 ライフタイムバリューとは、このように顧客が現在から将来において企業にもたらすであろう利益から割り出される現在価値のことを言う。(引用:コトバンク

企業のサービスや製品を販売するときに、一人の人間を抱え込み、継続的に購入する商品を提供し続けることで、一人の人間から複数回購入してもらう考え方です。

日本人の人生には、だいたいみんなに共通したイベントが必ず存在します。

例えば、葬儀屋さん(本来はお葬式だけする会社)がお墓を売ったり、結婚式関連のサービスを提供すれば、個人の一生涯を通してサービスを提供することができます。

ライフタイムバリュー(LTV)とはそんな考え方です。

そもそも、人口減少に向かっている日本で国内のサービスを提供する場合、新規の顧客を獲得し続けるよりも、既存の顧客と継続的な関係性を維持し、その時々に必要な商品を販売していく方が容易です。新規の顧客獲得するには、莫大な宣伝費とコストが掛かります。

Amazonプライムなどの有名なサービスもライフタイムバリューを考慮されているものがたくさんあります。

個人でも使える考え方「LTV」

LTVは個人の人生、自分の人生を振り返って考える時にも非常に役人立つ概念です。

個人の人生には、価値が大きく変わるものが多数存在します。

お金を例に考えてみましょう。

 

〜〜「例」〜〜

  1. 一人暮らしで節約家、特に欲しいものものもなく、サラーリーマンをしていて、仕事にもある程度満足している。
  2. 家族4人暮らし。2人目の子供が塾に通い始めて、さらに3人目の子供の出産を控えている。

 

この両者の人生で、今「最も価値のあるもの」とはなんでしょうか?

①では、自由な時間かもしれませんし、②では、子供の塾などの教育費なども含めた生活費かもしれません。特に①では、これ以上働いてお金を得ることに対して意欲的になれないかもしれませんよね。

 

個人の嗜好はもちろんのこと、人生の時期によっても、感じる「お金の価値」は変わります。

今はまだ、「個人によって価値観・嗜好が異なる」ということを社会が認識し出したフェーズだと思います。

今後、「今いる人生の時期によって価値観・嗜好が変わる」ということを皆が意識し始めるようになると思っています。

つまり、本質的には、

  • 20歳台は仕事に没頭すべき
  • 40歳にもなって結婚していないのはおかしい

と他人にいうのはおかしなことだと思います。

20歳代でも上の例の②の状態になっている人もいるでしょうし、①の状態の人もいます。

一概に20歳代は・・というのは明らかにざっくり分類し過ぎて無理があるのでは?と私は思います。

今、最も大切なものはなんですか?

他者に何かアドバイスする際に、「自分がこうやっているから他者もそうすべきだ!」というのは、問題外におかしいですが、それ以外でも、「20歳代はこれをすべきだ!」というのも同様に「おかしなこと」として認識されるようになると思います。

さらに言うと、「あなたはこういう人だから」という要素のみで勝手に人を判断することもおかしなことになります。

 

個人の価値観・嗜好+人生の時期によってその人の価値観は変わる、

常に変化していることを頭に置いておかなければなりません。固定している価値観などほとんどなく、外部の環境が変われば人はころっと変わります。そして、それを他者が把握するには、かなり長時間、濃密にその人と関わり続ける必要があります。

私たち療法士のように、人と接する仕事をしている人は、特に他人に関心があるので、「この人はこういう人」を決めて掛かる傾向が強く、私自身も常に注意しています。

 

個人的な話ですが、私の子供は今、5才と7才です。

今の可愛い子供達は人生で今しか私が関われる時期はありません。今を逃したくないという思いで、一緒に遊んだり、子供の笑顔を頭に焼き付けるように思い出作りを大切に過ごしています。

もちろん、将来のお金のことなど不安になることはありますが、そういった面でもソロソロと活動を地道に続けつつ、家族との時間を一番の優先事項と考えています。

 

あなた個人の嗜好・価値観は、極論では、「あなたが今まで築いてきた人生の総和」から生み出されるものです。

他人に深い部分では決して理解してもらえないでしょう。それを他者に求めるのは酷過ぎます。言語化できない、あなたの感覚や思い出、思考を他者は読み取れません。

あなたの人生をどう生きたいか?をまず思い描き、そこから逆算して、

  1. 今すべきこと
  2. 価値を置いておくべきこと

は何か?を常に考えながら、人生の貴重な時間を選択して生きていく必要があると思うのです。

 

あなたの時間=命です。

「命を今、何に使うのか?」

ちょっと重いですが、人生では常に選択を迫られているのだと思います。

【LINE登録者限定 プレゼント!】

”成功すると幸せになるのではなく、幸せだから成功する”心理学者ショーン・エイカー

幸福度が高まるとパフォーマンスが向上することが数々の研究で証明されています。

今、LINEでお友達になって頂くと心理学系の書籍数十万円分を濃縮した動画4本をプレゼント!

友だち追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


*