
心身の健康を維持するためには、
- 運動
- 食事
- 排泄
- 睡眠
をおろそかにすることなく、自身で管理する(セルフコントロール)ことがすごく重要です。
巷では健康維持のための具体的な各論が語られがちですが、まずは難しく考えず、
- 運動
- 食事
- 排泄
- 睡眠
の大項目を徐々にクリアーしていくのがおすすめです。
これらのことを実践するのは意外と難易度が高く、ほとんどの人ができていないのではないかと思っています。以下に実践しやすくするための考え方のコツをご紹介します。
健康になるための方法
それは、
- 難易度レベル1:運動
- 難易度レベル2:食事
- 難易度レベル3:排泄
- 難易度レベル4:睡眠
というふうに考えて各レベルを順にクリアーしていくことです。各レベル最低1年以上見積もって、集中して、各項目について各論(具体的な方法)を勉強しながら気長に実践していくことをおすすめします。
運動
レベル1の運動は、ただ時間を作り歩くなど、「やるだけ」で完成します。なので、他の項目よりも比較的簡単です。
もちろん、どれぐらい歩くのか、どうやって時間を捻出するのかなど、具体的には様々な問題はあります。しかし、とりあえずやっていれば、自分に適した運動方法や時間がわかってくるものです。運動に関しては、とにかくやってみることが最重要です。
食事
レベル2は食事です。レベル1の運動は歩くくらいなら無料でできますが、食事はコストや家族の好みなどの側面もあるのでやや難易度が高く、レベル2になります。また買い物に行く、料理をするなどの手間も運動より多くかかります。
現代では成人の1/3が肥満といわれており、運動をしていくと、自然とダイエットにも意識が向いていくはずです。それにつれて自然と食事の見直しがされていきます。まずは清涼飲料水やお菓子を辞めるというところから始めて、徐々にちょっと炭水化物を減らすとか、3食のメニューを変えていくと比較的簡単です。
排泄
レベル3 は排泄です。レベル1からスタートして、運動をする、糖分を控える、食物繊維を摂る、発酵食品を摂るなどができてくると、排泄が快適に、規則正しくできるようになります。いきなり排泄に着目してしまうと、食事ばかりに気をとられてしまい、運動をしていない、という場合が多いです。排泄を整えるために、腸の活動を活発にするための運動も必須です。
睡眠
レベル4は睡眠です。健康維持項目の中で、最も難しいのが睡眠です。なぜなら、運動や食事は「やればよいだけ」なのに対して、睡眠は自律神経など自覚しにくい、無意識の部分も多く関係しているので、自分でコントロールしにくい部分があります。
- 日中の運動量
- 適度に日光を浴びる(朝のセロトニンの分泌)
- 飲食の質や量(カフェイン摂取の有無など)
- 自律神経の健康(ストレスへの対処、さらにいうと人間関係や環境)
など、様々な要素が関係して睡眠の質が決まります。
生活習慣をある程度自分でコントロールできるようになってからでないと、睡眠の質を上げるのは難しいです。しかし、上述の順番で健康維持を行っていれば、レベル4:睡眠の攻略に到達するまでに、すでに生活習慣のコントロールがある程度できるようになっているはずです。
ぜひ、最後の難関「睡眠のコントロール」を実践し、健康的な生活を送って下さい。睡眠スコアを計測できる腕時計なども市販されているので、買ってみるのもおすすです。
まとめ
健康はタダでは手に入りません。(タダでなにもせず健康なのはせいぜい20歳代までです。)また、万人に共通する健康法は存在しません。自分で試行錯誤して「最適解(自分にとって最もベターな方法)」を見つけていくしかありません。
- 難易度レベル1:運動
- 難易度レベル2:食事
- 難易度レベル3:排泄
- 難易度レベル4:睡眠
の順に自身をコントロールして、試行錯誤し、自分の最適解を見つけることをおすすめします。結果、自分らしい人生(生き方)が勝手にデザインされていきます。これがウェルビーイングにとってすごく重要です。
また、健康習慣はすぐには手に入りません。
全部のレベルをクリアするのに最低5年は掛かると思っておくほうが良いです。各レベル1年以上掛けてじっくりと試行錯誤し、試行錯誤すればするほど自分に合った最適な方法が見つかります。
現在病気がない人でも、健康力をアップすると、
- 感情のコントロール能力向上
- 認知能力・パフォーマンスアップ
- 病気の予防
などのメリットがあり、費用対効果抜群ですし、仕事も人間関係も圧倒的に上手くいくようになります。全ての人におすすめです。