理想の働き方は1つだけ?「第1希望以外の人生=失敗」なのか?

理想の働き方


人生プランや働き方を考えるときに、「これだ!」と1つのことを決めたら、それに向かって無我夢中で邁進していかなければなならないと思う人も多いのではないでしょうか。でも実際はそんなことはありえないと思うのです。




「ベストな人生」や「完璧なプラン」を追い求めない

そもそも、「ベストな人生」がたった1つだけ存在するのでしょうか?

自分の人生を考えるときに、「きちんとプランを立てることさえできれば、上手くいくはずだ」という思い込みを持ってしまいがちです。唯一無二の正しい最善の人生や選択があるはずだと思い、それを見つけれさえすれば、自身の行動と未来が大きく変わっていく、というような。

これは頭の良い、論理的な人であればあるほどそのような傾向があるように感じます。

しかし、実際は、人はいつでも多面的で、「確固とした自分」というものがある訳ではありません。よって、その状況に応じた選択を適宜していくしかないのが現実です。

そもそも、完全な個人など存在しない

理想の人生
完全に1人では”個人”にもはなれない

人は他者との繋がりの中で自身の役割、存在意義を定義します。

家庭では父親、会社では上司、親と対面するときは子供としての側面が表に現れたりします。個人(individual)という言葉が盛んに使われるようになりましたが、完全に社会と断絶した状態で、孤立して「個人」を認識することはできません。

他者との関係性があって初めて「個人」が成立します。他者と比較することで「個人」としての特徴が浮き彫りになり、認知できるからです。

よって常に考え、行動して自身の人生を変化させていく人であればあるほど、多くの人との出会いや出来事があり、その関係性の中で流動的に自分も変わっていくため、これだ!と決めたプラン通りに人生を進めていくことが難しくなってしまいます。

ここで自分にとって最高の人生が1つだけあるはずだ!と思い込んでいると、行き詰まったように感じることがあります。

働き方・生き方を考えるときに「戦略」に囚われすぎない

人生や働き方のプランについて普通に考えると、まず「戦略」が思い付きます。

これは、実は、常に変更していくべきことです。

上に行けばいくほど抽象的な概念になる。下に行けばいくほど具体的なものが良い。また、下位になればなる程、積極的に変更していくべきで(トライアンドエラー)、逆に上位はブレないようにする。

人生のプランを立てるときに、「自分の人生をどうしたいか?」ということをまず考えます。何を大切にして、何を捨てるのか?つまりは何に人生の時間(=命)をどれだけ費やすのか?

これが「理念」になります。ここではほぼ無限ともいえる選択肢があります。

そのあと、できるだけ具体的にその理想が描かれた絵を描く、つまりは「ビジョン」を描きます。実際に会いに行ったりして、身近なモデルケースを見つけると描きやすくなります。その人がどんな家に住み、どんな環境で人生を楽しんでいるのか、それを実際に見せてもらうことでビジョンは明確になります。

そのあとに「戦略」を立てます。

ビジョンを描いた後に、それを実際に達成するために、「ブログを書いて情報発信してみよう!」という感じで「戦略」を練ります。そのあとに、ブログのテーマを決め、SEOのことを調べたり、記事・文章の書き方を磨いていきます。これが「戦術」になります。

「週1回はブログ記事を更新しよう!」というのが「計画」です。

 

職業の選択や仕事自体も、自身の理念やビジョンを達成するためのツールでしかありません。「戦略」レベルのことである場合がほとんどです。(理念にこの職業で、ということを含む場合はそうではありません。)

大切なことで、絶対に外しては行けないことは、「自分の理念に沿った人生を生きること」です。

それ以外の仕事や職業のことはどんどん変えて行けば良いし、戦略はいくつも同時並行で行ったほうがより効率的な場合がほとんどです。

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希望の人生を最低”3通り”は考えておく

人生プランやキャリアというと、職業を1つに決めたり、この仕事で絶対にいく!と思ってしまいがちです。しかし、今後はより「副業・複業」という選択も”アリ”な世の中になっていくでしょうし、人手不足が深刻化していく中で転職市場もどんどん活発化していくはずです。

とにかく、大切なことは、仕事や職業を1つに決めることではありません。

いくつも理想の人生像があったほうが良いです。

 

今、目の前に何通りも選べる道がある場合、その中の一つを選んで、次へと続く道を築いて行くことが重要です。

私は現在、理学療法士として働いていますが、

  1. 理学療法士がダメになったら何をしよう?(私の祖父は金物屋をしていましたが、今では街中に金物屋はほとんど見かけません。どんな職業も、いつ無くなってしまうか誰にも分かりません。)
  2. もしお金を稼がなくても良くて、世間体も気にしなくて良いなら何をしよう?

と考えて行けば、自身の人生の可能性を大きく広げていくことができます。

それはきっと、人生でやり残した大事なことを定義し、忘れかけていた夢を思い出させてくれるはずです。

まとめ

最高の人生は決して1つだけではありません。

万が一プランがダメになることも考えて、できるだけ多く、最低でも3通りくらいの人生プランを持っておくべきだと思います。

考えることは自由ですし、頭の中では飛躍した人生プランも全然アリです。むしろ、その方が、自分の許容範囲が広がり、現実世界でも挫けず、タフに理念・理想に向けて突き進んでいけるはずです。

ぜひ自由に、無限に人生のプランを描いてみて下さい。

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