これからの働き方~”個人レベル”ですぐできる働き方改革~

働き方改革


ネットで情報収集をしている方々はご存知だと思いますが、私たちのような専門職といえども資格を持っているだけで価値がある時代ではなくなってきています。実際、私たちはどう働き方を変えていけば良いのでしょうか?




私はこのブログを始めてからずっと働き方について考えてきました。今回は実際に普通の個人がどのようにこれからの働き方を変えていけば良いのかについて考えを書いてみます。

”多動”ではなく、ソーシャルキャピタルを築いていくことが個人レベルでの働き方改革の第一歩になると思っています。

お金の価値の変化

働き方を考える上でまず重要なのが、お金と働き方との関係性を理解することです。

資本主義社会と資本(お金)は密接に結びついていて、切っても切れない関係にありました。

 

この本にも書かれていますが、現代では、徐々にお金の価値は低下してきています。百円均一ショップでもそれなりの生活必需品が手に入る時代。工業製品はこれまでない程の質を担保しつつ安価でそれを提供してくれるようになりました。

 

資本主義から価値主義へ。お金に変換される前の、”価値そのものの価値”が見直される時代になってくるとこの本には書かれています。実際に私たちの肌感覚としてもこれはすごく腑に落ちます。

そこで、今後お金に変わってより重要になってくるものが、”ソーシャルキャピタル”、つまり”社会的資本”です。

社会的資本とは?

社会資本とは、社会的ネットワークにおける人間関係のことを指す。〜Wikipedia〜

昔は今住んでいる地域の住民とのつながりや、家族関係のことを指しましたが、現代ではSNSのフォロワー、ネット上での人との繋がりも含まれるようになってきているため、社会的資本を簡単に構築しやすくなっていると言えます。

つまり、資本主義社会で、あまりにも高くなってしまっていたお金の価値が、テクノロジーの進化によって、元の位置に戻り始めているということだろうと解釈しています。

実は意外と単純な話で、いつの時代も、人にとって本当に大切なものは「人間関係だった」という話。

最近よく聞かれる、信用経済とか評価経済とも本質的に共通する部分がありますね。

リハビリの臨床でも感じるソーシャルキャピタルの重要性

私は訪問リハビリで各家庭を回っていますが、金銭的に豊かな方からそうでもない方まで。それはそれは様々な環境にあるお家を訪問しています。

もちろん、ベースとして金銭的な裕福さは人生の幸せに大きく関係していると思いますが、それだけでなく、幸せな老後を送っている方は、ほとんど必ずと言って良いほど、社会的資本が充実している方です。

具体的には、

  • 近所の方々と仲が良い
  • 頻繁に交流しているグループや集まりがある
  • 家族・親族関係が良好

などなど。

もちろん、高齢の方(65歳以上)がほとんどなので、SNSでフォロワーが…なんていうのは基準としてはありえませんが、金銭的に裕福な方でも、家族関係が良好でなかったり、人付き合いがほとんどない方は本当に色々と大変…人生の満足度も高くはないのかなと思うことが多々あります。

「ソーシャルキャピタルを築いていくこと」こそが個人レベルでの働き方改革

現在のネットが全く使えない高齢者世代でも、ソーシャルキャピタルを豊富に所有している人は、所属するコミュニティの中で色々な価値を交換しながら上手にやりくりして生活しています。

余り物の食材を頂いたり、少しお金持ちの知人の旅行にタダで連れて行ってもらったり…お金を掛けないでも手に入る幸せを得やすい環境にあると言えます。

私たちは個人レベルでどう働き方を変えていくの?

これをヒントに今私たちの働き方をどうやって変えていけば良いのか考えてみましょう。

政府が推進している”働き方改革”も、正直なんかズレてるし、そもそも、企業レベルの改革であり、社長や重役でもない個人レベルで実践できるものでもなさそうです。さらにこのままだったら何十年掛かるんだ…と思ってしまうような進み具合のものがほとんど。

 

私たちが切迫した危機感を感じているのは、「まさに今」なんですよね。でもそれに対する答えはなかなか見つからなくて何だかモヤモヤします。

”今”を不安に思って、ネットで「これからの働き方」とかのキーワードを自分で検索してみても、

  • 武器を磨け!
  • オンリーワンになれ!
  • 突出した知識・技能を持て!(スペシャリストを目指せ)

などなど、一般人にはなかなか簡単にはできなさそうなものばかりです。

じゃどうしたら良いのだろう…とさらに深掘りして検索したり、色々それに関係する本を読んで調べてみると、結局は「多動力」に行き着きます。

「多動力」を超要約すると「何でも、良さそうなものはとにかく試して行動しまくる!」という原理原則とそのための方法論です。そこから自分に合うものや情熱を注げるものを見つけて、そこに全精力を注ぐ。

それでやっと、「オンリーワン」や「武器」が見つかるという話です。

 

でもこのやり方だと、

  1. ギャンブル的要素が強い(多動力を発揮しても、情熱を注げるものがなかなか見つからない可能性もある)
  2. 時間が掛かり過ぎる(武器を見つけて磨き上げるのに相当な時間を要する)

という問題点があります。

多動は効率が悪くなってしまいがちなんですね。実は個人で多動化する前に、ソーシャルキャピタルの構築が重要なステップになると思います。

個人働き方改革①自分の軸(価値観)を明確にする

今の時代は周りの景色が変わるのが早く、周りに流されていると、自分にとって幸せがなかなか見えて来ない時代になってきていると思います。

  • みんな違ってみんな良い

こんな言葉もありますが、みんな良い!とまでは言えなくても、少なくとも周りに合わせた価値観を無理やり自分に当てはめ、ストレスを溜めて、自分を欺きながら一生を送る時代ではなくなってきているでしょう。

まずは、

  • 自分がどんなことに価値を感じるのか
  • どんなことに幸せを感じるのか

「自分の中で理想的なもの」を心に漠然とでも良いので考えておくことが重要だと思います。ビジョンや理想とする世界観です。

つまり、自分の人生の軸となるものを決めておく、ということです。

 

色んな書籍や映画を観て、アルバイトやボランティアをしてみる。色々経験してその時に自分がどう感じたのか?それが大きなヒントになると思います。

個人働き方改革②価値観が合う人と繋がる

これだけネットワークが充実して、簡単に人と繋がることができる現代です。そのメリットをフル活用して、自分の価値観に合う人と知り合い・仲間になりましょう。

TwitterでもFacebookでも簡単に繋がって個別にメッセージを送ることができます。無視されても元々で別に構いません。

価値観が合うもの同士、同じようなことを志向し、考えている可能性は非常に高いです。(自身の経験上)

色んな人と繋がることで自身の周りの環境が変化していきます。時には自分が予想すらしていない方向に。

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個人働き方改革③チームで何かをする(多動化)

チームを組んだら、ここからは多動力を発揮していきましょう。

お金儲けは後回し(すぐにはお金儲けにはならないと思っておいた方が良い。)で、とにかく、自分たちの価値観に合う行動をみんなで話し合って決め、実際にアクションを起こしていきます。

何でも構いません。

やっていくうちに、チーム内で得意な分野とか各々の役割分担ができてくるはずです。それこそがあなたの武器になります。

まとめ

最近よく聞かれる、

  • 個人の時代
  • 働き方改革

これらの言葉を素直に受け止めると、どうしても”個人で何かをしなければならない”と思ってしまいがちですが、普通の一般人レベルの個人でできることなんて、たかが知れています。

個人で活躍するために、まずはネットワークを築いていくことが重要です。人の力を借りること。いつの時代も人間はそうやって困難を乗り越えてきたのですから。

 

個人レベルで考えるのではなく、まずは自分に合う場所を見つけ、そこからチームで動いていくと活路を見出しやすいと思います。まずは気軽に、気になる人に連絡を取ってみることが、個人レベルで働き方を改革していく第一歩になるのではないかと思います。

良ければ参考にしてみて下さいね。

 

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