だいたいの答えは歴史の中にある


”愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”という言葉がありますが、本当にその通りで、歴史を知っているとたくさんのことを学ぶことができ、余計なことに頭を悩ませることが少なくなります。




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私たちが思い付くことは大体誰かが既に実行している

ダメな人の扱い方「多様性があるからこそ発展できる」でも書きましたが、例えば、「優秀な人だけで組織を作れば、売り上げも上がって良いんじゃない?」なんてことは誰でも簡単に思いつくことです。しかし、実際は頭で考えた通りにはなりません。

「優秀な人やそうでない人、様々な人がいて多様性がある方が発展する」ということは既に歴史で証明されています。

私たちが「画期的なことを思い付いた!」などと思う場合、ほとんどが「無知」によるものであり、すでに同じようなことを思い付き、さらに実行している人が世の中には大勢存在します。人間一人の頭で考えて思いつくことなど、たかが知れている、のです。

歴史を知っていれば無駄に悩まない

この知識をウェルビーイング(良い良い人生を生きること)に活かそうと思えば、「自分の悩みは、既に誰かが経験している悩みである」ということです。悩みの多くは簡単に人に打ち明けられないからこそ”悩み”なのであり、そのため、「自分だけが悩んでいる」と思ってしまいがちです。

しかし、実際は、間違いなく、同じような悩みを大勢の人が持ち、同じように悩んでいます。

「巨人の肩に乗り続ける」と人生が楽になるでも詳しく書きましたが、「先人の知恵に学ぶ=歴史を学ぶ」ということです。例えば、仕事でも先輩に教えてもらうとか、研究結果を参考にするとか、一から自分で問題を解決する必要などなく、既にある程度の答えがどこかにあるはずなのです。

もし、自分で一からなんらかの問題を解決しようとしているなら、それはあまりにも無謀であり、無知過ぎると私は思います。

もしあなたが会社で「新しい書類を作れ」と言われたならば、ネットを検索すればほとんど同類の書類の雛形が出てくるので、それを真似すればよいし、自分らしい働き方を構築しようとしても、一から考える必要はなく、ネットや本で自分の理想に近い働き方をしている人を見つけて参考にし、真似をすればよいのです。

私たちは1人1人が特別な存在であると同時に、一方では、ありふれた大衆でしかありません。両方の特性を上手く活用して、自分らしい人生を送りつつ、ムダな悩みや苦しみ、苦労はできるだけ避けるようにしたいものです。

最近は、「AIが仕事を奪う」といわれていますが、産業革命の時代にも全く同じことが言われていました。ラッダイト運動は、1811年から1817年頃、イギリス中・北部の織物工業地帯に起こった機械破壊運動です。

仕事を奪われる!と危機感を感じた職人たちが機械を打ち壊したんですね。でも、結局、産業革命は止まらず普及していき、現在の豊かな社会があります。AIも同じように反抗する人が出てくるでしょうが、結局は人類は便利なものを選ぶので、絶対に今後、AIは普及していきます。そして、もっと豊かな社会になっていくでしょう。人類は時代の流れには絶対に逆らえません。

このように、人類はだいたい歴史の上で同じことを繰り返しているので、歴史を知っていると、「未来がだいたいどうなるか」を知ることができるのと同時に、「人の本質」みたいなものがぼんやりと見えてくるのです。

まとめ

怒りや苦しみを感じたり、悩んでいる時間をできるだけ減らし、その分を自分が価値を感じる時間に変換することこそがウェルビーイングな生き方であり、そのためにはある程度の知識が必要です。

そして、その知識はすでに私達の先人が苦労してこの世に生み出してくれています。あとはそれを知り、生活の中に取り入れるだけ、です。

もし、自分の悩みが自分のものだけである、と思い込んでいる方は、それは自分を特別視し過ぎているのではないか?と疑問を持ってみてほしいのです。

特別視している自分を普通の人間と思うことで、肩の力が抜けて、逆に自由にラクに生きることができるのではないでしょうか。

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