自分を大切にすることは周りの人を大切にすることと同じ


理学療法士として働くみなさんに色んな人の話を聞いて思ったことを書きます。もっと業界が良くなるために考えておくべきことです。

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理学療法士は優しい人が多い

これは常々思うのですが、一般企業で働いていた経験がある私としては、この業界で働く人は本当に優しい人が多いです。

 

他人想いで、患者さんのために身を粉にして勉強し、自分に厳しく、ストイックにリハビリを追及している人が多いです。もちろんそうでもない人もいますが、決して人を蹴落としたり、迷惑をかけるようなことはしない、という人間関係の基本ができている方が多いと思います。対人援助職だから当たり前かもしれませんが。

これは本当に理学療法士の強みで、これだけ社会に認知され、必要とされ始めている仕事になってきているのは、もちろん社会情勢や、時代背景もありますが、芯となるような職業団体としての人間的「強み」がある職種だからだと個人的には思います。

 

でも、逆に弱いところも垣間見えることがあります。

それは「自分を大切にできていない」とういうことです。

 

診療報酬が下がり、給料が低下しているのは日本の経済や政治、様々な要素が絡んで、ある程度仕方がないと思うところはありますが、職場の環境についても、理学療法士の業界は少し遅れていると思うことが多々あります。

今でも言われていることですが、実習が本当にブラックなところも未だに存在し、「人権って何?」みたいな何世紀前の考え方するの?ってところもあります。

昔は理学療法士の業界って、師弟関係・体育会系というか、「先輩の言う事は絶対!」という暗黙のルールがあり、明らかに間違った理論を展開する先輩の話も”ありがたやー”と拝めて聞かないといけないような雰囲気がありました。

「それは少し違いませんか?」などと言おうものなら、どんな仕打ちをされるか・・。

”総合”臨床経験なんてどうでも良い

これはこの業界が総合臨床経験を第一に考えるところがあるためだと思います。

 

確かに臨床経験は大事です。

今ではエビデンスや根拠を中心に理論を展開することに主軸を置いているリハビリ業界ですが、元は絶対”感覚的なもの”だったはずです。

いわばカウンターとしてエビデンスやEBPTなどの概念が出てきたのではないでしょうか。

私は臨床経験5年ですが、初めの頃は今目の前にいる患者さんの筋肉が緊張しているか弛緩しているか、どんな状態にあるのか、いくら教科書を読んでも全く分からなかったし、ストレッチも何秒持続させるとか調べたりしましたが、今では全て少し触れば分かります。

これは自慢でもなんでもなく、5年もほぼ毎日人の体に触っていれば誰でもそうなります。セミナーや本を読むのとは全然質の違う濃い技術が身に付くのは確かです。

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しかし、本当に臨床経験があれば何でも後輩よりも知っていて、正しいのでしょうか?

臨床経験を何年積んだって、勉強しない人はしてないし、そういう人に限って自分の論理に固執したりしませんか?

後輩に絶対に負けないと言い切れる療法士がどれくらいいるでしょうか?絶対に負けないという人、それは本当に見栄を張っていませんか?

 

私の後輩はすごく優秀な子が多くて、まだまだだなーと思うところもたまにある半面、すごいやん!って思うところもたくさんありますよ。正直。

 

例えば研究に没頭している後輩には研究分野や理論的な考え方では私は足元にも及ばないので、「こうゆう場合、研究するとしたらどう考えるん?」などと教えてもらったりしています。めちゃくちゃ参考になるし、すげーなこいつ、って毎回感心しています。

 

これ、結構人によってはできないですよね?

 

後輩になめられるとか、後輩にそんな風に聞くとか自分の勉強不足が露呈して恥だと思っている人もいるのではないでしょうか。

なんでですか?

考え方古いですよ。

 

私はそんな人を可哀想に思います。もしくはリハビリのこと本当に分かっているのかなと疑問に思います。

だって成長できるチャンスを小さなプライドで捨ててしまっているからです。

先輩が言う事は絶対!なんてこと、絶対にない!ですね。

 

リハビリなんて、むちゃくちゃな数の分野があって、例えば研究もそうですけど、精神分野に強い人、小児なら任せろって人、色んな分野に分けると、皆それぞれ臨床経験がバラバラなんですよ。

 

私は高齢者・若年者の臨床経験は5年あり、CVAならまぁまぁ自信がありますが、小児は最近始めて担当したので1年目です。

 

だから総合臨床経験が私より浅い後輩でも、小児をたくさん経験している人ならお願いして教えてもらいます。

これを聞いて、「お前は勉強不足だ!後輩に聞くなんてよくできるな。」て思う人は別にそれでもかまいませんが、絶対聞いた方が患者さん早く良くなりますよ。

先ほども書きましたが、教科書やセミナーよりも深い体験をしている人が前にいるのに聞いて教えてもらわない、っていうのは自分のプライドを守っているだけで、患者さんのことを考えた行動でなく、自分本位ですよね。

 

そんなこと聞いて後輩になめられるとか思うのかもしれませんが、あいつなんも知らんねんな・・などと思う後輩は気にしなくて良いし、逆に後輩が弱い分野で自分が強い分野を教えてあげれば良いんです。そうすればなめられるなんてこと普通はないですよ。

 

自分が未熟だと悟ること、これは実はかなり勇気がいることで、覚悟を決めないと本当にはできないことです。でもこの姿勢はリハビリに限らずどの分野でも必要な姿勢ではないでしょうか。

この臨床経験の話は、比較的臨床経験を積んだ、古いPTに言いたいことです。

リハビリの分野をもっと細分化して、総合臨床経験にこだわらないことで、リハビリをしながら起業してビジネス感覚に優れているPTがいても良いと思うし、リハビリ分野と言わず、様々なジャンルのものが融合して、手を取り合って新しいものが生まれる可能性が飛躍的に高まります。ひいてはこの業界の職域の拡大に貢献するのではないでしょうか。

 

「総合臨床経験があるから偉い!」みたいな時代遅れの漠然とした空気・雰囲気に未だに固執している思考停止状態の人は、この業界の進展の妨げとなっていることに早く気付くべきです。

自分を大切にすることは周りの人を大切にすることである。

逆に総合臨床経験が浅いPTに多いのが、「自分よりも他を優先してしまう」ことです。

例えば職場に絶対的な権力を持つお偉いさん(上司)がいて、支離滅裂な論理性を欠いた指示が飛び交っているとします。縦社会の風土が依然強い病院とかでは結構良くある構図だと思うのですが・・。

 

入ったばかりの新人たちは右も左も分からないので、実習の続きの様に、自分を殺して、その支離滅裂な指示に従おうとします。

いや、おかしいやろ、って言葉を飲み込んで対応します。

で、数年もすると陰でその指示や上の人に対して悪口を言うようになります。悪口というか本音がやっと言葉に出せるようになると言った方が正しいのかもしれません。だって悪いのは支離滅裂なことを無理やりさせる上司ですから。

それまでは「この指示がおかしいと思う自分がおかしい」とさえ思っている子も多いです。

 

これは別にリハビリ業界に限ったことではないかもしれないのですが、この時に行動する人が本当に少ないと思うのです、この業界。

 

確かに、専門職でもなく一般サラリーマンで企業に勤めていて40台とかであれば、下手に意見するとリストラとかの恐怖もあって陰で悪口を言わざるを得ない状況に陥ることもあるでしょう。それは仕方ない場合もあると思います。

 

しかし私達は専門職で国家資格を持っています。これってかなりのメリットで、転職がしやすいんです。

 

もし、上司がおかしいなら上司を変える努力をするか、それでも変わらないと思うなら即職場を変えるべきです。

もちろん自分の意見だけで上司がおかしいと判断するのは間違っている可能性もあるし、勝手な思い込み、個人的な感情でそう思っているだけかもしれないので注意が必要ですが、皆が皆同じ意見ならほぼ間違いなくその上司はおかしいのだと思います。

 

でも、多くの人は何にも行動せず、そのまま愚痴を言いながらそこに居続けます。

もっと自分を大切にして欲しい!と私は心から思います。

 

なぜ患者さんにはあれほどしっかり面倒を見て大切にしているのに、自分のことは大切にしないのかと不思議に思います。

 

自分のことを大事にしないことで周りの人を傷つけていることに気付いて欲しいです。

 

あなたのことを大切に思っている周りの人のことを想いましょう。

人は自分のことだけ考えている人より、周りの人を思いやることのできる人の方が絶対に強いです。

例えばあなたの親や兄弟、子供。

 

職場で愚痴ばっかり言っていやいや泣きながら仕事している子を見て、親は何と思うでしょうか?

恋人はどう思うでしょうか?

お父さんは人の役に立つリハビリの仕事をしているんだ!と胸を張って友達に言う、あなたの子供は何て思うでしょうか?

 

「早く違うところに行きなさい!」、「もっとイキイキ働ける輝けるところに行きなさい!」って思うと思いませんか?

 

あなたは自分をもっと大切にして、自分の正当な権利を主張するべきです。

「仕事をする職場」とはきちんと人権を守ってくれて、前向きな改善策を聞き入れてくれるところのこと言います。仕事ができる環境を提供してくれるところのことを「職場」と言います。

ただ上の命令に従うだけのロボットを求められているなら、それはもう「仕事をする職場」ではないです。奴隷か兵役かなんかでしょうね。実際に機械のロボットでも雇えばいいんです。

 

リハビリ業界だけではないでしょうが、これから人口に対する若い人の割合も減ってきて「働く人が働きやすい職場」を作る企業努力をしないと、人が集まって来なくなる可能性もあります。

 

「PTは吐いて捨てる程いるから辞めたい奴は辞めればいい。」みたいなことを言う職場もあるそうですが、そんなところは即辞めてやりましょう。

お互いのためです。

あなたがそういった職場を去ることで、長い目で見れば社会貢献にもなります。そういった職場が働く人がいなくなって自然淘汰されていくと、不幸な職場で仕事をする人も減るからです。

 

転職して、いつまでその考え方で経営できるのか楽しみに見ていましょう。大概、そんな職場は経営が傾いているはずです。当たり前です。人財の重要さに気付いていない時点で経営者としてセンスないですもんね。

 

今の職場で悩んでいる人は、国家資格保有者である転職しやすいというメリットをもっと活かせば良いんです。

だって苦労して取った資格でしょ?お金もいっぱい掛かったでしょ?

 

私も転職していますが、するたびに給料も含め、明らかに環境が良くなっています。

もちろんむやみやたらと転職するのは良くないですが、ちゃんと思うところがあって、転職先をしっかり探して転職するなら全然ありですよ!

このブログではそういった方を応援できるような転職の情報も発信していきたいと思っています。

 

仕事=人生と言っても過言ではありません。もっと自分の仕事=人生を大切にできる人が増えることを願っています。

 

>>次の記事は「リハビリの真髄は”バランス”にある!」って話です。

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