効果抜群!理学療法士の履歴書(自己PR)の書き方(第二新卒向け)

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私は病院から訪問看護ステーションへ転職して、給料が上がり、より幸せな環境で仕事ができるようになりました。実は、国家資格以外の認定専門資格や役職(肩書)がなくても、簡単、効果的に履歴書に自己PRを書く方法があります




私が回復期病院で理学療法士として5年働いた後、訪問リハビリへ転職した際にどのように履歴書の自己PR欄を考えて書いたのか、参考までにご紹介します。

専門資格を持たない療法士は転職が厳しい?!

みなさんは、療法士の国家資格以外の専門認定資格を持っていますか?私は持っていません。

もし持っていない方は、私のように自己アピールすると有効かもしれません。

 

私は、理学療法士の国家資格を持っていますが、それ以外は特にこれといった資格を持っていません。剣道二段(資格なのでしょうか?)は持っていますが、こんなの履歴書に書いてもあまり意味ないですしね(笑)

 

もちろん、胸を張って言えることではないですが、理学療法士協会の認定資格も持っていません。いつかは取りたいな、とは思っていますが、他にしたいことがたくさんあり過ぎて、ついつい後回しになってしまっています。

 

 第二新卒(ここでは第二新卒=一度社会に出た経験がある者と定義します。)で履歴書を書くときに、これらの資格を持っていたら自己PR欄に書きやすいだろうな、と思いましたが、時すでに遅し、後の祭りです。

“実績”を自己PRに盛り込む

さてどうしたものか、と真剣に考えました。自分が採用する側に立ってみて、もう一度相手が欲しい人材を考え直しました。

 

そこで思い付いたのが、例え呼吸認定理学療法士などの専門資格を持っていたとしても、実績がなければあまり効果的なポイントとならないかもしれない、と思ったのです。

 

臨床の現場は、知識×経験=戦力とみなされます。これは臨床だけでなく、他のどの仕事でもそうです。知識を持っているだけでは、転職の際に”意欲”は伝わるとは思いますが、決定打にはなりにくいかもしれないと考えたのです。

何となく資格を取っておこうと考えて資格を保有しているだけでは、効果的なアピールにはなりません。

 

その資格を取ったのは、自分がやりたいことがあって、それを実践するためだった。そして実際に実績した、というような場合、転職の際にすごく効果のあるアピールになるだろう、と思います。

 

よって、私は誇れる資格は持っていないけど、実績のみをしっかりとアピールしようと思いました。

専門資格がない人は実績のみをPRしよう

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まず、私の今までの実績になりそうなことを洗い出してみました。

肩書もないし、実績なんて何もないと思っていた私にも、よく考えると一応数個は自己PRになりそうな実績がありました。

チームリーダー

私は以前の病院でチームリーダーを任されていました。

さらに上には主任、副主任がいましたが、その下にチームリーダーという肩書が一応あったのです。これは給料に手当てが付くようなちゃんとした肩書ではありませんが、それでも実績には変わりありません。

7人程度の後輩を任され、その人達に臨床の指導を行い、業務内容を管理するというようなことをしていたのです。

 

実際、これは特別に何も誇れることでもなく、転職しようと思って履歴書を目の前にするまで、自分でもチームリーダーをやっていたことを忘れていたくらいでした。(笑)

普通の療法士でも、5年も同じ病院で勤めていれば、それくらいの役割は回ってきて当然です。

 

私は、「チームリーダーとして7人のチームを管理し、臨床業務などの業務管理を行い、まとめる役割を担っていました。」と履歴書に書きました。

装具の研究チーム

また、別に装具研究チームにも所属して、装具を作成した患者さんの歩行速度の変化などのデータを取り、病院のパソコンに収集・蓄積していました。

また、装具チームで得られたデータを基にして、勉強会を主催して、その補助役として参加していました。(主催者のチームというだけで私が主催したわけではありませんが・・)

 

「装具チームとして下肢装具の研究を行っており、チームでデータの蓄積や勉強会を主催していました。」と履歴書に書きます。

業務改善のため、システムを作って院内のリハビリ部署全体に普及させ、業務ミスが減った

以前の職場では、リハビリに付随する業務をすべてパソコンで管理しており、いちいちその都度PCを開いて入力する作業がありました。

例えば、病院の備品管理のために、「車いすを何階に入院している誰だれにいつから貸している」などを事細かに担当療法士が毎回記入するのです。その他にも付随業務が山ほどあり、そのために残業することもよくありました。

 

さらに、毎日個人のメールをチェックする業務があったり、それらの場所がパソコンの色々な所にごちゃごちゃに入っているので、探しだして閲覧や入力をするのが大変手間で時間がかかりました。

何クリックもしないと目的の場所にたどり着けなかったりするのです。

 

私はこれが我慢ならず、「新入職員の付随業務の入力ミスが多いのはPCの整理ができていないからだ」と会議で主張し、自身でこれを整理しました。

 

エクセルの1枚のシートにすべての付随業務のフォルダを集約させ、フローチャートのように上からリンクを並べ、新しく入院患者が入ってきたら上から順にクリックしていけばPCの必要な場所に飛んで、付随業務が漏れなく完了するプログラムを作りました。

新入職員に業務の流れを把握させるためのマニュアル的な要素も盛り込みました。

 

文字にするとすごいシステムのようですが、実際は当時エクセルもよく分からない私でも調べながらでもできたシステムで、エクセルシートに上から順に業務の流れに沿ったリンクを張り付け、注意点などを自身の経験を元に書き込んだだけです。大したものではありません。

しかし、これが意外と新入職員や1~2年目の職員には好評で、「業務の流れがわかりやすい!」とすぐに全員が使うようになりました。記入漏れや業務ミスも少し減りました。どの程度ミスが減ったのか、数値化していれば尚良かったのですが、そこまでできませんでした。

この実績を、「業務改善のための提案を行い、自身でパソコンのプログラムを作成、新入職員の業務ミスを減らすことに貢献できました。」と履歴書に書きました。

これらの実績を満載した自己PRを書いた履歴書を持参して今の職場の面接に臨みました。

面接で履歴書自己PR欄の実績を効果的にアピールする方法

結果、やはり面接で詳しく聞かれたのは、上記のことについてばかりで、それも私からすると想定内でした。

そして、上述の内容をそのまま伝えました。

この時に、嘘や誇大表現は絶対しないほうが良いということだけはお伝えしておきたいと思います。

 

私の場合だと、

「装具チームに所属してデータを取っていたので、装具のことなら誰にも負けません!」

とか、

「パソコンでプログラムを作ることも可能です!」

とか言ってしまわないようにしないといけません。

 

これはちょっと表現が誇大過ぎて、当たり前のことですが、実際に「じゃやプログラム作ってよ」と言われたら困ってしまいかねませんよね。私はエンジニアではありませんし、少々エクセルをいじったことがある程度です。

 

逆に、例え自身の実績が上からの命令で仕方なしにやっていたことであったとしても「上に言われてやりました」などと言う必要はありません。

 

私の場合は、それらのことが私に実績として存在していることは間違いないので、自己PRとして盛り込んだまでです。

過不足なく、事実の良い面をピックアップして面接で説明するようにしました。

良い面ばかり言い過ぎないように、かといってマイナスなイメージを与えないようにしなければなりません。

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まとめ

上述のことを考慮して履歴書を書き、面接に臨んだ結果、見事クリアし、望んでいた今の職場で働いています。

 

転職の際の履歴書に書く自己PRというと、固く考えてしまい「私には肩書や役職もないし、書くことが何もない・・」と考えてしまうのが普通だと思います。

 

しかし、実際は、自分が仕事として組織内でどう動いて、どんな結果を出してきたのか」を書くほうがよっぽど相手の採用する立場に立った”欲しい”履歴書になるのではないかと思います。

 

肩書は、いくら優秀な人でもある程度の経験を積まないと組織内で得られないのが普通ですし、それだけに頼っている人材も相手からすると鼻持ちならないと思います。「それは違うところでの肩書でしょ。うちでは通用しない。」と思われてしまうかもしれません。

採用する側も「あなたはどこの誰か」よりも「あなたは何を考え、何をしてきたのか」それを知りたがっているはずです。

私は経験ありませんが、事業所や事務所、部門の立ち上げに関わった経験がある人は絶対にそれを履歴書の自己PRに書くべきです。また、本業とは関係なくても、ボランティアやNPOで団体に所属して活動しているのなら、それも立派な実績で、有効なアピールになると思います。

 

すごい肩書が”ポン”と書いてあるのも悪くないと思いますが、そういったことを書いた方が、あなたが「何を考え、何をしてきたのか」が相手に伝わりやすいのです。そしてそれが転職では重要なポイントになるのだと思います。

もしよければ参考にしてみて下さいね。

 

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>>>次の記事はリハ職・療法士のための就職活動と面接のコツ

 

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