仕事の成果に「賢さや頭の良さ」は実はあまり関係ない。最も重要なものとは?

仕事で成果を出す人


昔、仕事で成果を出すために、「もっと頭が良い人になりたいなぁ」なんて思っていた時期が自分にはありました。でも、最近になって思うことは、「仕事に頭の良さって実はあまり関係ないんじゃない?」ということです。




理学療法士5年、一般企業で3年働いて見えてくるもの

リハビリ職や医療従事者、どんな業種に限らず、何でもそうなんですが、仕事って、

  • 対人関係調整力(コミュニケーション力含む)
  • 段取りの良さ

が仕事をスムーズに運ぶために重要だと感じています。

 

ここら辺は、みんな何となく思っていることだと思います。

しかし、この能力を伸ばすために、私は「頭の良さ」つまりは知的能力がかなり関係しているように漠然と感じていました。

 

そして、残念ながら、私は自分がそれほど頭が良いわけではないと思っています。

私は一般レベル、至って普通の人間であり、とても自分のことをそん風な人間だと思わなかったのです。

 

でも、本当に頭の良さが仕事の成果を出すために大切なのか?と最近すごく疑問に感じます。

 

私の人生を振り返ってみると、その知的能力の通り、ごくごく普通の人生でした。普通の家庭で育ち、普通に学校に通い、普通に就職する。

終始そんな感じです。

 

こういった経験を重ねていくと、自身の人生経験を踏まえて考察してみても、やはり、「知的能力に応じた人生になる」と何となく思ってしまう訳です。

しかし、そんな私の人生でも、すごく特別なこと、これは成果が出た!という「明らかな成功」が全くない訳ではありません。

 

なぜか、その時だけはその他大勢の人を飛び抜けて、上位数%にも入る成果・結果を出すことができました。

なぜ、その時はうまくいったのか?

 

考えてみると、「知的能力云々で仕事の成果が決まるのではない」ということがはっきりとしました

賢い人が成果を出しやすいのは間違いないが・・

仕事で成果を出す

物事には必ず裏側があります。

会社で出世したい人が、面談で人事評価の基準を上司に確認するとします。

「当社では、

  1. 成果を出す(数字)
  2. 周りからの評価が高い
  3. 自身で設定した目標の達成度(数字)

という項目から人事評価を行っています。」

 

これを聞いた野心溢れる新入社員は、「よし、がんばるぞ!」とこれらを視野に入れて仕事で一生懸命努力を重ねます。

しかし、これを少し頭の良い人は、違った視点で見て、「あくまでこれは建前だ」と考えます。

本当にそうなのか、と一段深く考えるからです。

 

 

そうすると、人事部が挙げたこれらの項目は、

  • 評価する側の人物がそばにいる環境で働けるかどうか(さらに、評価する人物がより強い権力を持っている方が望ましい)
  • しっかりと自分の仕事の成果を数値化してアピールすること
  • 自身で設定する目標を少し低め、かつ必ず達成できるものに設定すること

という要素によって、天と地ほども評価が変わってくるだろう、ということに気付くことができます。

頭が良い人というのは、相手側が言っていることを文字通り受け取るのではなく、相手の状況に自分が立って、その裏の仕組みや構造にも注意して十分考えます。

 

しかし、頭の良い人がこれを理解できるから、仕事で大きな成果を出せるのか?というと、実はそうでもありません。

「具体的な目標設定」こそが最も重要

頭の良い人は、普通より多くの情報に気づきます。しかし、”それだけ”という場合も多いのです。

気付いたからと言って、うまくいくのかどうか、仕事で成果を出せるのかどうかはまた別の話なのです。

 

もちろん、色んな考えがあるとは思いますが、私が一つの真実だと思うことに、何か物事を成し遂げるとき、頭の良さよりも、「具体的な目標設定ができるかどうか」が実は最も重要であると思います。

これは別に狭義の仕事に限ったことではありません。

 

頭の良さは普通程度あれば十分だと思うのです。

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あなたの目標は具体的か?

人間は、自分の仕事の夢や目標を聞かれたときに

  • もっと稼げるようになりたい(お金もちになりたい)
  • もっと人の役に立ちたい
  • もっと楽しく、楽に仕事がこなせるようになりたい

というようなことを漠然と答えます。

しかし、これを思っているだけでは、どこにも辿り着けないし、何も考えていないとほぼ同じ、特に今と変わりのない将来が待っていることはまず間違いないでしょう。

これらは夢でも目標でも何でもなく、ただの願望です。

 

ブログで言えば、何となく記事を書いていれば知らないうちにアクセスが集まって、月に数十万円もの収入が入ってくる、という話に似ています。

まず、そんなことはありえません。

 

「何となくやりたい、できそう」

そんなことは、まず叶うことはないのではないか、と思います。悲しいですが、それが現実ではないでしょうか。

 

普通の会社に勤めていて「ゆくゆくは年収一千万円は欲しい」と思っている人は、出世のためにその会社で何十年も頑張るよりも、即転職した方がよっぽど現実的かもしれません。

 

なのに、その会社で、いつまでも「いつかは年収一千万円欲しいなぁ・・」とずっと思い続けて結局目標には届かないまま定年まで務める、なんてことが世の中には溢れているような気がします。

 

本当に仕事で成果を出す人は、具体的に目標を設定し、一つ一つ立ちはだかる問題に対処しながら、目標に向かって継続した努力ができる人なのだと思います。

まとめ

あれこれ想像するだけで、具体化もしないし、継続もできないという人はなかなか仕事で成果を出すことは難しいと思います。

例え、抜群に頭が良い人でも同じことでしょう。

 

結局は願望と目標の違いをはっきりと理解し、”自分が何をしたいのか”これ以上ないくらい具体的に決まっている人が仕事で成功するのです。

smart(社会的に頭が良いこと)というのは、あくまで一つの長所であって決定的なものにはなり得ず、最も大切なのは「具体的な目標が持てるか」ということです。

夢物語りに逃げたりせず、現実の世界で成功することができるのは、どこまで行っても”リアリティ”のある世界で生きる人なのではないでしょうか。

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