10年以上確実にあなたの心に残り続ける超絶おすすめ名作の本・小説

オススメの本


私はブログを書くことが好きです。そしてそれと同じくらい本を読むことが好きです。

今ではすっかりナイスミドルになってしまった私が、20代の頃の感受性豊かな時代に時間を忘れて読み漁った至極の物語達をここに記したいと思います。




人によって感性が違うので、あくまで私評の域を出ないランキングになってしまうと思います。

 

よって、私はここに一つの名作の基準を勝手に独断で設けたいと思います。

大量消費時代に消費されない名作の本・小説

その基準とは、「どれだけ私の心に長い間残り続けているか」です。

 

音楽でもなんでも芸術作品はどんどん新しい革新的なものが生まれ続けています。

その中でも、いつまでたっても色褪せない、人の心を捉え続け離さないもの、それこそが私の思う名作の定義です。

長い時を経ても色あせない名作達をここに発表します。

 

どれもこれも最低10年以上は私の心に残っているものばかりです。

少し長いですが、目次をクリックしながら見て頂ければ、と思います。

さよならバースディ/萩原 浩

霊長類研究センター。猿のバースディに言語習得実験を行っている。

プロジェクトの創始者安達助教授は一年前に自殺したが、助手の田中真と大学院生の由紀が研究を継いだ。

実験は着実に成果をあげてきた。だが、真が由紀にプロポーズをした夜、彼女は窓から身を投げる。

真は、目撃したバースディから真相を聞き出そうと…。愛を失う哀しみと、学会の不条理に翻弄される研究者を描く、長編ミステリー。

この作品を思い出すだけで、一世を風靡した野々村議員なみに「あ~うぁー、うぉお~ん!!!」と泣き崩れてしまいそうな感情がよみがえってきます。

この本のラストは本当に最高。

傑作です。

 

他にも主人公がプロポーズするシーン、なんて言うか、本当キラキラしてて素敵です。

まるで自分がプロポーズしているみたいな気持ちになって読んでいました。

 

映画になったら「全世界の涙腺が崩壊した!!」ってキャッチコピーが良さそう。

できれば人のいないところで読んでください。

 

  • 『なぜあなたは迷うのか。危険な道と安全な道。安全な道を取ることが合理的判断であることは明白だ。しかし、あなたは迷っている。それは危険な道こそが、あなたが進むとダメになってしまうかも知れないと思っている道こそが、あなたが本当に行きたい道だからだ。私はこれに気付いてから、必ず危険だと思う方の道を選択してきた。』

 

  • 『人生ではみんな積み重ねていくべきだと思っている。しかし、私は全く逆だと思っていて、人生はいらないものをどんどん捨てていくためにあるのだ。裸になるために生きる。一瞬一瞬。そこに己の持てるだけの生命力をかけて爆発させる。それが芸術であり、人生だ。』

 

  • 『あら、いいわねぇ。なんて言われる絵はつまらない。自身の人生と生命力をぶつけた芸術作品はそんな上品なものではない。ググッと鬼気迫るものがあって、いやらしいほど生々しく、リアルで、人によっては不気味で気味悪く感じる。それこそが本当の芸術作品だ。』
 
考えることが好きな人はぜひ読んでほしい本。思考を深化させる方法が分かりやすくまとめられています。
 
思考って考えを一方向に偏らせていくことを繰り返すんだけど、偏り過ぎたまま考えることを辞めてしまうと使いものにならない答えが出てくる。
 
どうやってバランスを保ったまま深く考えていくか、そこが大切なように思います。
 
「自分の亭主が浮気したり、あるいは子どもが新興宗教にハマったり」といった極端な思考例がたくさん飛び出してくるので非常に面白く読み進めることができます。

明日の記憶/萩原 浩

 俄 浪華遊侠道(ニワカ ナニワユイキョウデン)/司馬 遼太郎

 
「俄」と書いてニワカと読みます。明石家万吉という大阪に実在したユニークな大任侠(ダイニンキョウ:現代で言う”その道の方”)の話です。
 
これはマジでオススメですよ。表紙のデザインもくそかっこいいいし。
 
内容もさすが司馬遼太郎先生です、としか言いようがない。
 
「ひたすらなぐられ、負けることで男を磨く。」
 
どつかれ屋をしてお金を稼ぎ、時には一晩中殴られ、折檻され、拷問され、それでも音を上げず、秘密を守り通す男の中の男。
 
そうやって徐々に何もないところから富と人脈を築き上げていく「ぶざまでかっこ悪いけど、めちゃくちゃかっこいい男の人生」が描かれた名著です。
 
是非、ちらっとだけでも読んでほしい。絶対に時を忘れて没頭すること間違いなし。
 
 
上巻が気に入ったら下巻もどうぞ。

燃えよ剣/司馬遼太郎

 
新選組を知らずして日本の歴史を語れません。
 
新選組の局長近藤勇に焦点を当てた作品はたくさんあるけれど、この「燃えよ剣」は副長の土方歳三を主人公にして話が進んでいきます。
 
「バラガキ」と呼ばれた農民出身の土方の不良少年時代から物語は始まり、政治や国を動かしかねない稀有な男にまでのし上がり成長していく姿がリアルに描かれています。
 
武士の霊が出ると噂の墓地に「武士のクセに死んでからも女々しく出るとは性根が腐っているに違いない。引導を渡してやる。」と朝まで一人で泊まり込んで幽霊を成敗しようとする歳三の話など、怖いもの知らずの男の大変面白いエピソードがテンコ盛りです。
 
つべこべ言わずに下巻も読みなさい。「勝てば官軍」という言葉の意味がリアルにわかりますよ。

マーフィーの法則

 
「欲望が100%かなう???」うさんくせ。最初はそう思いましたよ。えぇ。わたしだってね。
でもね、読んでいるとその通り世の中が動いているとしか思えないんですよ。 
 
あなたが思っていることが現実になっている。
例えば、お金持ちになりたいってあなたは毎日仏壇に祈ったりしているじゃないですか?
 
正直先祖さまも困っていると思いますけどね。
 
お金持ちになりたい、お金持ちになりたい。
 
そう念仏を唱えているあなたは、現実世界に「お金持ちになりたいという欲求を強く持った自分」を創造しているんですよ。
で実際そうやって仏壇の前で毎日祈り、踊り狂っているじゃないですか。
 
ね。
そんなことをしてるからいつまでも貧乏で、仏壇の前で踊り狂うしかできないのですよ。
 
お金持ちになりたいのなら、「お金持ちになった!!」と思わないと。
それも完全に疑う余地もないくらいに。そうすればあなたにはお金持ちになった自分が現実に創造される。」
 
 
 
そういった話です。
 
まぁ読んでおいて損はないし、この考え方はずっと私の心の中にあります。お金持ちじゃないですけど。

グミ・チョコレート・パイン グミ編/大槻 ケンヂ

  
 甘くて酸っぱい青春の味がするグミいりませんか?
 
じゃんけんをして、グミ(2歩進める)、チヨコレイト(6歩進める)、パイン(3歩進める)。
 
そんな遊び、小さい頃にしませんでした?
 
そのグミ・チョコレート・パインがこの小説の題名です。
  • グミ編
  • チョコレート編
  • パイン編
の三部作になっており、最終話のパイン編がなかなか出版されずにかなり長い間モヤモヤし続けた記憶があります。
 
 
「あんたは、あんたらは。
いつからか満員電車も苦にならなくなって・・・黙々と黒い波に流されてちっちゃい箱にぎゅうぎゅう詰めに詰め込まれて。下向いて。
 
それでも真っ直ぐに生きていれば明日には何か良いことがある。きっと良いことがある。
 
そう信じて祈るように生きているおっさんのみなさん。(私も含む)
 
 
遠い昔、青い春・・。
 
つまり青春時代のあなたをはっきりと思い出すことができますか?
 
なに?もう忘れてしまった?
 
 
この本を読みなさい。 
ここには青春とは何かがはっきりと書かれている。
 
あなたが忘れてしまった、失くしてしまった懐かしい心が、甘酸っぱい幼い気持ちがこの本にはいまだに色褪せることなく記されている。」
 
 
大槻ケンヂさん、音楽の才能だけじゃなくて文才も凄い・・(ケンヂ兄さんを知らない青二才はググってね。)

書を捨てよ、町へ出よう/寺山修司

失敗は、顔だけで充分です。/綾小路きみまろ

 
会社で失敗ばかりしていつも迷惑を掛けられている人に我慢できなくなったら言ってやりましょう。
 
「失敗は、顔だけで充分です。」と。
 
綾小路きみまろさん。何がすごいの?と思っている人。
この本を読めばそのあふれ出る才能を肌で感じることができるでしょう。
 
何か辛いことがあった時に読みましょう。
「心の痛み止め」
そんな本です。
  • 「あちこち痛い間はまだ生きてる証拠!!」
  • 「二泊三日の旅行から帰ってきて、三泊四日寝込む中高年」
  • 「健康食品を買いに行って交通事故にあいました」
  • 「タカイタカイができない。自分が他界します」
  • 「ネコを被って嫁に来た妻もとうとうブタになり」
  • 「新婚時代は手を取り合いながら生きて参りました。あれから40年。今では、なんと! 財産を取り合いながら生きています。」
とまぁこんな調子です。
 
本当にセンスある言葉ばかりで、これだけ中高年を容赦なくイジリ倒せる人は後にも先にもこの人だけかもしれない・・。

たとえ空がどすぐもりでも ええように いつも自分で晴れとけ 空にたよるな 空は空/三代目魚武濱田成夫

 
三代目魚武浜田成夫さんの詩集です。めちゃくちゃかっこいいです。
氏いわく、「おれは自分を誉めたたえる作品しか作らない」
 
いや、今時そんなこと言えちゃう人いないって。
かっこよすぎるやん。
 
ローリングストーンズのCDに付いてる歌詞の和訳の様な世界観の詩がたくさんあって、当時(15年ほど前)その世代の方なんだなぁとしみじみ思っていました。
 
生き様?そういった確固たるものを持たない私にとって、彼の生き様は憧れであり、遥か遠くの世界の話のように感じながら、でも「おまえもできんねんで」そう語りかけてくれているような暖かい言葉が一杯詰まっています。
 
私はこの方が好きでライブも当時行きました。本当に懐かしい。 
 

夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル

 
彼は想像を絶する過酷な環境の中で、本当の人間の誇りや強さを身を持って体験することになります。
 
 
「ガス室で裸にされ、殴られ、盗まれ、奪われ、あらゆる罵倒・辱めを受けても、その時にどんな態度を取るか。どうこの状況を受け取るか。それだけは誰にも奪われずに選ぶ権利が最後まで残されている。私はそこに人間の精神の自由、本質的な強さがあると悟った。」
 
あなたが、ブラック企業に勤めていて「精神の自由がない」と思っているなら、この本をぜひ読んでみて下さい。生きる希望になるのではないでしょうか。
 
あ、でもブラック企業で頑張る必要はないですよ。
 
フランクル氏も生への執着を失くしてはいけないと言っています。とにかく生きる道を、生き残れる道を探しましょう。

ほんまにオレはアホやろか/水木しげる

 
 

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 神との対話/ニール・ドナルド・ウォルシュ

みなさん、神と対話していますか?
私はしていますよ。
正確には会話の又聞きですけどね。えぇ。
この本で。
 
この本の内容を嘘か本当かと気にする輩は無粋すぎる。
小説だって嘘ばっかりじゃないですか。
嘘でもなんでも良いんですよ。
読んだ人が何か深く感じるものがあれば。
 
請求書の支払いを神にどうすれば良いのか尋ねるなど、妙に現実感がある質問と、人間臭い神様の解答がすごく興味を惹きます。
スピリチュアリズムや上述のマーフィの法則の影響が多分に感じられる内容ですが、より良く生きるための知恵の一つとして役に立つことは間違いないです。

町田康 詩集/町田康

 

 

「私は今日も居間で横になってテレビを観ている。

はたから見ると毎日毎日働きもせずに気楽なものだと思うことだろう。

しかし、それはまったくの愚かな誤解である。

 

私はこの姿勢でないと仕事のことを考えることができないのだ。

さらに、私はこの体勢で仕事のことだけ、そんなみみっちいことだけを考えているのではない。

 

この世界の本当の在り方、平和・愛と深淵なる信仰、そういったものについて深く思考をめぐらしているのだ。

たまに深く考えすぎて過ぎて、こっくり、こっくりと潜在意識が宇宙と同調することもある。

とうとう居眠りし出しやがった、はたから見るとそう見えるかもしれない。

愚かで愚鈍、怠惰をむさぼる他者よ、それは全くの誤解である。

 

私は今日も居間で横になってテレビを観ている。

その横で猫があくびをしている。」

(これらの話は私がノリで町田康っぽく作った造話です。)

 

こんな感じの話がたくさん収録。

面白そうでしょ?

 

星の王子さま/アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ

とりあえずはこんな感じでしょうか。

 

これを書くのにほとんど何かを参照したりしていません。

それくらい本当に心に残っている本ばかりです。

 

また思い出したら随時追加していきたいと思います。

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