
高齢者用の介護シューズの選び方とおすすめのシューズについて自身の経験を元にまとめています。
介護シューズの選び方
高齢者用介護シューズは15年程前には介護ショップ専門店でしか売っていませんでしたが、最近では至るところで見られるようになり、ホームセンターでも売っています。
それに伴い、種類も非常に充実してきており、色々な方にフィットするタイプが販売されています。
しかし、種類が多いと選ぶときに迷ってしまうことも多いです。
そこで、今までの私の臨床経験を元に介護ケアシューズの選び方についてご紹介したいと思います。
介護シューズを履くことのメリット
介護シューズは何が良いのでしょうか?
購入することでどんなメリットがあるのでしょうか。
軽い
高齢者用に開発されたシューズなので、軽量設計が施された軽いものがほとんどです。
長距離歩くときには靴が重たいと足が疲れやすくなるため、快適に歩くことができます。
また疲れてきたときに靴が重いと足が上がりにくく、つまずき・転倒の原因になる可能性もあります。
軽量だとその点は安心です。
履きやすい(足が入れやすい)
靴を履くためには、座って額場合でも、結構しっかりとした手指の巧緻性(指先の器用さ)がなければ難しいです。
高齢になると衰えてくるものとしてこの巧緻性があります。
靴紐などは結ぶのに非常に時間が掛かってしまうことも多いです。
市販のもので広く流通している介護シューズは、靴紐で調整して履くタイプのものはほとんどなく、
- マジックテープ
- チャック
で脱いだり履いたりできるものがほとんどです。
また、靴に足を入れる部分が広く開口するものがほとんどで、非常に履きやすいように考えられています。

転倒しにくい
介護シューズはつま先が上がっているデザインになっているものが多く、つまずきにくいように設計されています。
転倒予防のために家族さんがおじいちゃん、おばあちゃんに介護シューズをプレゼントすることも多いです。
介護シューズの価格
市場の介護シューズの価格は、およそ¥5.000~9.000円程度です。
室内履き用のものは¥1.500程度からあります。
臨床で私が良く見かけるタイプの靴は大体この価格の中間帯のものが多いです。
介護シューズには、運動麻痺などがある方用に、左右別々のサイズを販売(装具を装着する方向け)しており、そういった少し特殊なタイプの靴を購入する場合は、若干(数千円程度)価格が高くなります。
介護シューズの耐久性
介護シューズってなんだかすぐにダメになりそうな気がしませんか?
軽いからその分生地も薄いんじゃないかと思いますよね。
でも、リハビリで介護現場を回っていると、「同じ介護シューズを2、3年履いている」方が非常に多いです。
介護が必要な高齢者の方はそう多くの距離を歩行することが稀なため、別に介護シューズでなくても靴の消耗は少ないと思います。
なので、購入する際は耐久性などはあまり考慮しなくても良いのでは?と個人的には思います。
みんなが履いてる、おすすめの人気介護シューズ
臨床でリハビリをしていると、だいたい目にする介護シューズは決まっています。
これを買っておけば間違いない!という超メジャーな人気のある介護シューズを以下にご紹介します。
徳武産業 あゆみ ダブルマジック
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