理学療法士の給料(収入)を増やすには?新しいキャリアの実例をご紹介


私たち療法士の将来はどうなるのでしょうか。診療報酬は低下していき、それに伴い療法士の年収もどんどん低下しています。

社会に認められて診療報酬が上がるようになるためには、私達の仕事の成果をはっきりと見える形で、世の中に提示しなければならないと言われています。

そんな業界で、どのように給料(収入)を増やす方法を考えていけば良いでしょうか?




しかし、実情はそんなに簡単にはいきません。

 

リハビリの仕事はとにかくその価値が見えにくい仕事です。患者さんは、かなり荒っぽい言い方をすれば「勝手に」回復していきます。

どこまでがリハビリの効果で、どこまでが患者さんの自然回復なのか、はっきり証明することは簡単ではないでしょう。

療法士でキャリアに悩む人が増えている

専門学校や大学を出て、療法士に夢を持ち、働き始めた人も、3年もすれば燃え尽きてしまう現実があります。

 

初めは、患者さんのリハビリに夢中で、給料のことや自分の将来のことはあまり気になりませんが、やがて臨床に慣れ、余裕が出てくると、患者さんだけでなく、自分のことにも目が向くようになります。

 

やがて、一般企業で働く同年代の友達などの給料を聞いて愕然としたりします。

石川啄木の「友がみな我より偉く見える日よ」ですね。

本当に「療法士あるある」と言ってもいいぐらい、みんなこんな経験をしています。

 

 

療法士は優しい人が多いので、自分をそっちのけで患者さんの為に尽くします。

毎日尽くし続けて、ふと我に返ってみると、「このままで良いのだろうか・・」と自分の将来のことが心配になります。

 

「このまま行けば、自分が年を取った時にまともに医療や介護のサービスを受けるお金がないかもしれない・・・。」

 

しかし、普通の療法士はそのまま何とか療法士を続けます。なんせ、この仕事には大きな「やりがい」があります。

患者さんとのやりとりや笑顔は決してお金には変えられない嬉しいものです。

 

やがて、そんな療法士にも彼女・彼氏と結婚する話が出てきたりします。

結婚して共働きすれば、少しは外食して、小旅行に行ったりするくらいの生活はできます。

 

そして、子どもが生まれます。

 

そこから療法士の給料・生活に対する不安はさらに加速していきます。

子供の愛らしい顔を見ていると、「この給料でこの子の将来は大丈夫なんだろうか?」、「俺は何やってんだろう」と思うようになってしまいます。

色んな療法士と話すと、本当にこんな療法士がたくさんいます。

療法士として給料(収入)アップを望むなら

給料や収入をアップさせるために、何通りか考えられる方法があるのでご紹介します。

教師をする

専門学校や大学教員は確実に現場の療法士よりも給料が良いです。

 

しかし、大学教員になるためには大学院を卒業していることが必須の条件のところも多いですし、専門学校はまだそこまでではありませんが、今後そうなってくると言われています。

大体、教師になりたいと思ってこの業界に来る人はいませんので、望んでなる人は少ない様です。

 

あくまで給料やキャリアを考えてなろうとする人が多い様です。

管理職になる

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今の職場で普通に働いて、長年続けていれば、管理職になることも可能だと思います。

管理職ならそれなりの手当てが付く職場が多いでしょう。

給料は少しは上がるのではないでしょうか。

 

しかし、管理職ってむちゃくちゃ大変そうですよね。「割に合わない・・」そんな言葉が自然と漏れてしまう程の業務量のところが多いのではないでしょうか。

 

診療報酬改定の度に、右往左往して、下の子たちにルールを守らせるために怖い顔して・・確実に現場で働いていた方が楽です。

 

管理職になることでもう一つ問題なのが、「現場から離れてしまう」ことです。現場で患者さんと触れ合うことがこの仕事の醍醐味なのですが、それがなくなってしまいます。

それでも将来独立したいので、管理とかマネジメントを学びたい!という人なら良いかもしれませんが、私はどうしても魅力的に思えません。

研究で有名になって名を馳せる

療法士に成りたての頃は、大体の人が研究で名を馳せることを夢見ます。

セミナーをやって、本を出版して・・・。

 

しかし、研究をいざ始めてみると、本当に地味で、儲からないことをコツコツ何年も、下手したら何十年も続けなければなりません。

しかも、研究の世界には東大出とか、異常な位頭の良い人が上に行けば行くほどゴロゴロいるそうです・・・。(私はそこまで研究をしていたわけではないので、聞いた話ですが。)

 

そのなかで、名を馳せるくらい有名になるって・・・なんか現実離れした考えに私には思えてしまいます。

副業をする

他業界と比べて療法士のメリットは、一般企業の同年代よりも残業が少ないことだと思います。

研究をやっていなければですが・・。つまり、自由にできる時間は多いのではないでしょうか。

 

そこで、現実的な収入アップの方法として、非常勤で空いている時間に働いて副業で稼いでいる療法士も多いです。

私は休日は家族と過ごしたいので、非常勤でのアルバイトはしていません。そのかわり、ネットのブログなどで情報発信をして、本業の半分くらいは副収入として稼いでいます。

最近は社会的にも副業OKのところが増えてきており、平均給料が低下している時勢では当然の流れだと思います。

 

そもそも、ネットとビジネスは非常に相性が良く、集客が簡単に行えます。ネットは広告として利用するにはもってこいの媒体で、多くの企業が今ネットでのビジネスや広告に力を入れています。

参考)ネット情報の裏側の仕組み「溢れる情報を精査・選択し,本質を掴む方法」

 

療法士として働いていて、休日に稼ごうと思うなら、ネットで稼ぐ方法がおすすめです。急速に発達した分野のため、私達の親の世代にはなかった稼ぎ方、現在の世間にもあまり知れ渡っていない稼ぎ方ができます。

 

もちろん、人を騙してとか、いかがわしい、怪しいものには手を出してはいけませんし、そんなことをしていると長い目で見ると自分も損ですので、絶対にやらないで下さいね。

 

別に私のようにブログをやる必要はありません。

それ以外の方法でも、月1万~2万円位なら比較的簡単に稼げます。もちろん、特別なスキルや知識はいらないし、誰にでも簡単にできます。

私が実績して問題なく稼げた方法で、休日に療法士が収入を得る方法を、 理学療法士の副業におすすめ!簡単にできるクラウドソーシングという記事にまとめていますので、是非参照して実績してみて下さい。

 

また、私のようにブログ運営での収入に興味がある方は、ブログの始め方・書き方についての記事を参照下さい。

(直接お問い合わせフォームからご連絡下さっても確実に返信させて頂きます。)

 実積済みノウハウ濃縮!理学療法士・作業療法士のためのアクセスが集まるブログの始め方

療法士の新しいキャリアの形

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私も、2015年のこのブログを始めた当初は、ネットでの副業が自分には一番良さそうだなと思って、どんな副業があるのかそれは必死に検索していました。

そこで行き着いたのが、「理学療法士の起業と副業」というブログでした。

 

給料やキャリアで悩んでいることって、なかなか職場で口に出して言いにくいですよね。私はそうでした。皆それなりに頑張っているし、病院の経営が決して楽ではないことも末端職員の私でもわかっています。

言ってもしょうがないことだし、頑張っている皆の気持ちを挫いては申し訳ないと思って封印していたのですが、このブログには私が思っていることがそのまま書いてありました。

 

正直、見つけたときは「自分と同じようなこと考えている理学療法士がいるんだ!」と嬉しくなりました。

 

早速、私はそのブログを運営されている方にメールで連絡を取ってみました。

運営されている方は「ゆめおさん」と言う方なのですが、翌日には返信があり、それからスカイプでお話をさせて頂きました。

 理学療法士って専門職が故の「固さ」があると私は思っていました。これ、伝わりますかね?

 

「これはだめ!こうしなければいけない!」というオーラがあります、専門職って。

これって、よく考えると諸刃の剣で、その職業が波に乗っている良い時代にはプラスに働きますが、その波が過ぎ去った後では、変わらなければいけないのに、それを邪魔してしまいます。いつまでたっても良い時代の風習や考え方を引きずってしまいます。

それではダメなのに、です。

 

しかし、ゆめおさんにはその「固さ」が一切ありませんでした。

とてもフランクで、あっさりとブログを複数運営されておられること、そこから月20万円近くの副業収入があることを話されていました。

 

「こんな理学療法士がいるんだ」とすごく驚きました。

 

そこからメールなどで連絡を取らせて頂いているのですが、知れば知るほど驚くことばかりです。ブログについてあっさりとお話されている陰で、ストイックに尋常ではない努力を重ねられていました。

 

4年間で1500記事をupしながら、文章能力を磨くために、他人のブログを30万文字タイピングしていたそうです・・。もちろん、本業の理学療法士を続けながらですよ。

頑張って5000文字くらいの記事を書くと、5時間ほどうなされるようにウンウン言いながら執筆して、翌日には肩こりで腕が上がらないし、目はショボショボ。

それくらいボロボロになります笑。精根尽き果てます。

 

ゆめをさんのブログを読んでいただければ分かりますが、「あっさり」と記事は書かれているように見えます。

しかし、実際に記事を書いてみると分かりますが、自分の想いを伝えることを「あっさり」と表現することの難しいこと・・。

本当に簡単にはできないことなんです。グダグダした文章になってしまうんです。

 

ブログが副業、ってあっさりとおっしゃっていましたが、これはもう副業の努力の域を超えていると思います。ブログで収益を出せる一般人は少ないと言われていますが、しっかり収益を長年出し続けている方はこれくらいの努力をされているようです。

やはり、楽して稼げる方法はないようです・・。

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私ははじめ、正直ネットで稼いでいるって・・怪しい・・という感覚がありました。

 

スマホ・パソコンで「お金を稼ぐ」って検索して見て下さい。中には「一日10分で月100万稼ぐ方法!」などと出てきたりします。

 

そんなにおいしい話があるなら、仕事なんかもみんなせんわ!って思いますよね。でも、ゆめおさんに出会ってからは考えが変わりました。

 

別にネットだからどうってことはないのです。ネットであろうが、リアルの仕事であろうが、本当に成果を出す人は、誠実で実直な仕事ができる人です。

 

人を騙して稼ごうなんて考えの人は、ネットであろうがリアルであろうが、周りに疎んじられ、自然に淘汰されていきます。人の役に立ちたい、って想いがないと誰も寄ってこないし、本当の意味での成功はありえません。

それを実績されているからこそ、結果が出続けているのだろうと思います。

 

ブログを続けるにあたってテクニック的なことを教えて頂くこともありますが、それ以上に教えて頂いているのはこの「ストイックで誠実な仕事」の仕方です。

まとめ

途中からゆめおさんの宣伝みたいになってしまいましたね。

 

しかし、ゆめおさんは、ブログを通して出版社からお声が掛かり、本を出版されたそうです。

私も出版ではありませんが、このブログを通して介護系の雑誌を出版している会社から寄稿依頼があり、執筆経験があります。

 

研究で名を馳せて本を出版するというのは何十年もかかってしまいそうですが、もしかしたら、あなたも研究とは違った道で本を出版できるかもしれません。

※参考までに、実際に知り合いの療法士が出版したので、療法士がブログで本を出版する方法をこちらの記事にまとめています。 リハ職ブロガー対談「③実積済み、ブログで療法士が本を出版する方法」

 

療法士としての新しいキャリアの形を考えるとき、ゆめおさんのキャリアは大変貴重で参考になると思います。

 

これからは、従来の専門職の「固さ」を脱ぎ捨て、人の為に自分の能力が遺憾なく発揮できる分野で、それぞれが自由に努力して新しい道を作る療法士が、この業界に必要だと思いませんか?

 

私も、キャリアの一つの形を作れるように、ひいては、まだ見ぬ後輩達が将来に夢を持てる仕事として、療法士を選んでもらえるように頑張りたいと思っています。

 

※)2017年 追記

 

私は療法士として訪問リハビリに転職をして給料が大幅に上がりましたその経験を元に転職を成功させるための方法についても記事にしています。

 理学療法士の転職を絶対成功させるための3つのステップ

 経験者が語る訪問リハビリへの転職「訪問看護ステーションの選び方と求人の探し方について」

 「転職する時は誰に相談したら良いの?」理学療法士のための転職サイト・求人の探し方

また、私は転職する際に以下の転職サイトに登録し、求人を楽にたくさん比較・検討することができました。希望する就職先に転職できたのもこのおかげが大きかったと思っています。良ければ転職を検討している方は登録(無料)してご活用下さい。

 

 

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2件のコメント

  • タカ

    最近、ブログを拝見させて頂いています。私自身、今理学療法士として働いており何か行動したいと思っています。そして、ブログを作成して自分成りのアウトプットする機会や同じように悩んでいる方に何かしら良い影響を与えたいと考えています。
    そこで、筆者の方が利用されているブログサービスを教えて頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

    • hideyuki

      お問い合わせ頂き、ありがとうございます。
      私はXサーバーを使い、ワードプレスで当ブログを運営しています。
      詳しくは、ブログの始め方について書いた記事があります。
      トップページ、カテゴリー選択でSEO・ブログ運営を選んで頂き、「理学療法士のためのアクセスの集まるブログの始め方」という記事を読んで頂ければ、と思います。宜しくお願い致します。

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