
30代後半から40代になってくると、自分の今の働き方はこのままで良いのだろうか?と悩むことがあると思います。
仕事はあくまで人生の一部であり、仕事以外の時間を充実させるような生き方を望む人が増えています。
人生、仕事だけで良いのか?
しかし、日本の雇用形態や働き方は、いまだ昭和のシステムのままで、週5日フルタイムで働き続けるのが常識となっています。
一部、先鋭的な会社では時短勤務や出勤時間を自由にするなどの柔軟な対応をしているところも増えてきていますが、それでも医療介護の業界などは、問答無用で週5、 1日8時間労働が当たり前で、それに疑問を持っていない組織も職員も多いのが現状です。
自分の人生を俯瞰して振り返ったとき、仕事に費やす時間を減らし、子育てや家族・友達との時間を増やしたいと思った時に、転職を検討する人が多いと思います。残業が少ないところに転職したりするんですね。
しかし実は転職しなくても働き方を変える事はできます。
今の会社で働き方を変える方法
実際、私も週5日のフルタイム労働から、週4日勤務に変更しました。週4日は訪問リハビリで働き、残りの3日は個人事業主として、こういった情報発信などしています。
この働き方は、40代以降の働き方を変えていくための自分なりの戦略の1つです。歳を重ねると、訪問リハビリをいつまでも続けているわけにはいきませんが、かといって会社で管理職になるのもあまり気が進みません。管理職になると、給料に見合わない労働が上から降り注いできます。
それならば、自分の好きなことを発信し、わずかでも良いので収入になるようなことを、長く続けていく方向で動いています。もちろん、今後どうなるかは分かりませんが、あえて今、少し本業の収入を減らしてでも、未来のために時間を割くことを意識してやっています。
転職する前に今いる会社に一度真剣に話をしてみて、自分の働き方を変えれないかどうか相談してみることはすごく重要です。意外と話を聞いてくれるので、やらないのはもったいなさすぎます。
それでも無理なようであれば転職を検討すればで充分だと思います。
転職にはリスクがつきもの
なぜなら、転職はある程度のリスクが伴う問題が普通だからです。どこの会社も組織も面接やホームページには良い事しか書かないし、決して悪いことは言いませんよね。つまり、実際のところは入職してみないとわからないですね。
また、転職はすごく労力がかかるので、できれば今の慣れた環境でにいる方が新しいことを始めるときにもたくさんの時間と労力を割くことができます。
昔に比べて転職しやすく、世間的に転職の悪いイメージは払拭されてきていますが、それでもコロコロと転職するよりは、ある程度まとまった期間1つの会社で働いた方が落ち着きのある人物にみられます。(石の上にも3年と言うわけではありませんか。。)
折衷案がないか?考える癖を付ける
転職に関してもそうですが、常に、何に対しても折衷案を考えてみることをおすすめします。
人間は自分の頭で考えると、白か黒か、行くか戻るか、1か0か?みたいな思考になりがちです。人は単純で分かりやすいことに安心するし、惹かれるからです。
しかし、実際は1と0、白と黒の間に何億ものグラデーションがあり、その選択次第でリスクを増やしたり、あるいは減らしたりすることができます。
この件に限らず、自分の中で大きな決め事をするときには、常に折衷案がないかどうかを探り、自分で見つけられなければ、人に聞いてみることをおすすめします。