誰も言わない、「お金と親との関係性」の話


実はお金と人間関係の豊かさはかなり相関しています。人間関係から仕事が生まれるとよく言われますよね。実際その通りで、仕事をとってくることが上手な人は、ステークホルダーとの飲み会で仕事をもらってきたりします。




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生きる上での人間関係の重要性は、皆さん知っての通りと思います。例えば、離職する原因の第一は、給料ではなく、人間関係の問題です。家族の人間関係がうまくいっていれば、幸福度は高いですし、仕事がうまくいっている人は、ほぼ確実に職場周辺の人間関係をうまく構築しています。これらは、研究結果を見るまでもなく、私たちと周りで当たり前のように皆が認識していることだと思います。

ウェルビーイングの最重要項目”人間関係”

私はウェルビーイングについて発信をしていますか、ウェルビーイングとは何か?と聞かれると、

  • お金
  • 人間関係
  • 健康

より良い状態で生きることとお答えしています。

この3つは、私が理学療法士としてリハビリでいろんな人とお悩みを聞いてきた中で必ず出てくる問題です。

アドラー心理学では、人間関係から全ての問題が生ずると言われていますか、突き詰めるとその通りだと思います。人間関係が上手く行かないと仕事もお金も付いてきませんし、精神を含めた健康のアンバランスに悩むことになります。

ですから、お金、健康をより良く保つためには、人間関係を良くしていくことが必須であるといえます。

つまり、ウェルビーイングな人生を送るために、何かひとつだけ最も重要なものを挙げるとしたら、人間関係であると私も答えます。

親との関係性が良ければ金銭的にも上手くいく

今回の記事は、「誰も言わない」人間関係とお金の関係としています。

これは何かと言うと、親との関係性を良くしておけば、資産が貯まりやすいと言うことです。世間的には親との関係性をお金で測るのは良くないとされますが、事実です、

皆さんも聞いたことがあると思いますが、お金持ちの子はお金持ちになります。これは少し調べると教育をたくさん受けることができるから、と言われていますが、それだけではなく、資産を親からそのまま引き継ぐからという事でもあります。

そう聞くと、普通の家で育った私たちにはなにも関係のない話かと思いますが、実際はむちゃくちゃ関係があります。

私ももちろん特にお金持ちではなく、普通の家で育ったのですが、私の親はバブル期、高度経済成長期に仕事をしてきた人間です。生まれてからずっと日本が不景気であった私たちの世代よりも、収入を得やすい状況の日本で生きてきた世代なのです。

実際に現在、日本国民の中で最も資産を持っている層は高齢者と言われています。これは何故かと言うと、バブル期を経て、退職した際に、高額な退職金を持って老後生活に入る人が多いからです。現在では、退職金や昇給は以前ほど望めません。

何を言いたいかと言うと、普通の家庭で育った人間でも、親との関係性を良くしておくと、お金の面でも優遇してもらえることがたくさんあると言うことです。

例えば、私の親は、私の祖父母から自宅を購入うする際の頭金を出してもらったと言っていました。私たちの年代でも、こういった事はあまり周りの人には言いませんが、実際そのようにして親に出してもらっている、という方もたくさんいるはずです。

私自身も、両親に子供のおもちゃも買ってもらったり、一緒に旅行に行ったり(旅費を出してもらったり)、しています。車や家など大きなものを買ってもらった事はありませんが、それでもたくさん経済的に援助を受けているのが実際のところです。

正直なところ、親と、もし仲が悪く、これらの経済的な援助が全く受けれなかったとすれば、私の現在の資産はおそらく半分ぐらいだと思います。

お金と経験のやりとり

親との関係性を良好に保っておくことで、金銭的にも、経済的にも多くのメリットがある事はお伝えしておきたいと思います。金銭的なメリットがあるから、親との関係性を良好に保しなさいというわけではありませんが、仕事もそうですし、人間関係を全方位において旅行に保っておくということは、良い事しかありません。

だいだい、身近な存在である親と良好な人間関係を築けないのに、職場などの血の繋がりもなにもない、全くの他者と良好な人間関係が築けるとは思いません。

特に身近な親や子供たちと仲良くしておく事は、一生涯の財産になる事は間違いありません。親にお金を出してもらうことに対して、最悪感があったりもしますが、自分が子供を持ったりすると、親の気持ちがよくわかるようになります。

親子の関係で信頼関係がきちんとあれば、親は子に対していくらお金を使っても惜しいとは思いません。お金の問題ではなくなっているのです。人間は、仕事を始めてからは”お金”で悩み、60歳以降は”健康”で悩むものです。実際、私の親も「お金はいらん、十分だ」と言っています。

私たちは、親から経済的な援助を受ける反面、お返しとして、自分がきちんと自分の生活をして、孫を頻繁に実家に連れて行ってあげたり、一緒に旅行に行ったりして思い出、つまり”経験”という一生使える(思い出せる)プレゼントをしてあげれば充分ではないかと思っています。

皆さんも毎日がすごく忙しいとは思いますが、ぜひ身近な人、特に親や子供との時間をたくさんとって、素敵な時間を共有してください。人生が豊かになるだけではなく、経済的にもメリットがあるので、それは知っておいて欲しいなと思います。

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