
今回のテーマは、「生きる意味を見つける超具体的な方法」です。
今生きる意味が見つからないと悩む人が多いみたいですよね。そこで、今回は超具体的な方法をお伝えします。
⬆️動画で解説
生きる意味とかgoogle検索で調べてみると、まぁ、漠然とした話が多いんですよね。スピリチュアルとか。ちょっと漠然としてて、じゃあどうすればいいのかっていうのか具体的にわからないですよね。
そこで、生き方の専門家として、生きる意味を見つける方法を実際にお伝えしていきます。
夢に頼ると生きがいを無くす
まず結論から述べると、「生きる意味を見つけるには夢を捨てること」です。夢を捨てるってどういう事?って思うと思うんですけど、まぁ読んでみてください。
生きる意味を感じる瞬間はどんなとき?
まず、生きる意味を感じる瞬間ってどんな時がありますか?僕だったら家族といる時、子供と遊んでる時とか楽しいなって思うし、子供の成長とか見てたらすごい楽しいなって思いますね。
みなさんはどう思いますか?
生きる意味を感じる状態=充足感がある状態のこと
そもそも、生きる意味みたいな抽象的な言葉って、人によって使ってる意味が全然違うんですね。
“成功”とかもそうですね。
すごい漠然としてる言葉なのに、それで悩んでる人がすごく多いなと思います。
- 自由
- 成功
- 自分軸
- 才能
とか、ここら辺はどういう意味ですかって言われたら、はっきり答えられない人が多いです。
大体そういう曖昧な言葉というのは、人によって定義が違うので、調べれば調べるほど言ってることが違うわけですよ。ある人にとっては、経済的な余裕なことを言ってたりするし、ある人にとっては、時間的な自由のことを言ってます。
ある人にとっては可能性が広がることを自由と言ってたりします。
例えば、普通は結婚すると自由が制限されると思う人が多いですが、「結婚すると自由になれる」って僕は思うんですよね。それはどういう意味かっていうと、例えば、一人で独身のときに良い大人が公園に行っても全然楽しくないですよね。
でも、子供とおにぎり作って食べに行くだけでめちゃめちゃ楽しいレジャー(余暇活動)になります。
これは結婚してできた自由(子供と公園で遊ぶ選択肢が増えるという意味で)です。
こういった言葉って、めちゃめちゃ抽象的で、人によって言ってる意味が違うので、調べれば調べるほど混乱します。情報化社会の負の側面ですよね。なので、まずは、その言葉の定義をしっかり考えることがすごく重要です。
生きがいの意味を知る
マズローの五段階欲求説があります。自己啓発本読んだら結構な割合で出てくるやつです。
心理学者マズローのやつですね。
下の方に生理的な欲求があって、その上に、
- 社会的欲求
- 承認欲求(尊厳)
- 自己実現欲求
っていうのがあります。
これらの欲求を満たす時に感じる感覚=生きがいを感じる瞬間です。
個人と社会は別で考える
人間って、個人と社会的側面の両面を持って生きている生物です。
2つの側面、2つの仮面を持って生きてるわけですよ。これが社会的生物=人間です。
個人としては生物的な側面が強く求められたり、生物的な欲求を充足しなきゃいけなかったりするんですね。
一方で、社会的側面としては、より高次の承認欲求を求められたり、ここの葛藤があるわけですよね。
個人の側面の生物として、生きることそのものが生きがいです。
これが、生理的欲求、安全欲求ですよね。個人の生物、ヒト科としては、この二つを満たせれば、生きがいを感じる状態なんですよね。
これをまず知っておくと良いかなと思います。つまり、まぁ「生きていればオッケー」という状態ですね。
僕は精神的にちょっとしんどい時とか、まぁ、生きてるだけでオッケーだな、と思うようにしています。
明石家さんまさんが言ってますが、「生きてるだけで丸儲け」だと思えば、カリカリしないで生きていけますし、それも正しいですよね。
そういう状態を一つ、自分の中に確保しておくとメンタルが圧倒的に強くなりますよね。
「息をして、寝て、食べて、繁殖する。」
繁殖は別にしても、これがだいたいできてれば、生物としてはOKなわけですよ。とにかく、息をして寝て食べる、生命をつないでいる。自分のためだけ、個体としてはこれだけで充分です。
社会的欲求が充足できなくて「生きがい」がないと感じる
でも、大体みんな悩んでる事って生物(個体)としての生きがいではなく、社会的生物としての生きがいですよね。これが感じられないから、生きる意味ってなんだろうって悩んだりすると思うんですけど、今の日本はもう、普通は生物的・物質的欲求が満たされている状態です。
普段、誰かに拷問されてて、食べるなよ、寝るなよ!と言われていたら別ですけど。日本は治安も良いですし、犯罪に巻き込まれるとかもないし。
次に僕らが気になるのは、社会的な欲求の充足ですよね。より高次な欲求を充足したいと感じるのが当然です。生き甲斐を感じない状態=(社会的)欲求を充足できない状態が、生きがいが感じれてないっていう状態になります。
- 社会的欲求
- 承認欲求(尊厳)
- 自己実現欲求
とあるんですが、
これを満たせていけば、生きがいを感じる状態になるということ。
社会的側面としては、人とのつながりの中で認められる、価値ある存在になりたいんですよね。まあ簡単に言うと、この社会的欲求と承認欲求と自己実現欲求満たす、つまり、社会的存在として価値を認められたり、価値を他者に提供できたりして喜んでもらえると生きがいがある、ということだと思います。
つまり、欲求を満たすことが生きがいであり、さらにいうと、個人の生物的な欲求と社会人、社会的生物としての社会的な欲求の両方を満たすことができたら、より確実な生きがいになると思います。
夢を持つことは良いことか?
社会的欲求を充足されることを、一般的に「夢を叶える」と言います。
あなたは夢を持っていますか?
- プロ野球選手になりたいとか
- youtuberになりたいとか
- 豪邸に住みたいとか
- インフルエンサーになりたいとか
私も一応ありますけど、世間で一般で言われてる「夢」とは少し違います。
年齢によって夢の意味が違ってくるんですね
で、大人の夢っていうのは、大人はすでに現実的な失敗をたくさんしてて来ています。失敗をしまくってきてるわけでしょ。
なので、子供の夢よりもどうしても大人の夢は現実的になります。
だから、大人に夢を持とう!といってもムリなんですね。
夢というのは抽象的な目標のことなので、大人には具体的な夢=目標を持ちましょう!と言った方が適切です。
自立した大人は目標を設定して、それに向かって努力します。
子供の場合は、夢を持つ。例えば野球選手になるんだ!とか漠然とした目標を持っています。世間一般では、夢があると生きがいを持ってるみたいなイメージがあると思うんですけど、これは嘘です。
夢っていうのは「抽象的な目標」のことで、目標っていうのは「具体的な夢」のこと。
具体的な夢の方は大人が考えるものであって、抽象的な目標は子供が持つもの。
大人になったら夢がなくなったとか、夢がないとか当たり前なんですよ。
- その代わり目標を持ちなさい
っていうことです。
だから夢なんか持ってなくても良いんですよね。その代わり目標がないと辛い。
最初の方でも、「生きる意味を見つけるには夢を捨てよう!」と言ってますが、そういう意味です。
夢を捨てて、目標を持つ
じゃあどうやって、目標を持てばいいんだろう?科学的に充実感を感じる方法って分かっています
ポジティブ心理学の分野ですが、パーマと呼ばれるものです。PERMAです。
- P:ポジティブエモーション=前向きな感情
- E:エンゲージメント=熱中
- R:リレーションシップ=豊かな人間関係
- M:ミーニング=意義
- A:アチーブメント=達成
これらを感じると、充足感を感じ、幸福度が上がります。
幸福度は何かって言うと、人生満足度のことです。自分の人生に満足している気持ち。つまり、充足感=欲望を充足された感じです。
目標を持って達成に向けて熱中すると生きがいを強烈に感じる(生きがいを作り出す)
PERMA全てを統合して、結論としては、
- 自分がやる意義を感じる、つまり、やりがいを感じるようなもの、熱中できるものを見つけてそれに没頭する時間を作る
- 目標を設定し、達成する喜びを感じるために前向きに取り組む。
これが生きがいを作り出す方法です。
目標達成に向けて活動を行うこと(過程)こそが生き甲斐であると言えます。ぜひ、これをやりましょうっていうことです。
幸福度も爆上がりします。
キーワードは、
- 熱中
- 没頭
- 達成
- 目標
- 前向き
です。ここら辺の要素を入れて、自分なりの目標に向かって集中して頑張ることが生きがいを生み出します。
よく「結果を出さないと意味がない」とか言われたりしますが、生きがいを生み出すために過程はすごく重要で、結果だけにこだわっていると圧倒的に生きがいを感じにくくなります。
過程の中に、「没頭」とか「意義」を感じるとか、「熱中する」とか「前向きに取り組む」とか、4つの「充足要素」が入っていて、結果には「達成」1つだけですものね。
さらに、結果はある程度、運の要素もあるじゃないですか。確実に100%ということは絶対ない。「結果が全て」という人は、もう本当に「都市伝説ちゃうかな?」と僕は思います。もしくは、社会に完全に洗脳されていて、個人の幸せとはなにか?ということが見えていないのではないでしょうか。
結果はあくまで熱中してやってみた結果、出れば良いですし、もし結果が出なかったら、また頑張ればいいんですよ。過程にこそ個人の「生きる喜び」があるので。
熱中できるものや目標がない人は価値観を見つける
「やりがいや没頭なんて見つけれないよ」っていう人もいると思います。
そういう人は、まず
- 自分の価値観を知る
っていうのをやりましょう。価値観はめちゃめちゃ重要です。
世間的に「価値観が違うから」ってよく言うじゃないですか。でもそれってちょっと浅すぎるんですよね。本当の価値観と何かって言うと、自分の中の物事の優先順位のことです。
例えばアニメが好きで、アニメの優先順位が高い人は収入が入ったらまずアニメ、漫画とに使おうって思ったりしますよね。
私はそういうのに全然興味ないので収入の1%も使わないですよね。つまり、お金を使うところが人によって違います。
そういうのが価値観ですね。何を優先して生きてるかということです。
価値観はどうやってわかるの?
価値観を明確にする質問があります。
例えば、
- いつも身近にあるものは何ですか。
- 怒りを覚えることは何ですか。
- いつも頭の中にあるものは何ですか。
- 目標はありますかそれは何ですか。
- どんな人があなたの周りにいますか。
ですね。
価値観が明確になっていくと
7つの領域
7つの価値観の領域っていうのがあります。
- 心と精神性
- ビジネス
- 知性
- 身体(健康)
- 社会
- 人間関係
- お金
どの領域に自分の価値が偏っているかを整理してくと良いです。自分がそれを大切にして生きていけば良いです。意義を感じないこと、つまり、やってても「これをやる意味あるんかな?」って思うことには熱中することはできません。
だから、熱中できることを見つけるためには、まずは自分に何を価値を感じてるのか知ることが大切です。
まずは生物的欲求を充足させるのもあり
でも、そんなのやる気しない!という人もいると思います。
やる気を出して、目標設定して、熱中して頑張る、なんてしんどい。そう思う人もいると思います。
実際、人間にはバイオリズムがあって、私は普段体の専門家でもやってるんですけど、みんな調子悪いときと良い時が絶対あります。
メンタル的に下がってる時にこういうこと言われるとそんなやる気しないよって思ったりしますよね。
そういう場合は五感を刺激することをやってみると少し前向きになれます。どういう事って言うと、生物的な、原始的な欲求を充足させると良いということです。
自然に触れたら気持ちが前向きになるとか、鬱とかにも効果的とか言われています。運動するのも良いです。
生物的には、五感を触発されること、具体的には、
- 聴覚
- 触覚
- 嗅覚
- 視覚
- 温冷覚
を刺激すると生物的に基本的な充足感(生きがい)が得られます。分かりやすくいうと「生きている心地」が本能的にする訳です。お風呂に入るのもいいですね。
そういうことすると、原始的に「生きてるわ〜」っていう感覚を刺激されます。
こういうことをすると、前向きな、満たされた気持ちがちょっと出てきて、「また何かやってみようかな」って思ったりします。
おすすめは、ジョギングしながら自然の少しでも多いところに行く。ちょっと筋トレをすることを習慣化すること。僕の経験上では、運動が一番早いですね。
緑もいっぱいあって、風の匂いとか感じながらゆっくりと身体を使って運動する。
簡単にいうと、子供の頃よくやってたことをやってみると元気になります。僕の友達は小さい頃、ちょっと高いところから飛び降りるゲームとかやったりしてました。
大人になっても、そんな高いとこじゃなくてもいいですけど、ベンチとか、ちょっと高いところからジャンプして着地するとか。すごく子供っぽくないですか?
普段感じないような振動を感じると、体がまた違う反応するんですよね。
やる気がない時は、マズローの5段階欲求説の低次の欲求を満たしてみてください。より生物的な、原始的な欲求です。
そうすれば自然と高次の欲求に向かって行きます。
「元気を出そう!」は意味がない
元気出そうと思っても出ないんですよ。何か行動しないと。
頭の中で考えをこねくり回しても元気は出ません。とにかく運動するとか、ちょっと身体を動かしてみる。そうすると、また前向いて小さな目標を見つけてコツコツ実践していけるようになります。
そうすれば、自分の目標に向かって前向きに取り組んでるんだから、人生が長い目で見て悪くなるわけないですよね。
歳を重ねるともっと幸せになる
歳を重ねると、病気がちになって、体力が無くなって、家族から疎外されて・・・みたいな世間的一般のイメージあるじゃないすか。
でも実際は、歳を重ねるごとに人生を充実させていっているお年寄りもいっぱいいます。若い時よりも明らかに年取った方が
幸せっていう人がいっぱいいるんですよね。
僕もお年寄りに関わる仕事をしてますので、そういうう人たちに何人も会ってきました。年を重ねると幸福度が上がるように生きていきましょうっていうことです。
今回はこれまでです。ありがとうございました。