
今回、老人ホーム検索ガイド(https://rojinhome-guide.com/)さんに寄稿させて頂きました!
記事のタイトルは「リハビリの現場で10年働いて気付いたリハビリとは?」です。今、自分が行っているリハビリで大切にしていることを書いてみました。
リハビリの定義は?
リハビリの定義って、一般的には「「病気やけがなどによる後遺症を持つ人の社会復帰のために行う身体的・心理的訓練、職業指導」」となっていますが、すごく広い範囲の定義ですよね。
私は10年間リハビリの現場で働いてきました。5年間リハビリ専門病院、5年間を訪問看護ステーションでの訪問リハビリでリハビリをしてきました。
その中で、多くのセラピストと同じように、自分なりのリハビリとはなにか?をずっと考えてきました。
心や意思=生命力
結果、身体の機能を維持して動作やADL、パフォーマンスを維持することは当たり前として、身体の機能は心や環境に大きく依存していることがはっきりと感じられるようになりました。
人の生きようとする力、つまり生命力の根底にあるのは精神的なものであり、心とか意思であると思います。
結果として、身体の機能も健全に保たれやすくなります。
逆に、身体が健康でも精神が不健康であれば、身体もいつか不健康になってしまうことが非常に多いです。
私たち専門職(理学療法士)は、身体にばかり目が行きがちですが、その奥にある生命力の源、心とか意思をしっかりと見据えてリハビリをしていかなければならないと思います。
例えば、孫の結婚式に参加したいがためにリハビリに励む人と、周りの人に”リハビリしないと体が弱るから”と言われて仕方なしにリハビリをする人では、例え同じ身体状態・リハビリ内容であったとしても全然違う結果になります。
これは私が10年近くリハビリの現場で働いて得た実感です。
最強の自主トレはスクワット
また、実際に訪問リハビリの現場で、「利用者が自宅で手軽にできる運動として何が良いか」というと、もう一択!だと思います。それは、スクワットです。
立って膝を曲げ伸ばしするだけ。
もちろん膝の疾患がある方はやり方に注意する必要がありますが、
- すぐにできる
- 簡単・道具がいらない
- 運動方法が分かりやすい
というのが大きなメリットです。
簡単な運動でなければ、ほとんどの方が継続できません。
寝転がってする運動などもありますが、抗重力位での運動(立ってする運動)の方が時間の割りに効果的に鍛えられ、コストパフォーマンスが良いです。
運動は継続しなければ全くと言っていいほど意味がありません。
自宅での自主トレはできるだけシンプルに、継続しやすさ最優先で!というのが私なりの答えです。
続きは…
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