人生100年時代「掛け算式キャリア形成」に必須!「マーケット感覚」を身に付けるための4つの方法

掛け算式キャリア形成


「掛け算式キャリア形成」とは元リクルートの藤原和博さんが数年前に提案したフレームワークです。最近になって『掛け算式キャリア』を意識する人が増えてきました。

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藤原和博氏が提唱する「掛け算式キャリア形成」とは?

寿命が伸びた現代「人生100年時代」では、生涯に1つだけの職業、1つのスキル所有しているだけでは職業人生が通用しなくなります。これはリンダ・グラットン氏の世界的に読まれている名著「ワークシフト」にも述べられていることで、時代の流れも早く、最近まで貴重だったスキルも気が付くとすぐに陳腐化する時代において、連続的な学びによる連続的かつ横断的なスキルの獲得が重要になると述べられています。

 

「掛け算式キャリア」とは、100人に1人がもつスキルを獲得することを3つの分野で行うことで100×100×100=1万人に1人の人材になり、希少性(=価値)を高めていくことがこれからの時代のキャリアの生き残り戦略として有効になる、という主張です。

3つのキャリアを掛け算して大三角形をつくる。「大」というところがミソです。「大」三角形で希少性を飛躍的に高めて、100万人に1人の希少性をゲットしようという話です。

画像・文章引用)https://globis.jp/article/6567

しかし、これはあくまで掛け算であって、足し算でないところを十分考慮しなければなりません。

僕が籍を置くリハビリ業界でよくあるのが、

  • 理学療法士&ピラティス
  • 理学療法士&ボバース
  • 理学療法士&腰痛

とかでキャリアをデザインしようとすることです。

これはマジで足し算にしかなりませんし、実際、あまり効果的なキャリア形成にはならないと思います。

なぜでしょうか?

掛け算式キャリアには大前提として「マーケット感覚」が必須

掛け算式キャリア理論を主張している藤原さんは元リクルート勤務ですし、リンダ・グラットン氏ももちろん世界的に活躍するビジネスマンであり、大前提としてマーケット感覚が肌感覚レベルで身に付いています。だから、当たり前過ぎてそこについては一切述べていません。

しかし、僕らのような専門職、職人気質が強い職業は、どちらかというと「虫の目」主体の人が多いです。管理職の人でも意外と多い。

画像引用)https://www.pinterest.jp/pin/826199494115764845/
  • 鳥の目…俯瞰して見る目。日本、あるいは世界全体や経済、政治を見る目。
  • 虫の目…詳しく見る目。患者さんのこと、現場レベルの治療の方法などを見る目。
  • 魚の目…流れを見る目。歴史、今の時代の流れ、トレンドなど。
  • コウモリの目…世間の常識を逆さまに見る目。

良くも悪くも僕らはリハビリの専門職なので、どうしてもリハビリ限定で思考する癖が抜けない人も多いようです。

掛け算式キャリアを「虫の目」主体で考えると、どうしても同じ業界内での要素でのみの掛け合わせで考えてしまうことになりかねません。そうなると、足し算にしかなりません。しかも、業界内の誰でも思い付くことだし、参入障壁がないので過当競争に巻き込まれることが目に見えています。

そもそも、キャリア「戦略」なのだから「戦いを略する」ことを考えないといけないのです。

戦いに行っちゃダメ

キャリアで最も重要なのは「希少性」

藤原さんの提唱する「掛け算式キャリア」の本質は、マーケットにおいて「自分の価値を高めること」です。

では、「価値」とは一体何でしょうか?

様々な解釈ができますが、「価値=希少性」と考えると理解しやすいと思います。価値・希少性の意味を考えるとき、ダイヤモンドをイメージするとがわかりやすいですよね。ダイヤモンドは、1トンの岩石を採掘・処理して0.3キャラットしか出てこないそうです。

「ダイヤモンド」の画像検索結果

しかし、当たり前ですが、いくら世の中で「希少性」があるものでも、人々が求めているものでなければ価値を持ちません。

この「人々が求めているもの」を把握するために必須なのが、「マーケット感覚」です。

マーケット感覚を持つための具体的な方法3つ

マーケット感覚を身に付けるためには、上述の虫の目以外の目を持つことが重要だと思います。では具体的にどうするか?以下に思いつく方法を書いていきます。

1、鳥の目を鍛える方法の例

Chraecker / Pixabay

まずは、「鳥の目」。

鳥の目を鍛えるためには、自分がいる業界の現場以上の1つ上の視点持ち、注意深く観察することがまず大切だと思います。現場を管理する管理職の方々が持っているような視点でしょうか。

その際も、自分の専門分野、興味があるところから調べる範囲を拡大、視野を広げていく方法がおすすめです。いきなり遠い分野だと自分の興味と理解が追い付いていけない可能性もあるからです。

具体的に、私たちリハビリ業界の場合だと、

  • リハ職の給料、診療報酬の元になる社会保障費の推移と今後の動向
  • 財源はどこから出ているのか?
  • なぜ国が社会保障費を拡大させてきたのか?
  • 高齢化率やその原因
  • 政治

などなど、日本の現状を知ることがまず初めの1歩になるかもしれません。付随して、日本と諸外国の違いも調べるとより俯瞰した視点が身につきます。

さらに、「時間軸」も重ねて勉強していくとより俯瞰した視点を持つことができます。

日本の明治、大正、江戸時代、産業革命などなど、日本や世界の歴史を知ることで視点はどんどん高くなります。きっと、勉強することが沢山有りすぎてめまいがすると思うので、ボチボチとやっていくと良いと思います。僕もずっーと何か調べています。

2、魚の目を鍛える方法の例

Claudia14 / Pixabay

次に「魚の目」も重要です。

魚の目は簡単に言ってしまうと「時代の流れ」を見ることと同じ意味なので、まず最重要なのは「歴史を知ること」だと思います。自分の業界の歴史を知ることから初めてみてはいかがでしょう。所属する組織の先輩や上司に10年前や20年前の業界や現場の業務のことを聞いてみるとすごく良い活きた学びが得られますし、交流も深まります。はっきり言って良いことしかないです。

私も特に働き出して5年目位までは、たくさん上の人と話をしました。

私の場合ですと、

  • 昔はどんなリハビリをやっていたのか?どんな背景があったのか?
  • 平均給料はどれくらいで、どんなキャリア形成が王道だったのか?
  • なぜそれほどまでにリハビリが高く評価されていたのか?

というようなことを聞いてみると面白い答えが聞けました。

上司によっては、”立場を考慮した話しかしない(本音を話さない)人”もいるので、お客さんと同じように上司ともラポール(信頼関係)を形成した上で腹を割って話せる関係になるのが良いと思います。

やり方は、普段業務でお客さんにやっているような関わり方を上司にもするだけ。簡単ですね!

過去の歴史をある程度理解できたら、それを踏まえて、今後の未来のことも自分なりに推測してみましょう。もちろん未来は誰にも分からないですが、ある程度の流れは今現在にしっかりと存在していることに気が付くと思います。

この流れをある程度感じられるようになればOKです。現状を”点”ではなく、流れの中で”線”として捉えることができるようになります。

3、コウモリの目を鍛える方法

Edu_Ruiz / Pixabay

「コウモリの目」は世の中の常識に「なぜ?なんで?」と疑う考え方から養われます。

  • 正月に初詣にいくのはなぜ?
  • 宗教を信じていないし、よく理解してない人が墓参りにいくのはなぜ?
  • なぜGoogleは検索エンジンを無料で全世界に解放しているの?

などなど、当たり前の常識を疑うことから初めてみましょう。

 

少し考えてみれば、世の中は不思議なことだらけです。

  • なぜ働かないとお金がもらえないの?
  • なぜ学校で勉強しないといけないの?
  • なぜ銀行に預金を預けるの?
  • なぜ国境があるの?
  • なぜローンがあるの?
  • なぜ親・上司はあんな考え方なの?
  • なぜ東京に人口が集中するの?
  • なぜ文系と理系があるの?

言い出したらキリがないのでこの辺で辞めておきます。(笑)

自分の中に子供の時に持っていた目線(心理学でいう”インナーチャイルド”)を強く呼び覚ますことでコウモリの目が鍛えられると思います。

子供の頃にやっていたように、自分の親に聞いたら答えに困るような質問ばかりを自分の頭の中で考えてみると良いと思います。大抵は明確な答えがないものばかりですが、”自分で考えた、自分なりの答え”を持っておくことが重要です。

起業家の方やビジネス思考が強い方は、競争が少ない分野を狙う視点を自然と会得しており、このコウモリの視点を常日頃から持っている場合が多いので、そういった方々と交流しておくことで自分も考え方を真似することができるようになると思います。

コウモリの視点は、普段から「天邪鬼」とか「変わってる」と言われるような人は自然と持っていることが多いように思います。(笑)

4つ全ての視点を一気に鍛える方法は「フク業」

  1. 虫の目
  2. 鳥の目
  3. 魚の目
  4. コウモリの目

この4つの視点があると、幅広く、多角的に物事を捉えることができます。上に虫の目以外の3つの視点を鍛える方法を書きました。しかし、4つ同時に鍛える方法もあります。それは、「フク(副・複)業をやってみましょう!」ということです。

個人的にはフク業をする最大のメリットは小銭を稼ぐことではなく、この視点が身に付くこだと言っても良いと思っています。収入の増加(副収入)はその分かりすい指標となります。

私が本当にそうだったのですが、ブログでもなんでも良いし、月1万円でも十分なので、普通にバイトする以外の方法でお金を自分で一から稼ぐ経験をしてみると一気に視点が変わってきます。最低限この3つの視点がないと、自分で一から稼ぐことは難しいはずです。

政府も副業・兼業を推進していますし、年々平均給料は下がり、税金等が上がって可処分所得もジワジワ下がっていく見込みです。年金も将来的に計算上、破綻することがほぼ確定しています。フク業して上の3つの視点とマーケット感覚を身につけ「自力で少しは稼げる」という状態に早くなっておくべきです。これは本当に、本音です。

平均給料の推移
平均給料の推移:画像引用)https://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm
↑ 実収入と非消費支出・可処分所得の推移(円)(総世帯のうち勤労者世帯)
可処分所得の推移:画像引用)http://www.garbagenews.net/archives/2045729.html

所属する組織がフク業ダメだから…とか言っている場合ではないと個人的には思います。それなら可能な環境に身を移しましょう。

自分の道は自分で切り開く。環境のせいにしてしまいそうな場合は環境を変えれば良いのではないでしょうか。

それがどうしても無理なら、最低限、ネットを使ってSNSやブログで自分からアウトプットする経験、つまりは情報発信をしておくと良いと思います。

ネットである程度の情報収集はできますし、色んな考えの方と交流できるのでそれだけでも視点が少しは広がります。

もしよければぜひ試してみて下さいね。

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