『ファッションショー』で介護業界と高齢者を元気に!フクシルの取り組み


リハビリの現場で働いていると、身体の機能的な問題は、直接的にその問題のみ解決すれば良いという訳ではありません。

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介護医療業界の本当に大切なものとは?

人間は、「足の筋肉が落ちた→筋肉を鍛えれば元どおり動ける」という単純なものではなく、本当に複雑なものです。

もちろん、心の問題も大きく関係します。「うつ病の人は身体機能の回復が遅い」という統計もあります。

機械的に筋肉に刺激を与えればOKという訳ではなく、心も含む、”その人全て”をみて各部分を丁寧に調節していく必要があります。

つまり、本当に健やかになるためには、身体だけではなく、”心の健康”も当然考慮しなければなりません。

 

しかし、私は医療介護の現場でリハビリをして働いていますが、実際のところ、利用者の心の問題にアプローチできる機会は少ないのではないかと思います。マンパワーの問題もあり、なかなか個人の心の豊かさを充足させるケアを行うまでに至らないのが現実ではないでしょうか。

そんな中、介護施設で高齢者を対象に出張ファッションショーを企画・運営している会社があります。

フクシル株式会社 代表取締役の倉橋さんに直接お会いしてお話を伺いました。

フクシル株式会社
フクシル株式会社HP インターン制度を取り入れ、介護施設で高齢者のファッションショーを行なっている。Twitter@fukuhiru_
フクシル代表取締役、倉橋さん
フクシル代表取締役 倉橋健太さん

・NHKのフクシル特集動画(YouTube)

誰もが輝く舞台”ファッションショー”で高齢者を元気に!

西野:なぜ介護施設でファッションショーをしようと思ったのですか?

倉橋さん:介護業界のイメージを変えたいと思いました。そこで、ファッションショーを通じて学生さんに介護職の素晴らしさを体験して頂きたいと思っています。

また、高齢者の方が輝ける場所を提供したいと強く思っています。今の医療介護保険でカバーが難しい、”心のケア”の部分に少しでも力になれれば、と。

以前、広告代理店で営業をしたり、ECサイトを運営したりしていましたが、フクシルの事業は特に、社会福祉と事業というある意味相反する部分をうまく融合できるのでは、と思っています。

ファッションショーは”歩んで来た人生”を賞賛する場所

西野:お話をお聞きした時に、とても素敵な事業だと思いました。ファッショショーはどんな感じですか?

倉橋さん:百聞は一見にしかず。今まで農作業ばかりをしてきて、一度でいいから綺麗な黄色いドレスを着てみたい、何十年もそう思っていた女性が、ドレスを着て舞台に上がった時の写真がこれです。

西野:表情が輝きまくってる!めちゃくちゃ美しい写真!!

私も医療介護の現場で働いていますが、この年代の女性は、社会背景的にも男性優位な面が強かったですし、自分のしたいことや夢を脇に置いて人生を歩んできた方が多いように感じています。

そういった高齢者の女性の方は、シンプルにめちゃくちゃ嬉しくて、高揚する瞬間だろうと強く思います。

倉橋さん:ファッションショーって、舞台に立つ人は、誰でもみんな、”たった1人の主役”になれる場所なんです。

舞台に立つ人に向けて、みんなが賞賛の拍手を送る。家族さんは感動して泣いている。ファッションショーでありながら、着ている服が綺麗というだけでなく、その人が歩んできた「人生と歴史」をみんなが拍手で賞賛する。そんなすごく素敵な場所なんです。

自分は紆余曲折あって、色んな事業を経てフクシルの高齢者のファッションショーに辿り着きましたが、この事業内容を語っているとついつい涙が出てきてしまいます。私の手を取って泣いて喜んでくれる家族さんや利用者さん…そういった方々に出会うたびに、本当にこの事業をやっていて良かったと心から思いますし、それがこの事業の本質であり、核となる部分だと思っています。

西野:手を取って心から感謝され、涙を流して喜んでくれるお仕事、本当に素晴らしいですし、私がやっているリハビリの現場にも通じる部分があってすごく共感します。

倉橋さん:体が動きにくい方でも簡単に着れるドレスを作ったりもしていますし、もちろん車椅子に乗ったままファッションショーに出演することも可能です。私たちは今後もずっと、誰でも、どんな方でも絶対に輝ける場所を提供し続けていきます。

車椅子に乗ったままファッションショー参加も可能

医療介護業界は”資源不足”

西野:少し話が変わって、異分野から見て医療介護職をどう感じますか?普段異分野の方にご意見を伺う機会が少ないので、聞いてみたいと思いました。

倉橋さん:まず、心の優しい人が多いですね。これは本当にいつも思います。あと、事業的に確実に言えるのは、マンパワーが不足していること。もっと人材的に余裕があると、必要なところに必要なケアができる環境が整うのではないかと思います。

他にも、あと2つあります。

1つ目は、お金に関すること。医療介護分野はやはり国に守られてきた歴史もあるからか、事業化する、ちゃんと対価を頂く、または払う、という意識が少し薄いように感じます。時代の流れに従ってフェーズが変わっていくこれからの医療介護業界には、やはりそういった意識を強く持つ必要があると思います。

2つ目は、人事のこと。採用にまだまだ本気で取り組んでいないところも多く、これから広報や採用活動、人事制度に力を入れていく組織が増えていくのではないでしょうか。

 

西野:なるほど…。本当に同感です。お金と採用、人事のリテラシーですね…。勉強になります。

想いに共感するセラピストを募集!

西野:最後に、今後の事業の展望を聞かせて下さい。

倉橋さん;はい。今後、3つの事業展開を考えています。

  1. 「ファッションショーのパッケージ化」
  2. 「リハビリ×ファッションショー」
  3. 服が着にくい方向けの「衣装レンタルサービス」

です。

フクシルは、これまで大阪、兵庫を中心に20回以上のファッションショーをやってきました。

要介護の方々のモデルさんの出演人数はトータルで数百人になられると思います。これを聞いて、皆さんは多いと思われますか?

僕は泣きたくなるほど少ないと思っています。

なぜなら、全国には何万という施設があり、何百万人という高齢者の方々がおられるからです。

ファッションショーを待っているとまでは言いませんが、喜んでいただける方は沢山おられるのではないかと思っています。僕たちフクシルが自分たちだけで全国に広げていくのはあまりに時間がかかると思っています。

その間にもどんどん歳を重ねてしまわれる。命の時間は待った無しです。

さらに、介護職員さんは忙しいし、人手不足です。ファッションショーなんてやってる時間はないかもしれません。

けれど、僕がこの事業をやっていく中で「もう、忙しいのに余計な仕事を増やして」というような方もいらっしゃいましたが、介護職員さんの中に、利用者さんがファッションショーで輝く姿を見たい、と前向きに協力してくださる方が少なからずおられました。

  • 看取りに入ってる利用者さんが出演したいとおっしゃっているのでチャレンジしても良いですか?」
  • 「寝たきりの方でも参加できますか?」

とご相談があったのです。

全国にそんな熱い想いを持った方は沢山おられると思うんです。やってみたい。でもやり方がわからない。という方です。

ぜひ僕たちの仲間になって欲しいと思っています。

また、現在は学生さんのインターンを募集していますが、セラピストの方々ともリハビリファッションショーがしたいと考えています。

ファッションショーで歩くためにリハビリを頑張るとか、すごく素敵ですし、いざファッションショーが開催された時の感動も倍増すると思います。

また、何らかの障害や関節の拘縮などで服が着にくい方向けのドレスや着物など、衣装だけレンタルするBtoCサービスにも力を入れていこうと思っています。

 

西野:おおぉ!!超素晴らし過ぎる…。

実際、リハビリの現場でも、ただリハビリ頑張りましょう!というのではなく、ファッションショーに出るために頑張りましょう!と言った方が絶対に患者さんも頑張れますよね。インクルーシブデザイン(※)も注目されていますし、今後障害がある方でも着やすい服というのは確実に需要があると思います。

 

※インクルーシブデザインとは、高齢者、障がい者、外国人など、従来デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法のこと。

まとめ

ファッションショーを通して、誰もが主人公になれる機会を提供しているフクシルさん。素晴らしい理念の元に活動されています。インタビューをしていて、倉橋さんが本当に熱く、時に目頭を熱くしながら事業内容を語っている姿が非常に印象的でした。それだけの想いを持ってされている事業なのです。

上の方にも掲載していますが、NHKにも取材されており、社会的な注目度の高さも伺えます。(短い動画ですので、ぜひご覧下さい。)

どうですかこの写真?

これらの写真を拝見して、私は正直、涙が出そうなくらい感動しました。

なんて素敵な笑顔なんだ、と素直に思いますし、同時に、最高の笑顔を提供しているフクシルさんはなんて素敵な事業をしているんだろうと思いました。

想いに共感するセラピストを募集!

今後はリハビリを取り入れたファッションショーも開催していく予定で、現在、想いに共感し、ご協力頂けるセラピストを募集しているそうです。

私のように、複業、セミフリーランスとして働いてみたい方は絶好のチャンスだと思います。

  • 大阪近郊にお住いの方
  • 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
  • 本業以外の活動をしてみたい方
  • ソーシャルビジネスに関わってみたい方
  • 新しいリハビリ、セラピストの可能性を模索したい方
  • アパレルやアートに興味がある方

はぜひお気軽にご連絡ください。

今回、数人限定でフクシルさんの許可を頂き、当ブログで募集させて頂きます。

もちろん、私も今後フクシルさんと一緒に活動させて頂きます。まず、倉橋さんと私で対応させて頂き、直接お会いするか、オンライン会議ツール(zoom)でお話ができれば、と思います。

そのあと、実際に西野と一緒にフクシルさんのファッションショーを見に行ったり、倉橋さんと企画を考えたりします。

 

私自身もそうでしたが、まずは一歩踏み出して、所属する組織以外、さらに、できれば業界外の人と交わることから新しい道が開けます。いくら知識を身につけても人生は大して変わりません。結局は、実際に行動することで何かが少しづつ変わっていくものだと思います。

ぜひこのチャンスを逃さないようにして下さい。

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結論、働く環境を選ぶことが最も大切。

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