
2017年9月14日、書籍「100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方」を翔泳社様より出版させて頂くことになりました。
当ブログを見た編集者の方からお声を掛けて頂きました!
歩行関連や杖などの歩行補助具について書いている記事をネットで見かけて、編集者の方がお声を掛けて下さりました。
正直かなりラッキーなことで、始めはよくある自費出版の話かな?なんて思っていたのですが、よくよくお話を聞いてみると、普通に紙媒体で出版させて頂けるということでした。
もう、歓喜でした笑。感無量です。ブログやってて良かった・・・(´;ω;`)
本書の内容
本書の内容は、当ブログ記事からの転記ではなく、全くのオリジナル文章でほぼ全文、新たに執筆したものです。
元々、私は、ブログを始めた当初から、リハビリ知識の専門分野の知識をもっと一般の方に知って頂きたいという想いが強くありました。
社会的なヘルスリテラシーの向上は、今後絶対に重要だと思っています。本書はその想いを強く反映させた内容になっています。
リハビリ、特に歩くことに関しての専門家である、理学療法士の持つ歩行に関する知識をわかりやすく、一般の方向けに書いた書籍です。
- これから迎える老後を、健康にいつまでも自分の足で歩いて暮らしたい。
- 自身のご両親が加齢に伴い転びやすくなっており、杖の購入を検討している。または転倒しないように注意を促すにはどうすれば良いのか知りたい。
という方に向けて、
- 人の歩行のメカニズム(ロッカーファンクションについて)
- 簡単にできる歩行能力テスト
- 鍛えるべき筋肉のい説明とそのトレーニング方法
- 杖の正しい使い方(意外と間違って使っている方多いです。)
- 専門家が行う歩行介助の方法
- 運動を続けられるコツ(こんな方は運動を続けられるし、リハビリ効果も高い!ということを例を用いて具体的に書いています。)
など、筆者がリハビリの臨床経験で学んだことを余すところなく記しています。
こんな症状ありませんか?
- 何もないところでつまづく
- 歩く速度が落ちた
- 歩きにくくなった
- 転倒の恐怖を感じることが多くなった
実は歩くために、筋肉と同様に大切なものがあります。それは人体に元から備わる「歩行のメカニズム」です。(これを「ロッカーファンクション(揺りてこ)」と言います。)
このメカニズムを引き出す身体の状態を保つことが転倒予防のためには大切です。

歩く動作の専門家である私たち理学療法士は、必ず、この歩行メカニズムに着目しながら歩行のリハビリを行います。骨盤を支点とした”揺りてこの原理”を利用して、人間は大して力を使わずに、楽に、安定して歩くことができます。
足を鍛えることと同じくらい重要なことは,「歩行のメカニズム」を上手く引き出すこと

高齢化社会を迎え、社会の長寿化に伴い、健康への意識は年々高まっています。
いつまでも元気に、自分の足で歩くことを目標に日々ウォーキングや散歩に励まれている方も多いと思います。自分の足で歩くことは健康を維持するために大変重要なことです。
そのためには、ただ足を鍛えるだけでは充分ではありません。
私たち理学療法士は、リハビリの対象となる、患者さんの生活における、歩くことや日常生活の中で行われる動作が円滑に行えるように支援することも大きな使命の一つです。
人が歩く時、人体の実に様々な部位がうまく連携し合って、お互いを補い、ただ「歩く」という一見単純に思えるような動作が遂行されています。
私たちはその「歩く」という動作について、
- 各体の関節の動き
- 筋肉の働き
- 重力と体重の関係性
などを考慮して動作を分析・評価して、より安全に、その人に合った歩きやすい歩き方を提案します。
その時に最も核となるリハビリの専門知識が「ロッカーファンクション」です。
人間は、人体に元から備わる、歩くための機能「ロッカーファンクション」と呼ばれる精巧なメカニズムにより、重力を効率的に利用して、何十㎏もある重たい人の体を何時間も延々と動かし続け、目的地まで運ぶことができています。
転ばずに、安全に歩くことは、ただ足の筋肉の量や強さの問題だけではなく、このメカニズムを上手く活かせているかどうか、ということも大きく関係しています。
この機能を上手く活用して、時には杖なども利用して、末永く健康に自分の足で歩くための知識をこの本に集約しました。
本の中には、リハビリの臨床で実際に使われている、自宅などの環境で行える歩行能力のテストなども収録されています。

それだけでなく、歩くために必要な人体のメカニズムを活かすためのコツと、歩行のために必要な筋肉とその鍛え方(自宅でできるトレーニング方法)も収録しているので、トレーニングを行って、その後にテストを行うことで数値で歩行能力の変化を実感することができる内容になっています。

運動習慣やトレーニングが続かないのは、「効果が見えない」からです。数値で把握できるようになれば、トレーニングを続けることができます。
結局のところ、末永く健康を維持するためには、コツコツと自分で自分に合った運動を続けるしかありません。
その具体的な方法と知識がこの本に詰まっています。
”歩く”ことに関して、これを読めば専門家に迫る知識が簡単に手に入ります。
この本が、みなさまの健康維持のための一助となることを心より願っています。
<当ブログ運営者 西野 英行著>
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