
最近はより良くブログを書けるように、コピーライティングを独学で勉強しています。今回は私なりの解釈を含めてその内容をまとめてみました。
”コピー”とは、ここでは”広告”を意味し、コピーライティングは”広告を書くこと”を指します。広義の意味では、「文章で人を動かす技術のこと」を言います。
そもそも、私は小さい頃から読書が好きで、作家になりたいと思っていた時期もあります。やっぱり私はどこまで行っても文章で自分を表現することが大好きみたいです。
最近、夢中でコピーライティングを勉強して、新しく記事を追加したら実際に収益がおよそ2倍に大きく伸びました。
そもそも文章力ってなに?
文章力ってなんだか私は未だによく分かりません。人に伝わる言葉を綴れること、あるいは自分の気持ちや出来事を丁寧に繊細に表現できる力のことでしょうか。
しかし、コピーライティングを勉強すると、
- 反応率
- 閲覧数
- 販売数
を把握することができ、文章力をある程度数値化できるようになります。
この点が私はすごく良いなと思っていて、自分の実力を知り、その結果を数値化することで仮説・検証しやすくなります。
そして、仮説検証ができるということは、数字を元に試行錯誤を続けさえできればスキルアップできるということです。単純でシンプルです。すっきりしますね。
ブログ運営2年目,アクセス集めに疲れる・・
私がブログを始めたのが2015年7月なので、現在、運営歴はおよそ約2年になります。始めの頃は右も左も分からないのでとにかく書くしかないという感じでしたが、アクセスが集まってくるようになると、対照的にアクセスが集まらない記事と比較検証して「こう書けば良いんだ!」というのが徐々に分かってきます。
そうなると、あとは自身のブログ自体の強さ(Google検索での認められ具合)とかを考慮しつつ、ただただ武者修行の如く記事を量産していくとアクセスは自然に伸びていきます。
もちろん、何度も何度も「こんなんでいいのか?」という不安を抱えながらですが。
学生が夏休みの7月とかはアクセスが急激に減るので、始めの頃は「なんでやねん?何か悪いことしたんか?」と戦々恐々としたものです。
それも、ブロガー仲間に「検索する人自体の数が減ってるんやで!」って教えて貰ったり、なんだかんだで乗り越えて来ています。
で、今はうちのブログは月およそ50万PVあります。
そうなってくるとブログ自体の強さも強くなっているので、今まで通りコツコツと記事を更新していけば、アクセスはもっと伸びていきます。
それはわかっているんですけど、これが結構しんどかったりします。
分かり切っていることをする場合、私みたいなひねくれ者は「面白くない・・」と思ってしまうんですね。つまらない単純作業に思えてきてしまいます・・。
リハビリとかは多分に創造的な部分があって、創意工夫することが好きで療法士になったような人間なので、工場の流れ作業的な単純作業は性に合わないのです。
覚悟を決めればどこまでもやる自信はありますが。
なので、ここらで1からブログの書き方を自身で勉強して、何か面白いことを発見したい!と思って辿り着いたのが、「コピーライティング」でした。
ブロガーは総じて変わり者
療法士でブログをやっている人なんてのは、普通は「ちょっと変わり者」だと私は思っています。
変わり者が別に悪いと言っているわけではありません。むしろ私は変わり者以外の人と付き合うと疲れます。固いので・・。変わり者大好きです。
色んな療法士ブロガーの方々と交流してきましたが、みんな自分の意見を持っていて面白い人ばかりです。でも、ちょっと変わっている人が多い(笑)。もちろん私も含めてです。
プロブロガーのイケハヤさんも言っていますが、逆に言うと、まともな人がブログ書いてもつまんないんです。
会社には遅刻せずに出勤しましょう!とか、上司の命令を無理してでも実行するのが平社員の役割だ!とか、リハビリ職は生涯勉強だ!とかそういった記事を書いてしまいかねないからです。
そんなの基本的には当たり前で、当然のことです。わざわざブログに書くまでもないし、みんな知っているただの常識の範疇です。
イケハヤさんなんかは、敢えてたぶんそこらの「無言の社会のルール」に反したことを書いて、みんなが「何となく」思っていることを代弁しているからこそ人気がある(注目される)のでしょう。
しかも的を得ていて、普通は社会のルールに反することをすると社会から疎外されますが、その考え方を自分で実績してちゃんと成果も出している。
お笑いの松本人志が常識を熟知してあえておかしなことを言ってそのギャップで笑いを取るのと同じで、面白いことを書けるブロガーはきっと超常識人であり、その反面、超変わり者という相反する二面性を高度なレベルで持っているのではないかと思います。
実は、人は自分の気持ちすら良く分からない
人は何となく思っていることを代弁してもらえるとすごくすっきりします。言語化することで物事や概念を人は認識していますが、自分の感情の細かな機微や漠然とした不安なんてものは、普通は言語化して認識することが非常に難しいです。
そもそ本来は、感情や気持ちは言葉にできるものではありません。それを無理やり言葉に当てはめているので、例えば、「寂しい気持ち」といっても「激しい怒りを伴った寂しい気持ち」というのもあるし、完全に純粋に、クリーンに100%寂しい気持ちだけではないかも知れません。
だいたいの感じを「寂しい」と表現していることがほとんどです。
本当に言葉に繊細な感覚を持っている人ならご理解頂けると思うのですが、どんな言葉も自分の感情や気持ちを的確に表現するには充分でない、と感じるはずです。
そういった事実があるからこそ、音楽や絵画、ダンスなど言葉以外の表現方法、つまり芸術が生まれたのだと思います。言葉で表現できないことを音楽で表現したほうがしっくりくることもあるからです。
「自分の気持ちくらい自分で分かっている」なんて思っていたら大間違いです。私も含め、多くの人は自分の気持ちも良く分からないし、なぜ自分がそんな気持ちになっているのかも良く分からない。
分からないことだらけで人生を彷徨っているのが普通でしょう。常に暗闇を手探りで歩いているような状態です。
でも、そこを言語化して代弁してくれるブロガーは支持される。すっきりするし、自分の気持ちが明確に言語化されていると何かパーッと目の前が明るくなった気がするものです。
クリアに感情が言語化されている文章に出会うと、「私と同じ気持ちを味わっているに違いない!この人は私を分かってくれている。」と無意識に思います。
ブログでファンを作る方法
これは「承認欲求」が刺激された状態です。
これが「ブログでファンを作れ!」とよく言われる由縁だと思います。
- 人が思っていることでなかなか言語化できないことを代弁する
- 気持ちを共有する
- 承認欲求を充足させてあげる
さらにいうと、
- 承認欲求を刺激したうえで自己実現に向けて希望を持ってもらう
間違いなく、それができるブログがあれば”ファン”ができるでしょうし、読者の希望になり、それに付随して収益も挙げられるでしょう。
イケハヤさんなんかは支持する読者の承認欲求を刺激しつつ、収益報告や地方の写真を随時ブログに掲載して自己実現(お金持ちになりたいor地方でゆっくり豊かに暮らしたい)している自分の姿を程よく見せて、読者に「いつかは自分も・・」とイメージさせることが非常に上手ですよね。
人間の欲望を理解する
タイトルがコピーライティングなのに「何だこの話は?コピーライティングに関係あるのかよ?」って思った人もいると思います。
コピーライティングもこれと同じだと私は理解しています。
- 承認欲求を充足する文章を書く。
- 自分の実績を通して自己実現している姿をイメージさせる文書を書く。
- 希望に向かって行動するように促していく。
これがコピーライティングの本質だと思います。
人の欲望の中で最も強烈(高次)なものは、マズローの欲求5段階説にあるように三大欲求などではありません。

三大欲求の「食事、睡眠、性欲」は最下層の欲求です。これらは大きいだけで、深いわけではありません。すぐに解消される浅いものです。
高次の欲求は、多かれ少なかれ「自分を認めてほしい」という強烈な承認欲求です。そして承認されること=自己実現です。これは根深くて、満たすことが非常に難しいので、みんな常に渇望しています。
TwitterなどのSNSなんかを見ていても分かりますが、ほとんどすべての情報発信は自分のここを充足する目的で行われています。
- 「セミナ―に参加してきました!」
- 「なんちゃらの本読了。まだまだ勉強が足りないと痛感しました。」
- 「今から執筆作業に移ります。今日はやることがたくさんありますが、精いっぱい頑張ります!」
など、聞いてもないのに勉強しています、やっていますアピールをしている人ばかりです。ほとんどそうでしょう。
批判的に聞こえるかもしれませんが、これは別に悪いことだと私は思いません。ただの事実として認識しているだけです。
みんなそんなものです。誰かに認めて欲しいんです。
私もたまにそういった類のツイートしていますしね。笑
そして「いいね」が付いたりすると純粋に少しだけ嬉しくて認められた気がちょっとだけします。
でも、自分がお手軽にTwitterでつぶやくだけの立場でなく、情報を本格的に発信する立場に立って、ちゃんと人を集めるブログやサイトを運営し、それなりに収益を得ようと思うなら(目安は月10万円以上くらいでしょうか。それ以下で良いなら、ただSEOを勉強してルール通りに作業的に記事を作り、アクセスを集めれば達成できると思います。難しく考える必要はありません。)、自分がこの欲望を元にそいういった類の「認めてアピール」をしていることに気付いておかなければなりません。
本格的に情報発信する側は、ここに気付かずそのようなことをしているのか、それとも、分かってやっているのかでその情報発信の質に雲泥の差があります。
なぜなら、自分本位の情報発信か、他人本位の情報発信なのか、分かれ目となる境が根本的には「気付いているのか、いないのか=認識しているのか、いないのか」になるからです。
当然、他人本位の情報発信の方が質が高くなりやすく、もちろん人が集まるので、収益もちゃんと出やすいのです。というか、月10万円を超えようと思ったら最低でもそれくらいの感性、思考力や洞察力は必要だと思います。
「食べるために働く」はウソ
お金持ちになりたいなんてみんな思うことですが、それもお金という「社会的な価値」をたくさん持つことで、深いところでは周りのみんなに認めて欲しいからです。
だから、多少無理して高級な外車に乗ったりして外に「認めてよ」というアピールをします。
「食べるために働く」とよく言いますが、戦前ならまだしも、現代では別に働かなくても食べることはできます。生活保護制度もあるし、日本では死ぬことはありません。事実、根源的には自分の承認欲求を満たすためにみんな仕事をしているのです。
私がこのブログを書くのも根本的に同じです。毎日誰かに承認してもらうために、社会的な人間は生きて、何かしら自分が思う活動を行っていると言っても過言ではありません。
主婦の場合なら、毎日淡々と家事をこなして、夫や子供から「いつも大変な仕事をこなしてくれてありがとう!」と努力を認めて貰えれば承認欲求が(部分的に)満たされるでしょう。
女性は根本的に「家事をして料理が上手なのが主婦であり、夫を支えるのも主婦の役目」という漠然としたイメージを持っていることが多いです。
これは何も悪いことではなく、男性なら
- 「仕事で成果を出してこそ」
- 「稼いでこそ」
- 「男は黙って行動」
などと思っていることも本質的には同じです。幼い頃にみなそのように社会的に洗脳されており、洗脳はごく自然なことで、何も悪いことではありません。
なので、男性の場合は仕事の成果を認めてあげると承認欲求が刺激されやすいです。昇進などがそうですね。
実績を通して認めてあげる
そして、承認欲求は自己実現とかなり密接に関係しています。認めてもらう=自己実現でもあるからです。
誰だって、不安で手探りで毎日生きている中で、自分を認めて「きっとあなたの望みどおりに生きられるよ」と言ってもらえれば嬉しいのです。不安と緊張が和らぎます。
そして、その考え方を自分(書き手)が実績してちゃんと結果が出ているということを伝えれば、読んだ人は「私はこれで間違ってなかったんだ!」と本当に暗闇の人生の中で光を見出したようなすごく心強い気持ちになるでしょう。
では、具体的にはどうやって文章を書けば良いの?って思いますよね。
そこで、テクニック的なところを少し勉強する必要があります。
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コピーライティングの基本テクニック
普通の文章でも起承転結があるように、それに追加して、
- キャッチ
- ボトム
- クロージング
という形を意識して文章を構成していきます。
キャッチコピー
キャッチコピーではその名の通り、読者の心をつかみ、ちょっと読んでみようかな?と思わせることが重要です。読者が面白くて読み進めてしまうような文章で問題提起をしていきます。
ボトムコピー
ボトムコピーでは、信ぴょう性を上げるために実績を示したり、データを載せます。また、読者の共感を深めるために、イメージしたターゲットにとっても自分にとっても共通の身近な話を書きます。ここではキャッチの問題提起に対して明確な解答を示します。
クロージング
クロージングでは読者に行動してもらうように文章を書きます。
何かをその記事で販売する場合なら、
- 緊急性(今だけ〇円!など)
- 希少性(限定10台!無くなり次第終了となります。など)
をアピールし、購入に踏み切らせるなどのテクニックがよく使われます。誰でもこのような文言を聞いたリ、見たりしたことがあると思います。
それだけあらゆるところで商品を売るためのコピーライティングはビジネスに応用されています。
3つのNOT「読まない、信じない、行動しない」
コピーライティングも私が勉強したところだと、本質的には「人との関わり」と同じです。いきなり他人に街中で何か言われても、普通は話を聞かないし、信じないし、その人の言うとおりに行動しませんよね。
文章だって同じです。訳の分からない、どこぞのブログで得た情報なんて普通は読む気もしないし、信じないし、ましてやそれを基準にして行動しようなんて思うはずがありません。
「ブログを拝見しました!」と言ってコメントをくれる方でも、恐らく飛ばし読みでさっと流した、程度が普通です。細かいところは読んでいないと思います。
それを知っているので、私はあえて読み飛ばししやすいように、要所を太字にしてブログ記事を書いています。
中にはちゃんと1から10まで読んでくれている方ももちろんいると思いますが、それは稀で本当にありがたいことです。
書き手としては一字一句を推敲して書いているので、「この言い回しが良いかな?」などと頭を捻りますが、そんなことは読者はきっと飛ばし読みして目に入っていないと思います。
別にだからと言って、「ちゃんと読め」とか「ガッカリ・・」と思ったことは一度もなく、ただ私にはそういった認識が事実としてあるのです。
私も他のブログを読むときはそんなもんですしね。読者にとって自分のブログだけが特別なんてことはありえません。
この読まない、信じない、行動しないという3つの壁を壊していくことこそがコピーライティングで重要なところになります。
読まない壁
まず、読まない壁を崩すためには、タイトルが非常に重要です。
ブログを書く場合、SEOとして検索に引っかかるキーワードを入れるのが基本ですが、キャッチコピーを書きたい場合はSEOを全く意識せず、とにかく人の目に留まる、注意を引くタイトルにする必要があります。
タイトルの書き方は「キャッチコピー」で検索すれば、コツがたくさん出てきます。
- 「~する3つの方法」
など、具体的な数字を入れるとかですね。ここらは数字のデータが取りやすい(自身のメディアで単純にタイトルを変えて、クリックされる回数の変化を観察すれば良い)ので、ちょっと実験すればすぐに注意を引くタイトルが書けると思います。
冒頭から出だしの部分で読者を文章に引き込むことも重要です。
「こんにちは、●●です。今日連れと飲みに行ってきました。」
という出だしで誰が先を読みたいと思うかのか?ということです。おそらく顔を知っている友達くらいでしょうね。
芸能人クラスの有名人ならたくさん読まれるでしょうが、一般の人だと普通は「どうでも良い」ので無理です。
一方、
「あなたは今働いている時給に満足していますか?小学1年生の親戚の子供は、時給5000円でアルバイトをしていました。一体どんなアルバイトだと思いますか?実は、これはあなたにもすぐに実績できることであり、、、」
などという書き出しであれば、問題提起をしつつ、読者の興味を強く惹くことができます。
面白いので読み続けたいと思わせるテクニック
上の内容で読者の興味を捕まえたら、今度は読み進めてもらうように文章を進めていきます。この時にデータなどを載せたりすることも興味を引く一つの方法になります。信ぴょう性も高まるので、次の壁「信じない」という壁へリーチすることができます。
よくブログ記事では、質の高い記事を書かなければいけない、といわれます。
質の高い記事とは、「役立つ情報が多い記事」です。
ただ自分が何かを売りたいだけの想いで構成された文章だと、それは読者にとって有益ではありません。
なので、キャッチコピーを書く時にも「読者が興味を持って読み進めることで、知らなかった新しい情報を得られる」という書き方をします。
もちろん、読者が知らなかった新しい有益な情報の中には、広告や商品も含まれます。
広告は「うざいし、うざがられる」と感覚的に思っているブロガーも多いと思いますが、もっと柔軟に論理的に物事を捉える必要があります。
便秘で悩んでいる人が広告を見て、それをクリックし、実際に便秘解消のための商品を購入して便秘が改善されれば、それは当然読者にとって有益な情報です。
なんでもそうですが、物事には良い面も悪い面も必ずあります。広告収入やアフィリエイトで収入を得たいと思っているなら、当然広告の良い面、悪い面をしっかりと考えておき、本質を捉えておくべきでしょう。
信じない壁
例えば、先ほどの時給5000円の小学生の書き出しのコピーライティングなら、「他の職業の時給を調べて書く」とかですね。医者はいくら、とか、弁護士はいくら、とか。
そうやってデータや数字を書くことで、「でたらめに書いているのではないというアピール」をしつつ信ぴょう性を高めていきます。
その情報を得た読者が自分の時給を考えて、より生産性を高める方法を考えるかもしれない。そうなると、それは読者にとって有益な情報となります。
で、文章を読んで「自分のことに当てはめて考え始める」という状態に読者がなれば、それは文章に引き込まれている状態です。
こうなってしまえば、読者の「読まない・信じない」の壁を超えることができています。
行動しない壁
コピーライティングでは、何かを購入させることが目的の場合も多くあります。
その場合、「購入に踏み切ってもらう」つまり、「行動してもらう」という最後の一押しが必要になります。
上述しましたが、ベネフィットをより強調して、さらに緊急性や希少性を持たせる文言を書き、読者を誘導するテクニックが使われます。
私はこのブログを通して記事をおよそ350記事程書きました。
その中で読まない・信じない壁を壊す方法については自然に試行錯誤を重ねていますが、「何かを売る」という記事はほとんど数記事程度しか執筆経験がなく、「行動しない壁」の崩し方は実体験として語れる程の実績がありません。
今後の課題です。
もっとも重要なこと「ターゲットを極限まで絞る」
万人に向けて書かれた記事は、上述の常識的な記事に限りなく近づいていきます。誰にも刺さらない、響かない文章になってしまうことが多いです。
なので、ターゲットを絞り、その人一人に向けて「ラブレター」を書くように記事を書くと良いです。
みな、自分の悩みは自分だけのものだと勝手に思い込んでいます。でも、自分の悩みを一度ネットで検索してみて下さい。丸っ切り同じことをYahoo!知恵袋で誰かが質問していたりします。
要するに同じような環境、つまり日本に住んでいるような人が悩むことは大体似ているものです。もちろん細かいところは違いますが、大局的に見るとほぼ同じです。
なので、記事を書く場合も、身近な人に向けて書くようにしましょう。1人の人に響く文章であれば何百人、何千人にも響く文章になります。
さらに「ラブレタ―である」という意識を強く持ち、読んだ人が承認欲求を満たし、最終的に自己実現に向けた希望をしっかり持ってもらえる文章を目指しましょう。目指すべきは、読者が読み終わったら「勇気が出る」ような文章です。
承認欲求を充足させてあげて、自己実現を後押ししてあげれば、前向きに、明るくこれからの人生を進んでいこうと思えるものです。
やたらと不安を煽ってその感情を元に商品を購入させる手法もあるみたいですが、人を不快にさせて終わる文章なんてのは誰にも望まれないし、書く必要もありません。
不安を文章の途中で煽るのはOKです。なぜなら、そこで読者が持っている漠然とした問題点をしっかりと認識させてあげることで、より問題から目を反らさずに向き合うことができます。目を逸らし続けてても読者のためになりませんから。
騙して商品を購入させるようなものも言うまでもなく当然書く必要はありません。
私はそういった書き方は万が一短期的に結果が出ても、長く結果を出し続けるのは難しいと思っています。
だって、購入した後に消費者が後悔して、騙された!と思うでしょう。リピーターになりえないからです。長い目で見れば、どんどん読者や客を遠ざけていく行為に等しいです。
まとめ
コピーライティングは勉強すればほぼ無限にテクニックが出てくると思います。でも、惑わされないで下さい。本質は「人間心理の理解」にあります。
あなたが大好きな人に自分の心の想いを伝えたい、そう思って一生懸命書いたラブレターは、きっとテクニックなど 一切使わなくても、人の心を動かす最強のコピーライティングになります。
勘違いしてはいけないことは、商品を買わせるためのコピーライティングは、売りつけるのではなく、欲しくなるように書かれたものです。
押し付けるのではなく、引き込む文章です。
押し付ける文章はただ嫌われ、うっとしいだけです。
人は商品が欲しいから買うのではありません。商品を買った後に、自分がそれを使って心地よくなった感情をイメージ出来たら欲しくなります。
商品の細かい説明はそこそこに、購入後のイメージを強烈に伝える必要があるということです。
重要なことで、私が勉強した限り最も本質的であると思うことは、文章だって「人との関わりと同じ」ということです。文章の向こうには必ずそれを読む人がいるのですから。
コピーライティングを上達させるためには、人と沢山話し、様々な状況にいる人の心をできるだけ推し量れる人間になることです。
共感力を高め、人を、あるいは自分を深く洞察し、どういったときにどういう風に、何をきっかけに自分の心がどのように動いたのか、それを観察し続けることで、人に響く文章が書けるようになります。
コピーライティングは感性的なところが多分にあり、それを構成していくところにすごく芸術的なものを感じます。
そして、そんなところが非常に面白いと思っています。
ブログ運営のためにSEOのための書き方を練習してきた私からすると、芸術的な文章というのはブログで書いてもアクセスが集まらないので意味ないな、と思っていました。
でも、コピーライティングを知ってから、やり方次第では全くSEOなんて考慮しなくても収益に結びつけられるし、読者を惹きつけることができます。冒頭でも書きましたが、実際私のブログの収益も倍以上に大きく伸びました。
まるで新しく大きな道が開けたような気がしています。やっと、次のステージに行けそうです。
もし良ければみなさんも参考にして頂ければ幸いです。