”家庭持ち、子供がいて共働きしていない理学療法士”の生活は具体的にどんな感じ?

理学療法士,共働き


「理学療法士を目指しているのですが、将来、共働きでないと生活はキツイですか?」という質問がyahoo!知恵袋で散見されます。

うちの妻は専業主婦で、子供が二人います。自身の経験を元に、共働きしていない実際の家庭持ち療法士の生活はどんな感じか具体的にお伝えしようと思います。

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この前、「普通の理学療法士がブログを1年続けたらどう生活が変化するか?」という記事を書いたところ、今までのどの記事よりも多くコメントを頂きました。

それだけ理学療法士でブログをやってみようと考えている方が多いのだろうということと、やはり理学療法士としての生活に危機感を感じている方が多いのだろうなと思いました。

 

我が家は、私の理学療法士としての収入のみで家族四人、現在まで結婚生活を6年送ってきました。

 

「理学療法士は共働きでないとやってけない!」という話を良く聞きますが、実際うちの家庭は私しか働いていませんが、何とか生きていけてます。(笑)

 

ここでの「やってけない!」というのは極論ですが、現実的に厳しいことは間違いありません。

どのくらい厳しいのか?以下にお伝えしていきます。

うちの家族構成と家庭状況

家族四人で、妻は結婚と共に職場を退職(一般企業の事務)し、そこから私の”一馬力”で頑張っています。

 

元々、妻は寿退社(ことぶきたいしゃ)に憧れていると付き合っている当時から言っていました。(笑)

私としてはできる限り何でも要望に応えてあげたかったので、結婚すると同時にすぐに退職することが決まりました。

 

現在3歳と1歳の子供がいます。昨年上の子は私立幼稚園に入園しました。

 

自宅を2年前に購入し、月8万円程度の支払いで35年ローンを組んでいます。

 

自宅を購入する前は、ボロい狭いハイツに家賃6万5千円で住んでいましたが、3人でギュウギュウの状態だったので、2人目の子供が生まれるタイミングで自宅を購入しました。

車は軽自動車を所有、結婚当時に高齢で乗れなくなった祖父から貰ったものです。

 

私の家族は皆質素で、私を含め、結婚前からブランド品には皆興味がありません。妻も私も日本のごく平均的家庭の出身です。

共働きで夫が理学療法士、妻が看護師の同僚の話を聞くと、正直、「私達の生活と比べると楽なんだろうなー」と考えられずにはおれません。

とっても大切な「保育園へ子供を預けるのか?」という問題

最近ニュースでも話題に取り上げることが多い保育園の待機児童の問題。

療法士にとって、「子供を保育所に預けるかどうか?」は大変大きな人生の分岐点です。

 

共働きできるのかどうかがそれによって決まるからです。

 

以前住んでいた大阪の某所では、待機児童が溢れ、1人目の子供が生まれたと同時に申し込みをしておいても、入れてもらえるかどうか、という状況でした。

(地方では待機児童って何?という状態らしいですね・・。最近知りました。)

 

もちろん私達も夫婦会議でどうするか相談しました。

結果、私達夫婦は生まれたときから質素な生活が身に付いている(笑)ので、”特別贅沢をしなければやっていけるだろう”という事になって、保育所に子供を預けないことに決まりました。

 

私としても当時は、できるだけ子供が小さい間は妻と一緒にいて欲しいという想いがありましたし、子どもをうちの経済的な事情で妻から離して保育所に入れるのはかわいそう・・とも正直思っていました。

 

今振り返ると、実際には全然そんなことなかったですね。

 

なぜなら、子供達は親が思っているよりもずっとたくましく、保育所に入れられたら入れられたで、すぐに環境に順応していくと思います。

現在までの子供達の成長を見ていると、それは間違いありません。

 

また、親の経済的事情で保育所に預けるにしても、頭がスポンジのように柔軟で、恐ろしい程の吸収力を持つ子供達にとって、親から離れ、保育所で同年代の子達の社会に入ることは立派な”勉強”です。

 

また親がその間に共働きでしっかりと収入を蓄えておけば、子供の教育費に還元することができるので、一石二鳥だと今になっては思います。

 

当時、”子育て初心者マーク”の私達はそういう風に考えることができませんでした。

 

「親は子供に育てて貰っている」と良く言いますが、これは本当です。

私達は子ども達から本当に色んなことを毎日教えて貰っています。

 

楽しいとは、幸せとは、嬉しいとはどういうことか、子ども達は全身で精一杯表現し、私達が生活に疲れて失ってしまったものを再び思い出させてくれます。

 

子供達が私達の人生に輝きを取り戻してくれている、と心から思います。ありふれた言葉かもしれませんが。

私からしたら子供達は”ヒーロー”ですよ。笑

一緒に新しいおもちゃを買って始めて遊ぶときなんか、「パパがまずやる!」とか言って子供と同じように目を輝かせて遊んでしまいます。子供が生まれる前はそんなおもちゃなんか見向きもしなかったのですが。

 

 

大人になると、嫌なこともやらなければならないし、色々”グレーなこと”もしなければならないこともありますよね。

別に法的にグレーという訳ではなく、”誠実さに欠ける行為”という意味でグレーです。

”私は天地天命に誓って真っ直ぐ誠実に生きている”なんて言える人は、よほど自分で嘘を付いていることに気付いていない無神経・無頓着な人だと個人的には思います。かなり危険です。

 

ほおっておくとすぐにねじ曲がってしまう心と生活を、それでも何とか真っ直ぐに、真っ直ぐに、と祈るようにこねくりまわしているのがまっとうな社会生活を送るヒトであり、その葛藤こそが人生そのものではないかと思います。

 

少し余談になってしまいました。

 

 

子供を保育所に預けられる環境にある方は、上述の理由から子供を保育所に預けると、

  • 子供の社会的勉強になる
  • 親が教育費を蓄え、子供に還元できる

というメリットがあるので、子どもにとっても親にとってもWIN-WINです。

 

是非そうして下さい。

もちろん各々の家庭の事情がありますので、私は自身の経験からそれをお勧めします、という事だけお伝えしておこうと思います。

家庭持ち、共働きでない療法士は具体的にどんな生活を送っているか?

理学療法士の平均年収は390万円。(私の所得もだいたいそんなもんです。)

これは総支給額です。ここから月5万円程度、無慈悲にも税金や保険料で天引きされるので、実際に生活に使える金額は-60万円して、330万円程度です。

月に換算すると、27.5万円だとします。(病院勤務時代はそんなになかったです・・。)

私は役職も何もありません、一般企業で言うところの平社員です。

 

あとは、児童手当が子供一人当たり1万5千円もらえます。

子供2人の家庭の場合は、合計30.5万円が平均的療法士の月収だとします。

 

夫のお小遣いの平均は、ネットで調べると、月収のおおよそ1割が多いそうなので、3万円です。

 

実際に児童手当がもらえる児童手当の対象者は児童手当の対象となるのは、日本国内に住む0歳以上から中学卒業まで(15歳に到達してから最初の年度末(3月31日)まで)となります。

引用)http://jidouteate.com/sinjidouteate1/kingaku.html

 

「生活がやっていけない!」というのはどういう状態か考えてみると、

  • 家賃・光熱費・携帯代が払えない(滞る)
  • 子供がいつもお腹を空かせている
  • 散髪・歯医者や医者に行けない
  • 子供に普通の教育環境を施してあげることができない

という状態になると、「かなりヤバい、生活ができない!」と言えるのではないのかと個人的には思います。

 

結論から言うと、私の家庭で一度もそのようなことになってしまったことはありません。

よって、理学療法士の平均年収があれば、「共働きでなくても都市部で普通に生活はできる」ということです。

 

ただし、贅沢はほとんどできません

 

週一回でも外食に行くとか、旅行に行くとか、服を独身時代のように買うとかはできません。

よって、「独身時代の生活水準を保つことができるのか?」という問いに対しては完全にNOだと思います。

できないことはなに?

家庭持ち、共働きでない”一馬力”療法士が生活でできないことをまとめてみると、

  • 高額の勉強会に参加すること
  • 医療書を買うこと(メインはネットと口コミでの情報収集となります。勤務先の書籍もフル活用。)
  • へそくり(笑)
  • 衝動買い
  • ブランドものを買う(服はユニクロかGUがメインになります。)
  • 焼肉を食べる
  • 飲み会に頻繁に参加する(付き合いもあるので、月一度が限度)
  • 子供に高価なおもちゃを買い与える
  • 貯金

私が思い付くのはこのくらいです。

まあ、感覚としては3000円以上のものを買うのは結構覚悟がいる感じですかね。笑

 

私の家は誰も飲酒しないので、それも家計に大きく貢献していると思います。

 

以前の病院勤務時代は、定期的に開かれる”飲み会代”が大変でした・・。

私はお酒はほとんど飲めないのですが、半強制なところがあったので、自身の小遣いを削って泣く泣く参加していました。その月は本当に惨めでしたね。

 

コンビニなんか入れませんでした。

「定価で商品を買うなんて、どうかしてるぜ!!」って状態でした。

飲み物は常にマイボトル持参です。

「自動販売機なんて、富裕層が使うもんだぜ!!」って思い込むようにしていました。

 

お小遣いの内、ひと月で最も高額な買い物は、「バイクのガソリン代900円」というのが結構定番でした。

それでも全然楽しい!

ここまで読み進めてきた独身の方は、

「地獄じゃねぇか・・・」

って思うと思います。

私も独身時代に既婚者のこんな生活の話を聞いたらそう思うと思います。

結婚辞めとこう、って思うかもしれないです。

 

でも実際はそこまで惨めな気持ちになりませんでした。

これは本当です。

 

  • 信じられない
  • やせ我慢してるんだろ?
  • 自分に言い聞かせてるんだろ?
  • バカなの?

などという声が聞こえてきそうなので、その理由を以下に挙げます。

贅沢のない暮らしでも楽しい理由

少し昔の貧乏と、今の貧乏とは少し質が違います。

今の時代は、ネットや百円均一の登場で、それほどお金を掛けなくでも工夫次第で結構生活を楽しむことができます。

昔と比べて必要な生活コストが下がっているのではないでしょうか。

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生活コストの低下

例えば、私は家でスマホでYOU TUBEを見て、音楽を流して子供と踊ったりして遊んでいましたし、高額なおもちゃを買ってあげられないけど、ダンボールで子供と一緒におもちゃを作って楽しんでました。(作ってもすぐに破壊されましたが・・。)

 

勉強会も、病院で開催されているものにできるだけ参加し、周りの人が勉強会に行ったと聞くとすぐにそれとなーく内容を細かく聞いて資料を貰ったりしていました。今はネットでもある程度の勉強はできますしね。

 

勤務する病院に置いてある書籍は一通り休み時間とかに読みました。

 

休日は近所の公園とかで百円均一で買ってきたおもちゃで遊んだり、数百円で入れるプールなどに行って楽しんでいました。

 

散髪は私は嫁にしてもらうのでタダ。もちろん嫁は美容室に行っています。

衝動買いは無くなる方が喜ばしいことだと思いますし、服にお金を掛けるのもあまり良いお金の使い方ではないと個人的には思います。

靴とかも今はguで1000円位で買えますし。

 

よって、その当時だけ考えれば、それほど惨めな気持ちにならなかったです。

 

ただ、歯医者だけはキツかったです。

何回も行かないといけないし、意外と高いんです。

 

皆さんも歯医者さんはよく選んで下さいね。

何回も通わず治せるか初めに聞いて、

「できるだけ早く治して下さい!前通っていた歯医者は何十回も通って途中で嫌になって行かなくなりました!」

とことあるごとに連呼して下さい。

私の場合、そうすると早く終わる場合が多かったです。笑

家族の仲が良い

実際、家族仲が良いと、一緒にいるだけで楽しいので、独身時代に感じていた、「お金を使った遊びが楽しい」という感覚は徐々に無くなってきます。

公園で家で自炊したおにぎりを食べながら、子供が遊んでいるのを見ているだけで普通に幸せですし、楽しい遊びになります。

子供ができたことによる価値観の変化

私は独身時代、自分に子供ができるなんて考えたことも無かったですが、いざ子供ができてみると、自身の価値観が一変したことに自分でも驚きます。

 

最近、ブログである程度収益が出るようになってきましたが、ほぼすべて子供と嫁、家族のために使っています。

 

「何なの?好感度上げたいの?

 

って思われるかもしれませんが、実際子供が生まれると、自分よりも子供にお金使う方が楽しいですよ。

 

自分のものを買うのは本当にもったいなく感じます。

服買うのも「安いのでええわ。もったいないし。」ってなります。

 

 

先ほども書きましたが、子どもに投資すると、子供が喜ぶ姿を通して「人生の喜び」を教えてもらえるので、下手に自分の物を買うより「生きたお金の使い方」だと思わずにはいられないです。

 

だいたい、30歳過ぎてスノボに友達と行ったりして、なんだかんだで遊んでも、感動とか学びとか色々もう大体「想定の範囲内」じゃないですか。

新鮮!っていう感覚があまりないですよ、私は。

 

ところが、子供を持つと言う経験は今までしたことがないので、やっぱり新鮮なんですね。学びと感動に溢れていますよ。

 

子供を通して自身の人生を生き直している感じです。

親の援助があった

情けない話ですが、子供の三輪車とか高額なおもちゃは私か妻の両親が買ってくれていました。

こちらから「買って!」と言ったわけじゃないのですが、月一、二回くらいは実家に帰って孫の顔を見せていたので、その時に子供に「誕生日何が欲しい?」、「クリスマス何が欲しい?」と聞いていたみたいです。

 

また、両親はうちの家族を海外旅行にも連れて行ってくれました。

もちろん私は自分でお金を出すと言っていたのですが、「無理やり付いてきて貰うのだから・・」と言って8割くらい出してくれました。

本当に申し訳なく思っていますが、自分も子供に対してはお金をいくら注いでも惜しくないという気持ちがあるので、両親もそういった気持ちがあるのかな?と思い甘えさせて貰いました。

 

 その他には、嫁の祖母からお年玉をもらったこともあります。

子供ではなく私がですよ笑。

 

我が家は毎年嫁の祖母の家に正月に泊まりに行くのが恒例です。

おばあちゃんのうちってなんであんなにホッコリするんでしょうね?毎年楽しみにしていました。

ある時、祖母は私に「あんたとこ、こんなんいらんやろうけど、お金はいくらあっても邪魔にはならんやろ?笑」って笑いながらお年玉を渡してくれました。

 

たぶん、安い給料で自分なりに一生懸命働く私に恥をかかせないようにそう言って、そっとお年玉を渡してくれたのだと思います。

あの年代の方たちはそういった配慮が本当に上手です。人生経験が桁違いに違います。

 

本当にありがたいことで、これからまだまだ恩を返していかなければと強く思っていますし、いくら感謝してもしたりません。

それでも、このままだとダメだと思い転職+ブログを開始する

上述の様に、一馬力の平社員理学療法士は、周りの人に支えても貰いながらでも衣食住に困ることはまずありません。

ただ贅沢ができないというだけです。

 

しかし、私は結局転職して、ブログを開始して、現在では上述の時期から比べて年収がかなり上がっています。(1.5倍くらいです。)

 

「なぜ、貧乏を楽しんでいたクセに違う道を選んだの?」

と思われるかもしれません。

 

結局、貯金ができないからです。

時代錯誤の生粋の江戸っ子のように宵越しのお金は持たない、その日ぐらしの生活が嫌になったからです。

 

子供たちも成長していくにしたがって、初めはせいぜいおむつ代程度だったのが、幼稚園代が掛かるようになります。

また、これからの時代、自分の頭で考えられない人間は本当にまずいと思うので、教育は本当に大事だと思います。

 

教育環境を整えるにはやはり、お金が必要です。

金銭的に子供が望む教育を受けさせてあげられない未来が来るかも・・と思うと、このままではだめだ!と私は強く思いました。

 

で、もし、子どもが医者になりたいと言った場合、どれくらいいるんだろう・・ということをネットで調べたり、逆算して考えていくと、このままではとてもキツイということが分かり、もういても経ってもいられなくなりました。

 

そこで、無理を言って病院を退職し、現在の訪問リハビリで勤務するようになりました。

充分な貯金をしようと思うと、それだけでは足りないのは明白でしたので、ブログで最低自分のお小遣いくらいは稼ごう、と思いブログを始めました。

 

現在はようやく少し貯金ができ始めるようになってきました。

まとめ

正直、療法士一人だけの稼ぎで家族四人くらいであれば全然生活はできます。

 

しかし、将来のことを考えると不安で仕方ない時が来ると思います。

 

年金も将来は減っているだろうし、家のローンの支払いもあるし、家も痛んでくるだろうし、子供に良い教育を受けさせたいし・・・。

 

聡明な方は初めからそれらを見越して共働きをしていると思いますが、私は自身の”貧乏耐久力”を過信して、そこまで考えずにやってきてしまったところがあります。

 

なので、共働きをせずに家庭と子供を持つことはオススメはしません。

しかし、絶対にダメかというとそんなことはなく、充分楽しめますよ!と言いたいです。

 

将来のことは誰にも分かりません。今の様に生活コストがどんどん下がっていけば、それほど将来的にお金が要らない世の中になる可能性もあります。

教育分野もネットで大学とか将来ありえそうですし。

 

ただ、そんな運に身を任せるようなやりくりで家庭を持つと家族がかわいそうなので、私のように途中で舵取りをすることは必要であるように思います。

 

結論として、療法士は共働きでなくても贅沢をしなければ普通に生活できます。

しかし、それはあくまで短期に抑えて、途中で何らかの収入アップの方法を模索し、努力する必要があると思います。

 

自身の将来に悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。

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2件のコメント

  • やす

    子供を持つと価値観が変わる。私も同感です。子供の成長とともに自分も成長させてもらっているなと実感します。

    1つ質問ですが、それまでの病院に勤務しながらブログを始めるという選択をしなかったのはなぜですか?
    また訪問リハを選んだ理由などもよろしければ教えていただきたいです。

    • hideyuki

      ご質問ありがとうございます。病院勤務時代にも無料ブログをずっとやっていました。しかし
      なかなかアクセスが集まりませんでした。有料ブログに移行した時期が偶然その病院を辞める時と被ったような感じです。訪問リハに移ったのは単純に給料が良かったことが1番の理由です。ギリギリの貯金ができない生活がすごく不安で、いてもたっても居られなくなったからです。
      訪問リハでは空き時間があったりするのでブログも捗ります。病院勤務ではとてもそんなことできませんが笑。

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