リハ職が職場に違和感を”必ず”感じる理由「辞めたくなるのは当たり前」

リハ職 職場


就職した後、明らかに自分に合っていないと思っていても、最低3年は働いてみないと分からない、という話を聞いたことがあります。これって本当なのでしょうか?

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初めて就職したところはいずれ合わなくなる

私が以前働いていた、理学療法士として初めて働いた職場は、それはそれは過酷な労働環境でした。

回復期の病院で、新人がすごく多く、何十人単位で毎年入職してきます。

規律を重んじた統制がとられており、経験年数を積めば積むほど、後輩の教育、勉強会の企画など色んな仕事が増えていきます。

それでも給料はほとんど増えません。

 

組織として規律を重んじるためには、ルールを作り、それを徹底して守らせることが新人教育の一つとして必須になること当然です。

それは別に悪いことだと思いませんし、そうする他ないのではないかと思います。

 

私は、初めて理学療法士として就職する職場には、今思うと「この業界のルールを教えてほしい」と何となく思っていたのかなと思っています。

 

ルールつまり常識ですね。「リハビリ業界の」常識です。

 

私たちの業界が、独特の世界観を持つ業種だといういうことは何となく想像できていたのですが、当時は具体的によく理解できていませんでした。

まぁ、実際に働いたことがないので当たり前っちゃ当たり前ですね。

 

「常識なんていらない!」と言えるのは、常識を知っているからこそ、だと思うのです。常識を知っていることがまず先決です。そこから色々考え始めることができます。

私はそうやって職場を選びましたが、調子に乗っていたら、さんざんいじめられました笑。

非常識な奴!ということだったんだと思います笑。

参考) 職場でいじめられていた、極貧で無能な理学療法士の話

 

その代わり、常識をきっちりと叩き込んでくれました。学ぶことはすごく多かったです。今では感謝しているくらいです。

 

私が初めての職場に就職し、リハビリよりも何よりも、先に勉強したいと思ったのは「ルールを知ること」でした。

で、知ったらそこの職場にいる意味があまりないと感じました。

仕事も増えていきますし、それが自分がしたいことなら良いのですが、そうでもないことばっかりでした。

 

人が成長するにしたがって、求めるものも変わってきます。ずっとその職場にいることが成長を鈍らせることもあると思います。

 

成長は変化です。停滞している環境では成長しにくいのは自明です。

環境も自分も積極的に変えていかなければなりません。

健全な危機感を持つ

リハ職 職場

そもそもですが、一つの組織にしがみつく、という選択肢は、今時取らないほうが賢明です。

これは何も目新しい主張ではありませんが、組織が潰れるリスクがあるからとかいう話ではなく、自分が成長しにくいからです。理由はこれに尽きます。

 

時代の変化がどんどん早くなっていく世の中で、一つの場所に留まり続けるというのは、経済的にも、自分の将来的にもリスクが高いことだと思います。

どんどん走りながら色んな景色を見て、自分で考えて自分の走る方向を決めていかなければならないと思います。

一つの職場で、その都度出てくる自分の成長のための材料を全て満たすことはできません。

自分の成長、つまり自分の変化に合わせて職場を変えていくという視点も今後は必要です。

健全な危機感を持ちましょう。

 

そこらのかじ取りを組織に任せてしまうと、自分以外の誰かに自分の人生の主導権を握られているのと同じことになってしまいます。

「今度からこんなことを組織でやります!」と言わて、「なんでそんなことやらないといけないんだ!」と思うことありますよね。

これは当たり前に起きることです。かじ取りを組織に任せてしまっていることに起因します。責任がない代わりに義務が発生しているのです。

 

組織のために後輩指導が必要だ!と思って私も熱心に取り組んでいた時期がありましたが、ちゃんと考えると、これは私がすることではなく、組織の存続のために組織がちゃんと対策を打っておくべきことです。

 

それを代わりに従業員にやらせるのなら、それなりの報酬を支払ってもおかしくないはずです。だって、今後の組織の存続に関わる非常に重要なことですから。特に私たちのような職種はサービスの質に関わることは最重要課題です。

 

そこを上手く、従業員を使って無償でさせようという魂胆が見え隠れします。

よく言われますが、「勉強はアウトプットが大切だ」とかですね。そういった言葉を乱用して「自分の勉強になるからやりなさい」という訳です。

 

はっきりいって、たとえ勉強になっても一円にもならずに私の家族が苦しむだけです。自分ひとり身だったら滅私奉公のつもりでやっても良いですが、家庭持ちとしては自分の道楽で残業して家族に迷惑を掛ける訳にいきません。

 

こういったことを述べると、お前は与えられている環境に感謝しないのか?という意見を持つ方もいると思いますが、もちろん感謝はしています。

 

患者さんを集めてきて、運営・経営するのは組織がしていることで、有難いことだと思いますし、それがあるから私は理学療法士として給料を貰って生活できているのです。

 

でも、それとこれは別の話です。

 

給料を払っているから何でもしろ、という組織にどこまでも付き合っていると、どんどん自分の人生の主導権を組織に奪われていきます。自分の時間が食いつぶされていきます。

 

自分の人生を守るために、そこはしっかりと線引きしておかなければならないのです。これは何も悪いことではなく、「生きるために食べる」というくらいのレベルで当たり前のことです。

 

最近はタイムマネジメントとか言われていますが、まずはここをしっかりと抑えておかないと、絶対に効果的に時間を生み出すことなんてできません。

皆さん薄々お気づきのように、業務改善のための小手先のテクニックばかりを本で読んでも大した効果なんてないです。

従業員が組織に依存しているように、組織も従業員に依存しています。

いくら有能で万能なリーダー(そんな人いないと思いますが)がいたって、手足となって働く人間がいなければ組織を継続させることはできません。そして、継続させなければ収益を上げることなんてできません。

 

共依存の関係性こそが、社会で働く、ということだと思います。

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自分の武器を見極める

これは家庭レベルで考えてみるとすごく分かりやすいかもしれません。

 

妻と夫。

これは間違いなくお互いに依存し合っています。結婚するってそういう意味合いもありますから。夫は外で働き、お金を得て、主婦は家事をして家のことをします。(別に役割が反対でも、共同でやっていてももちろん構いません。)

 

お互い協力し合っているからこそ、やっと一個の家庭が成り立っているわけです。

なのに、「あんたの稼ぎが悪い!」などと夫に罵る主婦がいたとしたら、もう家庭は成り立たなくなります。

 

それならそれで、妻も働く、副業するでもなんでも良いですが、建設的に動いていかなければ埒があきません。

ただ文句を言っているだけでは、夫もやる気を無くして、もっと稼げないようになるかも知れません。それならまだ「ありがとう」と夫に伝えたほうが、よっぽど夫もやる気が出て収入が増える可能性がありますよね。

つまりは、お互いが強い依存関係にある場合は特に、何か問題があるなら、それはお互いが努力して解決していかなければならないのです。

 

これは会社や組織でも同じで、一方的に社員が悪い!経営者が悪い!という話は、夫の稼ぎが悪いと言っている主婦と変わりがないのです。意味がないどころか、逆効果です。

 

強く依存している関係性においては、特にお互いの武器を見極め、役割分担をして、武器を効果的に利用することが重要です。

 

家庭において、男性の方がまだ平均収入が高い世の中では、男性が外に出て家にお金を入れたほうが効率的かもしれませんし、細かいところによく気が付く女性が家事をした方が向いているかもしれません。もちろん人によるので一概には言えませんが。

 

組織と従業員の共依存関係の場合、従業員の最大の武器は「辞められる」ことです。社長は組織を「辞める」ことは簡単にはできません。

あなたは何のために働いているのか?

人は何のために働くのでしょうか?

 

「私はお金のためにやっているのではない。患者さんのために働いている!」と本気で思っているセラピストは、給料を貰うべきではありません。全額返上しましょう。

無給でリハビリをやっているならその主張は正しいですが、そうでないならそれは正しくないはずです。

お金を得るために働くとよく言いますが、そんな短絡的なものではなく、その先にはみんな自己実現や幸せを求めているはずです。お金という道具を使って自分の幸せを追求したいはずです。

従業員は自分の人生を幸せにするために働いているのですから、それと組織があまりにも違った方向に動いているなら、最大の武器である「辞める」という権利を行使すればよいと思うのです。

 

何も悪いことではありません。

組織としても嫌々働いている人を雇い続けるよりも、活き活きと働く意欲的な人を雇った方が長い眼で見たら利益になります。お互いの利益のためです。

まず自分の労働の価値を正確に把握しよう

理学療法士は普通、年間1000万円以上稼いで組織に入れています。(クリニックだとかはよくわかりませんが、回復期の病院や訪問リハでは間違いないです。)

私は療法士として働き、年間1400万円以上は所属する組織に入れています。

 

一度自身の労働の価値を正しく認識するために、自分がやっている仕事の報酬と単位数を把握して計算してみると良いと思います。

 

でも、自分のもとに却ってくるのは、その組織の経営状態によりますが、大体4割程度です。残りの6割は組織が取っています。

私はこれで充分「働かせてもらっている」という感謝の意や対価は支払っていると思っています。

年収の半分以上を献上しているのですから。

 

ここらを知らないと「お前は働かせてもらっておいて感謝もしないのか」と言ってしまう人になってしまうかも知れませんし、その言葉を人から言われて鵜呑みにしてしまうかもしれません。

 

そもそも、従業員の感謝なんて本当に組織が求めているでしょうか?

もちろんないよりあったほうが良いですが、もっと強烈に求めているのは、おそらく収益でしょう。

私は、いえ、私たちは、自分の取り分から半分は所属する組織にお渡しています。これでも感謝をしていない、という話ならそれは見当違いだと思わずにはおれません。

まとめ

自分が主体的に生き、働くということは、組織に属さず、一国一城の主として独立・起業することだけではありません。それは昔の、それしかできなかった時代の話です。

 

職場を選択する=転職するというのも主体的に生きるための方法の一つだと思うのです。特に私たちのような専門職はそれがしやすい環境にあります。他の職業よりも転職しやすいです。

 

その組織にいることで自分の幸せから遠ざかるのなら、きっぱりと転職するという対処を取れば良いのです。職場をちゃんと選びましょう。

 

もちろん、それなりの苦労は伴いますが、それは必要な苦労であって、その組織で見返りのない苦労を他人のために延々と続けるよりはましですし、全然楽です。

 

弱者には武器がないと思いますか?そんなことはありません。

 

どんな生物にも爪や牙があったり、素早い逃げ足をもっていたりしますよね。必ずどんな人にも武器があります。

まずはそれを認識して、効果的に使う方法を知ることが大切だと思います。もちろん、人を傷つけるためではなく、自分と自分の大切な人を守るために」です。

 

転職を検討している人は、以下の転職サイトを是非活用してください。私もフル活用して、良い職場に巡り合うことができました。今はすごく幸せに働いています。

もちろん、今でも常に求人をチェックしていて、良い職場が見つかったら自分の成長に合わせて職場を変えていくつもりです。

過去には昇給がちゃんとあったので、転職をすると生涯所得では損をすることの方が多かったですが、昇給も大してない現在、一つの職場に留まり続けるメリットは私はあまりないと判断しています。

それくらいの気持ちで働くほうが、変にビクビクして組織に良いように使われないので、かえって上司との仲も上手く行っています。笑

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